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【社会人留学】奨学金500万円!私が実践した留学用奨学金エッセイの書き方を徹底解説

割引あり

こんにちは、海外留学を志しているみなさん!みりん(@milin_study)です。

私は、30歳を過ぎて、突然留学を思い立ち、34歳でイギリス政府「チーヴニング奨学金」を含めて2つの奨学金を頂いてイギリス留学の夢を実現した社会人です。

実は、私は大学時代はアルバイトに明け暮れて成績は低迷、留年の危機もあった劣等生。もちろん、今まで給付型奨学金などをもらったこともありません。そんな私が、30歳を過ぎて留学を志し、ダメ元で応募したのが給付型奨学金。自分でも信じられなかったのですが、下記の2つも給付型奨学金をいただくことができました。

イギリス政府「チーヴニング奨学金」
ロータリー財団「国際親善奨学金」

こんな私でも競争が激しい奨学金に合格できた。だからこそ、私が奨学金を獲得するために行ったアプローチは、多くの人のお役に立てるのではと思い、本記事では「奨学金エッセイの書き方」について解説します。

推薦状の書き方についてはこちらの記事で紹介しています。

私について自己紹介

まずは、筆者の私「みりん」について紹介させてください。

私は、福岡のごく普通の家庭で育ちました。大学進学を機に上京。そのまま東京のIT企業に就職しました。東京での会社員生活も慣れてきた5年目に、英語が話せないのになぜか海外赴任。そのときに出会ったアメリカ人同僚から言われたショッキングな言葉。

「お前の人生は人事(HR)に決められてるの?」

この言葉にショックを受け、自分ももっと自分の人生を生きようと一念発起。30歳を過ぎて海外大学院への留学を志すようになりました。

仕事や資金の問題もありすぐに会社を辞めるわけにはいかなかったので、フルタイム会社員として働きながら、仕事後や休日に留学準備をコッソリと2年間行いました。

その時、同時にすすめていたのは、奨学金への応募作業。当時はどうやって奨学金を探したら良いかもわからず、あまりはかどりませんでした。ちょうど、そのときに出会った留学カウンセラーからロータリー奨学金・フルブライト奨学金(アメリカ)・チーヴニング奨学金(イギリス)を募集しているという情報を入手。

ロータリー奨学金は少し駆け足で準備は万全ではなかったものの、フルブライトとチーヴニングはカウンセラーと綿密に準備をして応募。めでたく、合格率は数%とも言われる難関のチーヴニング奨学金をもらえることになりました。

留学先は、イギリスの大学院(経営学修士、いわゆるMBA)。チーヴニング奨学金の手厚いサポートと、同じ奨学生との交流に助けられ、2年間の留学生活を無事に終えることができました。現在は、海外で働いています。

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奨学金エッセイはなぜ重要?

多くの場合、給付型奨学金の選考は、書類審査と面接。書類審査でふるいにかけられ、それを突破した精鋭だけが面接でアピールする機会を得ることができます。

書類審査では、英語のスコアや履歴書、大学の成績、そしてエッセイなどを提出します。そこで大事な書類のひとつがエッセイ。エッセイの出来が書類選考を突破できるかの鍵を握っているといっても過言ではありません。

履歴書や大学の成績は過去の実績。変えることができませんが、エッセイだけは提出ギリギリまでブラッシュアップすることができます。書類選考を突破するためにも、エッセイの完成度を最大限まであげて提出することが、特に倍率の高い奨学金の場合には必須です。


代表的な奨学金のエッセイ課題

それでは、どんなエッセイ課題が課されるのでしょうか?

