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やっぱり特別な体験

10日くらい前からお休み期間の私だが、おかげで少し心に余裕ができているのでのんびり観劇に行ってきた。

のんびりといっても、昼間は親友と出かけていたので、その後のんびり20時の開演に合わせて向かう。

観に行ったのは「梅見月のアンダンテ」という即興芝居の公演で
国立五天という元々マンションのお部屋がコミュニティスペースになっている?ところ(ほんのり調べた)
非劇場空間ってそれだけで興味をそそられるものである

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お休み期間中はほぼお仕事のTwitterは覗かないようにしているのだが、行く公演の雰囲気くらいは知っておきたいと思って検索する
すると差し入れが食べ物含めOKで、しかもそれが舞台上に乗るし時には使われるということを知れたので
じゃあ私もなにか持って行こう(そして使われたらラッキー)となる。

都内の舞台はほぼ23区のほうで行われることが多いなか、せっかくこちらの方(※近所ではないけど筆者は多摩地区在住)で行なわれるので
ならばこれだと思って持っていったのが
青木屋というお菓子屋さんの武蔵野日誌でした。

紙袋の柄もかわいくて好き

劇中で久しぶりに再会した男の子が東京から持ってきてくれたおみやげとして使われました。後にこの男の子が最低野郎だったことが判明して「(おぎゃーー)(なんかすまん)」となりました

こういう関わり方が客席からできるのが、とりわけ即興は本当に面白い。
物語にダイレクトに影響を与えられるの、麻薬みあるなあと出会ったときから思ってる 

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お芝居の内容は
15年来の付き合いになる女性二人の会話を即興で60分紡ぎ続ける、というもので
好き嫌いが分かれるだろうとおっしゃられていたのだが
私はこのただただ「キャラクターがその場にい続けてその場で生きる」(その間大きな展開がなくてもOK)即興芝居はとても好みなので大満足

台本芝居のテンポのよいセリフまわしも気持ちがいいものだが、即興で紡がれるリアルな日常会話が好きなのである

あと間があるたびにやってくる「次どういうリアクションがあるかな」と独特のソワソワ間がよい

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チケットの裏面。ここもかわいい。

一見、ただの日常会話を見せられただけ?と思われるかもしれないが
観客がいてその人たちが楽しんだらもうそれは舞台なんじゃないかなと今日は思うなど

客席と舞台のあいだには透明な壁があったような気がするし、私の斜め後ろに照明さんがおったけど、もしかすると壁はなかったような気もする
同じ空間にいて、同じ空気を吸っていたから
客席にまでキャラメルコーヒーのにおいがやってきていたから

そんな、特別な体験をした
ある休日のこと

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というわけで、お休み期間中だけど、いやお休み期間中だからこそじっくり味わえた観劇体験の話でした。
この回しか行けなかったけども照明が映えたからこれが夜回でよかったー。

これ書きながら、昼間に会ってた親友さんともこの春で丸16年の付き合いということに気が付きました。
なんか運命。

みなさんお疲れ様でした。