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【入院までのこと #2】今までの風邪や気管支喘息の診断は誤診とわかった日 かかりつけ医は信じない

こんばんは、@hanamizukiです。

*医療表現はお医者さまからの説明を私なりに解釈したものを書いていますのでご了承ください。


小児救急夜間当番医だったにもかかわらず、受け入れを断った国立病院。私は、その病院は絶対に許しません。今となって、あれこれ思いを巡らしている中で、この日の夜、喀血の検査は出来なくても、止血だけでもしてくれていたら、と何度も思い返し、この日の夜の悔しさは忘れることができません。

赤ちゃんや幼児は、苦しさや痛さを言葉にすることができません。どこか苦しかったり、痛くても、それが何かを分からずに、親や兄弟を信頼し、笑顔でいることが多いように思います。

息子も寝付く前、喀血をしながらも、アイスをニコニコ食べている写真があります。私も不安の中、不安を見せず、アイス美味しいね!なんていう会話していたのを覚えています。

明朝、前日行っていたかかりつけ医の開業医に電話しました。
「咳と一緒に血が出ているので、県立病院への紹介状を書いてほしい」
「じゃあね~、9時から受付だからきてね」こんな感じの回答だったと記憶しています。

電話をかけ終わると同時に、
息子が、「おかー!!(泣)」って泣いているのが聞こえ、振り返ると、口から血痰をドロッと出しました。
慌ててティッシュで拭きましたが、ティッシュについた血は鮮血で真っ赤になりました。

息子は言葉を覚え始めの頃から、痛いとき、悲しいとき、助けてほしいとき、「おかがいい~(泣)」「おかがいい~(泣)」って、いつも言う子で、この時も「おかがいい~(泣)」って泣いて助けを求めていても、私は「おかがいるから大丈夫だよ」「今から病院に行こうね」「大丈夫だよ」を繰り返し話すことしかできなかったです。もしかしたら、自分にも「大丈夫だよ」って言いたかったのかもしれません。

かかりつけ医としていた開業医に行き、ティッシュを見せると、慌てたように、紹介状を書き始めました。
まずい、とでも思ったのでしょうか…
誤診だった、とでも思ったのでしょうか…

でも、もう急ぐしかないので、県立病院に行き、これまでの経緯を話し、血がついたティッシュを見せ、検査が始まりました。

血液検査、レントゲン検査、点滴。
注射の際、看護師さん達に連れられカーテンの向こうに息子がいきました。息子は「おかがいいー(泣)!」と泣いています。
その声を思い出すと今でも涙が止まりません。
ごめんね、こんなになるまで、我慢させて。
かかりつけ医がここでいいのか不安もあるのに、薬を持たせ、保育園に行かせて、こんなことになって、本当にごめんなさい、とカーテンの向こうにいる息子を見て心の中で謝っていた記憶があります。

点滴で眠っている息子を見ながら、検査結果待ちをしている最中、先生より色々とヒアリングがありました。
私からは「気管支喘息と言われ治療中だったこと、前日国立病院に受診を断られたこと、これまで肺炎で3回程入院していた経緯があったこと」を話しました。
先生からは私の想像を超える話をされました。
「mili君は、心臓が肥大しているようです。肺や気管支というより心臓が気になる。今日は小児循環の先生がいるので、その先生や周囲の先生と協議している最中です。エコー検査の準備が出来たらまた来ます」

「心臓???」

愕然としたのと、嘘でしょ?と、息子の寝顔を見てまた涙が溢れだします。

どうして、早く、もっと早く、もっともっと早く、連れてこなかったんだろう。連れてくる選択をしなかったんだろう。
仕事が何?何の意味があるのか?自分を責めました。

かかりつけ医って何?紹介状って何?
開業医って何?救急当番医って何?

この時、私は「これから息子と何があってもずっと一緒にいる。」と寝ている息子に誓ったのでした。

県立病院でのエコー検査やCT検査、その後、大学病院への緊急入院は、次回に書きたいと思います。



苦しい思いも書き連ねています。
不快に感じた方はどうぞスルーされてくださいね。

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