江戸のメイルマガジン、第150号 2019年11月8日、お届けします

江戸のメイルマガジン 150号 2019.11.8発行

早いもので、この江戸のメイルマガジンを始めて、5年余り、今回、150号をお届けします。隔週のメイルマガジンですが、ご紹介したいことは、毎回あって、どれを載せるか、迷います。これからも末長くおつきあいいただければ幸いです。


■目次
1. 根津美術館 江戸の茶の湯 川上不白 生誕三百年
2. 国文学研究資料館 企画展示「本のかたち 本のこころ」
3. 東京都水道歴史館 江戸上水基礎講座、『上水記』再読
4. 東京国立博物館 特別展「大浮世絵展―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演」
5. 京都国立博物館 特別展 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美
6. 八木書店 古書部3階 【展示会】奈良絵本を見る! 第2回
7. 江戸のくずし字講座のご案内 冬期講座のご案内
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1. 根津美術館 江戸の茶の湯 川上不白 生誕三百年
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/next.html

2019年11月16日(土)- 12月23日(月)
午前10時-午後5時(入館は午後4時30分まで)
月曜日休館、12月23日(月)は開館

享保18年(1733)、紀州藩の江戸詰家老・水野家の家臣の次男で、
16歳の少年が京に上り、紀州徳川家の茶道師範の表千家七代如心斎(じょしんさい)天然宗左(てんねんそうさ)(1705-51)に入門します。
彼が、後に千家流の茶を江戸に広めて不白流の茶家の祖となる川上不白(1719-1807)です。
本展覧会は、不白生誕三百年を記念して開催するものです。如心斎との
師弟関係や、不白好みの道具はもとより、大名をはじめとする門人や周辺の職人たちとの関わり、その人柄を反映したような魅力的な書画、そして当館のコレクションの礎を築いた根津青山(初代嘉一郎、1860-1940)を含む近代数寄者への影響まで多角的に展観し、江戸後期から近代にかけて大きな支持を得た不白の茶の湯の魅力を探ります。

関連イベントも多数あります。
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/event/index.html#tab01_anc337
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2. 国文学研究資料館 企画展示「本のかたち 本のこころ」
https://www.nijl.ac.jp/event/exhibition/2019/10/2019-kikakutenji.html

世界にも稀な伝存量と種類の多様さを誇る日本の古典籍――その豊かな広がりを原本の展示によって紹介します。
表記、レイアウト、挿絵などさまざまな面に光を当てながら特色を紹介するとともに、伝本の稀少な古典籍、教科書に載っている有名な古典籍についても展示します。

展示名:企画展示「本のかたち 本のこころ」
会期:令和元年10月15日(火)- 12月14日(土)
休室日:日曜日・祝日・展示室整備日(11月13日)
開室時間:午前10時-午後4時30分 ※入場は午後4時まで
場所:国文学研究資料館1階 展示室
主催:国文学研究資料館  入場無料

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3. 東京都水道歴史館 江戸上水基礎講座、『上水記』再読
https://bit.ly/33phXgW

東京都水道歴史館の所蔵する江戸上水の記録『上水記』 を読みます。
古文書(古記録) に親しむという視点から、活字化されたものではなく、
影印(筆書き) をテキストとして読み進めます。 独特のくずし字、
用語、 言い回しなどもありますが、 これに慣れながら、初心者の方も
一緒に読んでみていただければと思います。
今年度は『上水記』 の前半部分を読んで行きます。
事前申し込み不要/参加費 無料
午後2時-3時(開場:午後1時・60分間)、3階レクチャーホール
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4. 東京国立博物館 特別展「大浮世絵展―歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演」
  https://bit.ly/330b7OZ

本展では、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳という五人の人気浮世絵師に注目します。
国内のほか、欧米の美術館、博物館、個人コレクションなどから、彼らの錦絵の代表作を集め展示いたします。
本展では、歌麿の美人画、写楽の役者絵、北斎・広重の風景画、国芳の勇壮な武者絵と機知に富んだ戯画、と5人の絵師の得意ジャンルに絞り、「誰もが知っており、そして誰もが見たい」浮世絵展となっています。
5人の絵師を紹介する各章が単独の展覧会としても十分見応えがあり、まさに各絵師の展覧会5つが一堂に会したような、豪華な内容となっています。

会期 2019年11月19日(火)- 2020年1月19日(日)
開館時間 午前9時30分 - 午後5時30分(土曜日は午後7時30分まで)

