見出し画像

【奨学金解説】$22,500 / カーターセンターインターンシップ奨学生

大学院への留学ではないけれでも、アメリカのカーターセンターで長期インターンシップを通じて職務経験を積むことができるプログラム。有給インターンシップ。アフリカ研究、人類学、 法学、政治学、経済学、経営管理学、社会学、国際関係学、寄生虫学、公衆衛生学を専攻している学生はチャンス。下記で、詳しく解説。


📩社会人留学に使える奨学金情報をニュースレターで発信中。無料購読、いつでも解約できるのでお気軽に登録していただけると嬉しいです。
→ 登録はこちらから (別サイトへ移動します)



公式サイト

応募資格

  • 大学もしくは大学院に在学中、または卒業後2年以内という条件があるので、留学後にこのインターンシップを行うことも可能。

・日本国籍を有する方。
・学士以上の学位を取得している方、または奨学期間開始までに取得見込みの方。
・大学もしくは大学院に在学中の方、またはインターンシップ開始時において卒業後2年以内である方。
・カーターセンターの活動分野に関する経験や学術的バックグラウンドのある方。アフリカ研究、人類学、 法学、政治学、経済学、経営管理学、社会学、国際関係学、寄生虫学、公衆衛生学等
・カーターセンターで支障なく調査研究を行う優れた英語力のある方。TOEFL iBT100点もしくはIELTS 7.0以上が望ましい。

https://www.ysf.or.jp/ysfpdf/sch2024_guideline03.pdf

申請書類

①吉田育英会奨学生願書(和文)
②履歴書(英文)
③2 本のショートエッセイ(英文、各 350 語)
④研究に関する文章(学術論文が望ましい、英文、5ページ以下)
⑤推薦状2通(英文)。教授、先生、雇用者等によるもの。
⑥公式の成績証明書(英文)
⑦語学試験のスコア票(TOEFL もしくは IELTS、コピー可。応募締切時の2年前までに発行されたもの (2022 年 5 月以降のもの)を有効とします)

https://www.ysf.or.jp/ysfpdf/sch2024_guideline03.pdf

エッセイ課題

  • 英文で各350語のエッセイを提出。

(1) Tell us about yourself and why you would make a good candidate for this position.
(2) What interests you most about the work of The Carter Center and how does this align with your career goals?

https://www.ysf.or.jp/ysfpdf/sch2024_guideline03.pdf

締切

  • 2024年4月26日

支給金額

  • 最大12ヶ月間、月額2,500米ドルの生活費と航空券代。

・生活滞在費として、奨学期間を通じて月額2,500米ドル
・留学先までの往復に要する交通費として、エコノミークラスの航空券代金の実費

https://www.ysf.or.jp/ysfpdf/sch2024_guideline03.pdf

奨学金の支給を開始した月から9ヶ月間。但し、審査のうえ3ヶ月の延長を認めることがあります

https://www.ysf.or.jp/ysfpdf/sch2024_guideline03.pdf

募集人数

  • 1名

選考プロセス

  • 書類選考、面接選考および電話インタビュー

(1) 第一次審査(書類選考)(2024年5月中旬結果通知予定) 第一次審査として書類選考を行います。
(2) 第二次審査(面接選考)(2024年5月下旬実施予定) 第一次審査の合格者に対して、第二次審査として面接選考を行います。面接は、Web会議システム (Zoom)を用いたオンライン形式、または当会事務局(東京都墨田区)における対面形式で実施します。 面接選考実施についての詳細は第一次審査合格者に別途連絡します。
(3) カーターセンターへのオンライン申し込み(2024年6月上旬) 第二次審査の合格者を、インターン候補者として当会からカーターセンターに連絡します。インタ ーン候補者には、カーターセンターのウェブサイトからオンライン申し込みをしていただきます。
(4) 第三次審査(オンラインまたは電話インタビュー)(2024年6月下旬~7月中旬実施予定) インターン候補者に対して、第三次審査としてカーターセンターの教育プログラム責任者によるオ ンラインまたは電話によるインタビューを行います。
(5) 採用決定(2024年7月下旬通知予定) 第三次審査の合格者を、当会の奨学生として採用決定します。
(6) インターン開始 奨学生は、インターン開始の2024年8月下旬までに渡米します。

