【190部突破】元奨学生によるロータリー財団・奨学金の体験談・攻略方法を徹底解説【エッセイ実例&面接質問あり】
イギリスの大学院留学の際に、地元のロータリー財団から奨学金を頂いた「みりん(@milin_study)」です。
本ノートでは、ロータリー財団の奨学金を目指している方向けに、ロータリー財団の奨学金制度と体験談・攻略方法について紹介していきます。
奨学金を受けるためのエッセイ例や面接質問だけでなく、奨学生になったらどんなイベントに参加するのか、ロータリー奨学生としてのスピーチ内容などを紹介していきます。ロータリー財団の奨学生を目指している方や、これからロータリー財団の奨学生として留学予定の方に参考になる内容を記載しています。
私について自己紹介
まずは、筆者の私「みりん」について紹介させてください。
「お前の人生は人事(HR)に決められてるの?」
英語が話せないのになぜか海外赴任した社会人5年目。
その時に出会ったアメリカ人同僚から言われたショッキングな言葉をきっかけに、一念発起しました。
「自分の人生を人事ではなく、自分で決めるために」
すぐに、海外留学の準備を始めました。
海外赴任したものの、英語が苦手だったのでTOEFLに大苦戦。
英語テストを受けつつ、私費留学だったので、条件があう奨学金への応募も同時並行で行いました。
そんな時に知り合いから勧められたのが、ロータリー奨学金。
私なんかがロータリー財団から奨学金をもらえるの?と不安はありましたが、留学仲間や留学カウンセラーにアドバイスをもらって応募すると無事に1回目の応募で奨学金をもらうことができ、無事イギリス留学の夢を叶えました。
私はイギリス留学をして人生が激変しました。留学中に、私(技術系)は弱点だったビジネス系知識を学び、グループワークや海外インターンを通して、海外で働く自信を得たことで、留学後は、従来からの目標であった「技術とビジネスをつなぐ職種」で海外就職しました(当時は、留学後の自国滞在義務がなかったため)。以前から、海外で世界中の優秀な方と切磋琢磨しながら働きたいと思っていたので、その夢がかなったことになります。
「奨学金への出願前にこの情報を知っていたら、どんなに良かったか。」
そう思える情報をまとめたのが本noteです。
私が留学前にこのnoteの情報を知っていれば、もっと効率的にロータリー奨学金の準備ができたはず。また、私は100万円以上を、奨学金への応募準備を含めて、複数の留学カウンセラーに支払ったのですが、その支出も避けられたかもしれません。
多くの方にこの素晴らしい奨学金を知っていただき、留学の夢を実現していただきたい。そして、留学を通して得たスキルや経験で、世界で活躍していただきたいという想いから、本業の傍ら、本noteの執筆を行いました。
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ロータリー財団の奨学金の種類
ロータリー財団は、世界各国で学ぶ人を対象に大きく2種類の奨学金を提供しています。専攻によって、どの奨学金に応募できるかが異なります。
ロータリー財団の公式サイトに種類によって説明が書いてありました。
地区補助金奨学金とグローバル補助金奨学金は、支給期間・支給金額・留学先の機関・専攻分野に違いがあります。例えば、埼玉県をカバーする第2570地区のWebサイトでは、下記のような違いがあります。
地区補助金の方は、専攻や留学先がフレキシブルですが、その代わり支給金額が少し低く、支給期間も1年限定です。
一方、グローバル補助金は、専攻はロータリーの重点分野に限定されており、留学先も大学院である必要がありますが、支給金額が3万ドル、支給期間も最長4年までと手厚いです。
どちらを選ぶかは個人の好みですが、大学院留学でロータリーの重点分野に関連付けることができるのであれば、グローバル補助金奨学金への応募がオススメです。
私の場合はMBA専攻だったので、グローバル補助金奨学金(当時は国際親善奨学金と呼ばれていました)に応募しました。
本記事では、1番のグローバル補助金奨学金について紹介していきますが、地区補助金もグローバル補助金もあまり選考過程には大きな違いがないようですので、下記の内容は地区補助金への応募を考えている方にも参考になると思います。
ロータリー財団の奨学金の額や募集人員
まずは、ロータリー財団の奨学金の内容について紹介していきます。
応募先の地区によって、応募時期や奨学金の金額が異なるので注意が必要ですが、1〜2年の留学に対して支給があり、奨学金の金額は30,000米ドル〜50,000米ドル(約700万円)。募集人員は1〜3名です。募集人員が少ないと勘違いしそうですが、これは地区ごとの募集人員。日本全国で見ると数十名という単位で選出されています。返済義務がない給付型奨学金で、これだけの規模で選出してもらえる奨学金も少ないのではと思います。
