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【自己紹介】わたしのこと その4

こんにちは、みるださんです。

今までの自己紹介はこちら⇓⇓

突然父が亡くなったため、現実として受け止められない母のことも気になり、また様々な事務手続きもあるのにGWに突入することから、
私はお店の営業を3週間ほど休むことにしました。

とはいえ、3週間休業はは営業的には正直きつい…(その前にも1か月休んでるしね)
しかも突然休んでいるのでお客様に説明もできていない…

困った私は「未来チケット」という前払いのチケットを販売することにしました。
今置かれている状況も正直に載せて、ほぼ割引のないチケット。
しかも買えるのはネットのみ。とりあえず帰省したところから母のパソコンを借りて商品を作り、SNS頼みでした。ほぼダメ元でした。

商品をリリースした翌日から何枚もの購入をいただきました。
一人で何セットも購入いただいた方も。

帰阪し、お店を開けてから「ネットは手数料かかるでしょ?」とわざわざ現金で買ってくださった方も。

そして再三の利用の催促にも関わらず、そのチケットを使用しなかったかたも(これはほぼ寄付)

私は誰を向いてこれからの営業をすればいいのか、身をもって知ることになりました。
これ、チケットを買ってくれた人を向くということではなく、本当の意味で
うちの店を応援してくださっている方を向くということ。
単なるリピートではなく、暑くても寒くても雨の日でもご来店くださる方は誰かと覚えておくこと。
SNSをオンタイムで見てくださってて、「いいね」なんかつけなくても反応してくださるお客様をみること。

「応援しているよ」を有言実行してくださるお客様に精一杯応えること。

不謹慎かもしれませんが、コロナ禍で経営が辛かったと一度も思ったことはありません、むしろその前の方がしんどかった。
営業時間も短くなり、客単価もあがり、お客様方との結びつきも深くなり、
旅行や娘たちとの外食ができるようになり、娘の誕生日にリクエストに応えてフルーツいっぱいのタルトが買えるようになり、家事がすこしずつできるようになり、夫の機嫌がよくなり、定休日に休めるようになりました。

今、私のお店の一番の自慢は
「お客様が素晴らしい」ということです。

辛かった経営は「幸せな経営」になりました。
もちろん「幸せ」の度合いは人によって違うから、もっと儲けないと嫌だと言う人もいるでしょう。
幸せな経営を成功というのかと言われれば、そうではないかもしれない。
でも成功だって人によって違うでしょう。

私は、私の中の成功、私の中の幸せが何であるか、ようやく腑に落とすことができました。

ところで、私はカフェを開業するにあたり、一つだけ決めていたことがあります。

それは「10年続けること」
49歳でカフェを開業した私は60歳になったらスパッと辞めて、ゆっくり田舎で畑仕事をしながら俗に言う「丁寧な暮らし」をしたいと思っていました。
その頃には孫でもできてるかもしれないしねぇ…なんて思いながら。

そんな10年にあと2年を残すことになった今年の5月、
コロナのために追加で借り入れた融資を全額返済し、目標にしていいた
「ワンオペで月商3桁」を達成しました。
自分なりに一生懸命やってきて、紆余曲折合って、でも続けてきて、あと2年、この先はゆっくり経営を…と思った矢先、

「私はあと2年カフェを続けてその先何があるんだろう??」という疑問が頭をよぎりました。

2年後もずっとカフェを続けるなら、お客様のためにはなるけれど、
辞めると決めているのなら残るのは「続けた」という自己満足だけなのかもしれない。
本当にそれでいいのかと考えはじめた途端、
「まだ何かをやりたい、そしてそれはカフェではない」
という思いがムクムクと湧き上がってきました。

少し早めに卒業したくなりました。

でもまだ卒業してないよ⇓⇓




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