https://www.ysf.or.jp/ysfpdf/sch2024_guideline03.pdf

奨学金実施団体と奨学金の目的

カーターセンター(米国ジョージア州アトランタ)は、吉田忠雄氏と親交の深かった第39代米国大統領 ジミー・カーター氏によって設立された非営利組織であり、世界各地の紛争の解決と予防、疫病の撲滅と 管理等のテーマで調査研究を行うのみならず、研究結果を行動に直結させているユニークな研究機関です。 この奨学金は、世界各国の研究者や大学生等と共にカーターセンターインターンシッププログラム (The Carter Center Internship Program)に参加する日本人留学生をカーターセンターに派遣し、奨学 金を支給するプログラムです。

https://www.ysf.or.jp/ysfpdf/sch2024_guideline03.pdf

合格者ブログ

  • 情報なし。

(参考)過去のインターン生の生活の様子を記したエッセイが、公式サイトで紹介されている。


アドバイス

エッセイ課題は、(1)自己紹介と自分がインターンにふさわしい理由、(2)カーターセンターのプログラムで関心があること、キャリアプラン。
標準的な課題。

(1) Tell us about yourself and why you would make a good candidate for this position.
(2) What interests you most about the work of The Carter Center and how does this align with your career goals?

https://www.ysf.or.jp/ysfpdf/sch2024_guideline03.pdf

応募要項にも、下記の人財を求めると明記されており、まずはカーターセンターの活動分野を理解することが重要。

求める人財像
当会は、〈カーターセンターインターンシップ奨学生〉として、次に掲げる点を兼ね備える人財を求め ます。
1.カーターセンターの活動分野に関する経験や学術的バックグラウンドを有する方
2.留学の成果の社会還元の志を有する方

https://www.ysf.or.jp/ysfpdf/sch2024_guideline03.pdf

カーターセンターのWebサイトはこちら。

カーターセンターは、Peace ProgramsとHealth Programsという2本柱があり、各分野に対して複数のプログラムを有しているので、自分の専攻がどのエリアと関わりが深いかを明確にしたうえで、エッセイに取り掛かりたい。

Peace Programs
China Focus
Conflict Resolution Program
Democracy Program
Human Rights Program
Latin America and Caribbean Focus
Rule of Law Program

Health Programs
Guinea Worm Eradication
Hispaniola Initiative
Lymphatic Filariasis Elimination
International Task Force for Disease Eradication
Mental Health
River Blindness Elimination
Schistosomiasis Control
Trachoma Control
NTDs

(1)に関して

今までの経緯、例えば大学や大学院での専攻、専攻を選んだ理由を述べて、専攻や過去の経験が、カーターセンターの活動にどう貢献できるかを記載。インターンシップといえど、何かしらの成果を残すことが期待されているので、どんな専門性を使って、カーターセンター(や吉田育英会)にどんな貢献をすることができるかを説明することが求められている。

(2)に関して

カーターセンターで行いたいプロジェクトを述べたうえで、それが将来のキャリアプランに対してどのように貢献するのかを述べることが期待されていると推測。すなわち、カーターセンターにおけるインターンシップで○○な経験を積んで、将来は△△な分野で、□□で社会貢献をしたいという流れになるはず。特に注意すべきは、求める人財に明記されていた「留学の成果の社会還元の志を有する方。将来のキャリアプランには、必ず社会還元の要素を入れるべき。



📩社会人留学に使える奨学金情報をニュースレターで発信中。無料購読、いつでも解約できるのでお気軽に登録していただけると嬉しいです。
→ 登録はこちらから (別サイトへ移動します)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?