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【入院までのこと #1】こんなことってあっていいのか 悔しかった日のこと

2022年3月 震度6強の地震が発生した福島県沖地震があった日。

地震が起きる9時間前、保育園から息子が熱の為、お迎え要請の電話連絡がありました。

2月初旬から、ハァハァした息遣いがあり、かかりつけ医の小児の開業医に受診をした時は、気管支喘息と診断されました。
(今思うとこの開業医は70歳くらいのおじいちゃん… これが失敗だったなと悔やまれて仕方ありません。私達家族は、かかりつけ医探しに苦労しました。かかりつけ医って何なんでしょう?紹介状の必要性って何なんでしょう?この疑問はまた別の機会にお話ししたいと思います)

これまで肺炎で3度の入院をしていたので、自宅では吸入器を常備していたことを話したところ、ステロイド剤が入っている吸入液と、夜だけ飲む喘息アレルギーのお薬を処方され、2ケ月様子見をした最中の熱の連絡。

保育園でまた何か罹患してきたかなと思い、かかりつけ医に行きました。
吸入しても息切れのようなハァハァ、そして痰が絡んだ咳、熱もあり、大きな病院に連れていった方がいいのではないかと、不安しかない中でしたが…、この開業医では、ウィルス検査もしなければ血液検査もなし…レントゲン検査もなし…でした。
何の検査もしないのに、風邪薬と気管支喘息の診断。

不安を抱えて帰宅しましたが、様子見をすることにしました。
夕飯を終え、デザートのアイスを食べている息子が咳をした瞬間に、何か、赤い点々としたものが私の手の甲に飛び散ったのです。

見てみると「血??」
自分の勘違いであってほしい(信じたくなかったのかもしれません)と、その時は不安を感じながらも、夜の吸入をさせたのです。

すると、吸入マスクに血が咳と一緒に飛び散ったのです。
「これはおかしい、絶対におかしい」
小児の夜間救急当番医に受診しに行こうと、住んでいる地域の当番医を検索してみたところ、国立病院が当番医でしたが、車で5分程の距離に県立病院があるので、念のため電話をしてみると、今晩の小児の夜間救急当番医に行って欲しいとの回答。

仕方がなく国立病院に電話をしました。
(以前、夜間に熱を出した時に、夜間救急当番医だった国立病院。この時、電話した時も「かかりつけ医」にと断られていた国立病院。電話をかける前から今度も不安で仕方がない中電話しました)


「こどもが咳をしていて、咳と一緒に血が出ているので受診したい」
電話口に出た看護師から、
「かかりつけ医は受診していたのか」
「熱はあるのか」
等々、話をされ、夕方かかりつけ医に行ってきたこと、熱はいったん引いたことを伝えると、
「かかりつけ医から薬を処方されているのであれば、翌朝またかかりつけ医に行ってほしい。でなければ、市の保健所で夜間救急をやっているから、そこで一旦受診してもらい、そこの担当の先生に判断してもらうように」
とのこと………

受診させてほしいと、伝えても「かかりつけ医」を繰り返す看護師に、どうしようもない怒りを感じながらも、腕の中で寝た息子を見て、その時の私は、このまま朝まで落ち着いて寝るようであれば、翌朝、かかりつけ医から紹介状をもらい、これまで肺炎で入院していた県立病院に行こうと決めたのでした。

この国立病院を夜間救急当番医にしている意味があるのか、血の咳をしているというのに、医師に判断を仰ぐことなく、看護師で応対を終わるこの国立病院を救急当番医にしているこの市に、今でも怒りや悲しみは納まりません。

翌朝、かかりつけ医から紹介状をもらうまでの12時間あまりの間、息子の胸には、うっ血と呼ぶ、肺からの出血が止まらずにいたんだなと、今になってわかり、この夜、どんなに苦しかっただろいかと、悔やんでも悔やみきれない、後悔の念で胸が張り裂けそうになります。

この日、保育園に登園させてしまったことも後悔、
なぜ、翌朝の受診にさせてししまったのかも後悔、
なぜ、このかかりつけ医にと、「なぜ」と「後悔」が尽きません…

保育園に迎えに行った時の息子の笑顔を思い出し、「やっときてくれた!おむかえきてくれた!」嬉しそうな息子の顔も忘れられません。
こどもの元気が一番。
そばにいることが一番。
命が一番です。


苦しい思いも書き連ねています。
不快に感じた方はどうぞスルーされてくださいね。


私は、「かかりつけ医」と「夜間救急当番医」には疑問を感じています。
滅茶苦茶、選定や受診に苦労しました。
これはまた別の記事で思いを書きたいと思います。


厚生労働省による「かかりつけ医とは」




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