(補足)地区補助金奨学金の場合は、10,000米ドル〜30,000米ドルが支給されます。地区によって金額がかなり違うようです。
参考までに、東京都(2020−2021年度)のグローバル補助金奨学金の概要を抜粋・加工したものを紹介します。
私(福岡)の場合は、2年間の留学に対して、当時は奨学金が合計27,000ドル支給されました。物価を考慮してひきあげられたのか、地域による違いなのかはわかりませんが、多少の金額の前後はあるようです。
約700万円の奨学金がもらえる上に、かなりの数の奨学生が選出される点は非常に魅力的です。申請する地区を戦略的に選べば、倍率が比較的低いエリアもあります。正直言って、エッセイの量が多いので準備は少し大変ですが、ロータリーの奨学金は挑戦する価値があると思います。
私が契約した留学カウンセラーも、ほぼ全員がロータリー奨学金に応募するようにと薦めてくれました。
ロータリー財団の奨学金の倍率
公表されていないので倍率は不明です。
ただし、ロータリー財団の奨学金は地区ごとに選考が行われるため、地区ごとに倍率が違うのではないかと予想します。私が聞いたことがある噂だと、都会は多くの人が応募するので倍率も高くなるとか…。
例えば、東京都の一部をカバーする第2580地区の合格者数は下記のとおりです。合格率4%〜8%。競争率はかなり高いと感じました。
ロータリー財団の奨学生になるにはコネは必要?
私の経験から言えるのは、コネがなくても合格できるということ。
私は一般家庭の出身で、ロータリークラブにコネは全くありません。しかし、ロータリー財団の奨学生になることができましたから。
ロータリー奨学生になるメリットとデメリット
元ロータリー奨学生の立場から、ロータリー奨学生として選ばれるメリットとデメリットを紹介します。
メリット
金銭的サポートとロータリークラブを通して得られる人脈が大きなメリットです。留学先のクラスメイトとの交流はあっても、学外の人との交流はなかなか難しいので、ロータリークラブを通して交流できるのは大きなメリットです。
・金銭的サポートが得られる
・派遣元エリアのロータリアン(地元の名士)との人脈ができる
・派遣先エリアのロータリアンとの人脈ができる
・他国からのロータリー奨学生との人脈ができる
デメリット
奨学金サポートを受けるかわりに、派遣の前後でオリエンテーションやプレゼンテーションに出席する必要があり、それらを通して人脈を得られるものの、会合への出席や準備に時間をとられることが大きなデメリットかもしれません。プレゼンテーションは毎回違うメンバーに対して行うので、ほぼ同じ内容で乗り切ることができました。
・派遣前に数回のオリエンテーションに出席する必要がある
・派遣前にロータリークラブのイベントに出席を求められる場合がある
・派遣先でロータリー会合で複数回のプレゼンテーションを行う必要がある(多くは、早朝か夕方)
・派遣中は派遣元ロータリークラブに経過報告を行う必要がある
・帰国後に報告プレゼンテーションを行う必要がある
・エリアによっては、帰国後にロータリークラブの活動への参加が求められる
ロータリー財団の概要
ロータリー財団は怪しくありません!歴史ある団体です。私も、ロータリー財団という名前は知っていたものの、ロータリー財団の活動内容や意義を知らなかったので、公式サイトを読み込んで勉強しました。
ロータリー財団の使命は下記のように書かれています。
親善や国際平和は重要キーワードです。私も奨学生となってから、何度もロータリー財団のイベントに参加しましたが、ロータリアンの方々は、旅行先では旅行先のロータリー例会に参加して現地のロータリアンと有効を深めたり、疾病(私のときはポリオ)対策のために支援をしていたりと、積極的に世界平和や親善に向けて活動をしていたように感じました。
ロータリー財団の重点分野
使命を果たすために、ロータリー財団が具体的に行っている活動内容が公式サイトに書かれています。
もし、あなたがロータリー奨学生として選抜された場合、奨学生としてロータリー財団の活動にどう貢献できるかを説明できるかが重要です。
また、あなたがグローバル補助金奨学金へ応募しようと考えているのであれば、これらの重点分野を深く理解しておくことが必要です。というのは、専攻分野がどの重点分野に関連しているのかを問われるからです。
下記に公式サイトで紹介されている概要を引用しておきますが、もし応募されるのであれば必ず公式サイトや各地区のサイトで各重点分野について理解を深めておくことを強くおすすめします。
例えば、下記のようなページも非常に参考になると思います。
http://www.rid2650.gr.jp/archives/2010/images/scholarships/jutenbunyaichiranhyo.pdf
各分野の概要と目標がPDF一枚で説明されています。概要を掴むのに便利。
https://www.ri2660.gr.jp/foundation/global_scholar/