奨学金のエッセイ課題は、奨学金によって異なります。例えば、下記のようなエッセイ課題が課されています。

ロータリー財団奨学生(2770地区):
得意な学科と今後の課題、職歴、職業上の目的や目標、あなたの人生におけるその他の重要な出来事について
奨学金を申請する理由、希望専攻分野と将来の職業プラン、及びこれからの計画がどのように国際理解と世界平和というロータリー財団の使命を支援し、貢献しうるかについて説明した詳細な趣旨声明。なお、希望教育機関を選択した理由と、選ぶにあたって参照した情報源についても明確に説明すること
あなたの主な関心事や活動についての要約。ただし、それらにおいてあなたが指導的役割を果たしているものであること。講演の経験、社会奉仕の活動歴があればあわせて明記すること
BCJA英国留学奨学金
英国留学の理由、目的、抱負、計画などを記載した書類(英文500語程度)
日本スコットランド交流協会奨学金&日本スコットランド交流協会トンボ学生服奨学金
(大学院留学研究内容)応募の動機や抱負、大学院留学経験を今後どのように活かしたいか
高橋&ハワット記念奨学金
応募の動機や抱負、XX大学留学経験を今後どのように活かしたいか
笹川奨学金
留学を志すことになったきっかけと留学を通じてどのような将来を目指すかについて
ご自身のアピールポイントあるいはぜひとも伝えたいこと

エッセイ課題は奨学金によって異なるものの、類似した課題が課される事が多く、下記のようなカテゴリの課題が課されることが多いようです。

・留学の目的
・将来のキャリアプラン
・応募の動機

代表的なエッセイ課題に関してに、どのように奨学金のエッセイを記載したらいいのか、私自身が奨学金を獲得、他の方の奨学金を添削した経験から、解説していきたいと思います。


ーーーーー本ノートはこんな方のお役にたてますーーーーー

本ノートは、海外留学用の奨学金の獲得を目指している方向けに書いたものになります。
注:本ノートは読者の方が奨学金を獲得できることを保証するものではありません。

実際に2つの給付型奨学金を頂いて留学した私が、奨学金を得るまでに調べたこと、行ったことなどを紹介しています。私も30時間以上の時間をかけて、過去の資料や自身のエッセイなどを読み返し、また奨学生候補の方のエッセイを拝見する中で感じたことを、皆さんの期待に答えられるよう一生懸命執筆しました。自身でも驚きの2万文字近い長編となっています。

留学カウンセラーにお願いしても、エッセイの添削はしてくれますが、エッセイの組み立て方などを詳しく教えてくれるカウンセラーは限られています。私自身もなけなしのお金を払って、複数の留学カウンセラーと契約した経験があるのでわかりますが、カウンセラーにお願いすると、料金も1.5時間のカウンセリングで2万円を超えます。そして、1回のセッションでは終わりません。しかも、留学カウンセラーによってはアドバイスの品質が悪く、お金と時間の無駄と感じたハズレのカウンセラーもいるのが実情。私自身は、合計100万円以上を複数のカウンセラーに払いました。普通の会社員には痛い出費です。

海外留学の奨学金への応募を真剣に考えている方だけに、より具体的な情報を多く提供したいので、有料とさせていただいています。

私が、知り合いの方に奨学金の相談を受けたら何をアドバイスするかという気持ちで、私が奨学金のエッセイ執筆に関して知っている・学んだことをこの記事に一生懸命書きました。このノートが誰かのお役にたてると幸いです。

奨学金は、エッセイ・推薦状・面接・履歴書と全ての面で自分を際立たせる必要があります。それらを網羅しているのが下記のマガジン。別々に購入するよりもお得な値段で販売しています。

https://note.com/milin_study/m/m8dbaa46c3bb6

なお、本記事は、英国政府「チーヴニング奨学金」やロータリー奨学金の記事と重複している箇所がありますので、チーヴニング奨学金やロータリー奨学金への応募を考えている方は、チーヴニング奨学金やロータリー奨学金の記事を読んでいただいた方がより特化した情報を提供できるのでおすすめです。




奨学金エッセイの執筆ステップ

下記では、日本語と英語でのエッセイ提出を求められた場合の執筆ステップを紹介しています。エッセイを書くときに最も大事なことをこの章で紹介しているので、忙しい方もこの章だけはぜひ読んでくださいね。

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