※入館は閉館の30分前まで
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5. 京都国立博物館 特別展 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美
https://kasen2019.jp/

《佐竹本三十六歌仙絵》過去最大31件集結!(2019年7月現在)

三十六人の優れた和歌の詠み人「歌仙」を描く、鎌倉時代の名品《佐竹本三十六歌仙絵》。かつて二巻の絵巻物だった
この作品は、大正8年(1919)に一歌仙ずつに分割され、別々の所有者のもとに秘蔵されました。2019年は《佐竹本三十六歌仙絵》が分割されてからちょうど100年を迎える年です。これを機に、展覧会としては過去最大の
規模で、離れ離れとなった断簡37件(※)のうち31件が一堂に会します。

会期 2019年10月12日(土)― 11月24日(日)
会期中、一部の作品は展示替えを行います
主な展示替:前期10月12日―11月4日/後期11月6日―11月24日
開館時間 午前9時30分―午後6時 金・土曜日は午後8時まで
   最終入館は各閉館の30分前まで
会場 京都国立博物館 平成知新館【東山七条】
〒605-0931 京都市東山区茶屋町527

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6. もうすぐ終了 八木書店 古書部3階 【展示会】奈良絵本を見る! 第2回
https://company.books-yagi.co.jp/archives/news/5773

本展では、御伽草子とよばれる公家や武士の物語、『竹取物語』『伊勢物語』などの平安物語、幸若舞曲や百人一首のカルタ等々、多種多様な奈良絵本コレクション(個人蔵)30点を一堂に展観!

【奈良絵本とは】
室町時代後期から江戸時代中期にかけて、主に京都・堺などで作られた彩色絵入りの絵本や絵巻。一点毎に手作業で作られ、素朴な作品から豪華なものまで様々な作品が残されています。
<会期>2019年10月25日(金)~11月16日(土)
<展示会開催時間>10時~入場17時まで
11/5(火)・10日(日)は休みです。
入場無料
<場所>八木書店 古書部3階
住所:東京都千代田区神田神保町1-1

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7. 江戸のくずし字講座の新講座のご案内 2019年冬期コース

1月から新しい講座が始まりました。『井原西鶴、好色五人女を読む』です。
http://www.madio.jp/ko/saikaku.html

『好色五人女』は17世紀に実際に起きた5つの恋愛事件を各5巻に配したもので、登場人物たちの愛欲をめぐる心情や行動はもちろん、江戸時代前期の社会・風俗についても、くずし字を読み解きながら楽しんでください。
今回は、京を舞台とした巻3「中段に見る暦屋物語」(“おさん茂右衛門”の話)から読み進めます。
見学コースもご用意していますので、気になる方は遊びに来てください。お待ちしています。

江戸のくずし字講座のご案内 2019年冬期コース
http://www.madio.jp/

秋期講座を募集中です。どの講座も初回は見学できます。
受講希望の方は、前日までにメイルでお申込みください。
http://www.madio.jp/

いずれも初心者を対象としていますので、
お気軽に見学にいらしてください。

【ご紹介者特典】
知合い、お友だちなどをご紹介くださった方に、ご紹介特典を付けました。
見学されたお知り合いが、入会した場合、入会金を半額の5000円に優待。
また、ご紹介くださったご本人には、次期古文書講座の一回分を無料にいたします。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

■見学(一回に限り無料)もできますので、お気軽にお越しください。
2019年 11月13日(水)
19時から21時 「西鶴、好色五人女を読む」杉本和寛先生 
http://www.madio.jp/ko/saikaku.html

2019年 11月8日(金) 
19時から21時 「黄表紙を読む」光延真哉先生
http://www.madio.jp/ko/kibyoshi2.html

2019年 11月27日(水)
19時から21時 「芭蕉翁頭陀物語を読む」長島弘明先生
http://www.madio.jp/ko/takebe.html


■通信講座のご案内

2019年11月29日(金)から半年間
http://www.madio.jp/ko/basho1.html
「芭蕉の更科紀行」を読む
芭蕉の更科紀行を題材に、くずし字の基礎を学びます。お客様の理解度に
合わせて、教材をお送りしています。半年間でかなり読めるようになります。

次回は第151号 11/22 金曜日を予定しています。

なお購読を希望されない方は、office@madio.jp までお知らせください。
配信の停止をいたします。
よろしくお願いいたします。
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  株式会社マディオ 藤原真由美
  〒260-0854 千葉市中央区長洲1-10-13
  電話043-222-0179   FAX043-221-8083
  email: office@madio.jp

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