各重点分野に関する詳細な資料がアップロードされています。
https://www.ri2660.gr.jp/ri2660_2021_2022/wp-content/uploads/2019/06/jutenbunya_kihonhoushin.pdf
必見:各重点分野の情報に加えて、奨学生として選ばれるのに必要な要素について詳しく解説されています。
希望している専攻が国際開発等に関するものであれば、自分の専攻がどうロータリー財団の活動に役に立てるかが書きやすいと思います。私が出会った、日本からのロータリー奨学生の多くが国際開発や国際平和に関する分野の方々でした。
一方で、私のようなMBA、経済学、哲学の学生も何人かいたので、説明ができれば専攻分野が重点分野と直結していなくても奨学金を頂く機会があるのだと理解しました。
しかし、近年は審査が厳しくなっているようで、こちらの書類に下記のように記されています。MBAだけではダメで、もっとロータリー寄りのキャリア計画や履修予定があることを説明することが必要になります。
MBAの場合、例えば将来のキャリア計画の中に下記のような要素を含める必要があります。
さらに、履修内容に関しても、下記のような授業を受講して理解を深めるといった内容が必要になると予想されます。
ーーーーー本ノートはこんな方のお役にたてますーーーーー
本ノートは、ロータリー財団が提供する海外留学用の奨学金(国際親善奨学金)の獲得を目指している方向けに書いたものになります。
注:本ノートは読者の方がロータリー奨学金を獲得できることを保証するものではありません。
実際にロータリー財団の奨学金を頂いてイギリス留学した私が、主に下記の事柄について3万文字近くを使って詳細に紹介しています。
さらに、奨学金の合格通知をもらったあと、ロータリー財団が催す留学前のオリエンテーションや留学後の現地での例会出席の様子なども紹介しています。ロータリー財団の奨学生として現地でどんな活動をするのかを知りたい方にもお役に立てると思います。また、留学先でロータリー奨学生としてどんな活動ができるかを考えるヒントにしてもらえると嬉しいです。
私も20時間以上の時間をかけて、過去の資料や自身のエッセイなどを読み返し、皆さんの期待に答えられるよう一生懸命執筆しました。自身でも驚きの30,000文字超えの長編となっています。自身のエッセイ・面接の質問など、具体的に提供できる情報は、可能な範囲で含めています。
留学カウンセラーにお願いすると、ココまで詳しい生の情報は得られません。私自身もお金を払って、複数の留学カウンセラーと契約したのでわかりますが、料金も1.5時間のカウンセリングで2万円を軽く超えます。もちろん1回のセッションでは終わりません。しかも、留学カウンセラーによっては品質が悪く、お金の無駄と感じたハズレのカウンセラーもいました。私自身は、100万円以上を複数のカウンセラーに払ってしまいました…。普通の会社員には痛い出費です。
このnoteを読めば、私が実際に体験したことや20時間以上かけて調べた奨学金に関する知識が2980円で得ることができます。また、留学カウンセラーに支払うお金も削減できるはずです。大切な時間とお金を無駄にしないよう、本noteを役立てていただけると嬉しいです。
ここまで本noteを読んで頂き、ロータリー財団奨学金には自力で挑むという方はnoteを購入して頂かなくて構いません。
このnoteに書かれてる内容は、私が実際にロータリー財団奨学金を得るまでの工程や考え方を記したものです。私以外の方には100%書けない情報です。
ありがとうございます
【2021年10月】9〜10月になってお申し込みが増えはじめ、20名の方にご購入いただきました。ありがとうございます。
【2022年11月】なんと、90名以上の方にご購入いただきました。ありがとうございます!
【2023年4月】通算120名以上の方にご購入いただきました、ありがとうございます。
【2024年3月】通算190名以上の方にご購入いただきました。ありがとうございます。
読者の方々から頂いたコメント
読者の方から、下記のような感想を頂きました。どうもありがとうございます!
奨学金は、エッセイ・推薦状・面接・履歴書と全ての面で自分を際立たせる必要があります。すべてを網羅しているのが下記のマガジン。別々に購入するよりもお得な値段で販売しています。本気で奨学金獲得を狙うなら、こちらのマガジンがおすすめです。
ロータリー奨学金の締切リスト【オリジナル】
地区ごとに選考が行われるロータリー奨学生。従って、地区ごとに締切が異なります。
各地のロータリークラブの連絡先と過去の締切情報を調べました。下記のリンクから表にアクセスすることができます。
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