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タクトレ、特殊部隊関連の記事を投稿しています。ミリオタ視点からトピックを拾ってますが、内容はできるだけリアルを追求してます。どこよりもコアな記事を目指してますので、サポート宜しくお願い致します。

最近の記事

MK18 Mod.0/Mod.1 CQB-Rと特殊部隊

MK18 Mod.0/Mod.1はアフガニスタンやイラクでの戦いにおいて、多くの特殊部隊員が愛用した銃だ。CQBに特化して開発されたカービンが広く使用された理由とは? MK18 Mod.0 CQB-Rの開発

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    • FN SCAR- L(MK16)はなぜ特殊部隊に採用されなかったのか?その6つの理由とは?

      SCAR-LはM4に代わる特殊作戦用のライフルとしてFN社が開発したが、評価テストの結果、不採用となった。近未来的なデザインや作戦用途に合わせてレシーバーやアクセサリーをアレンジできる設計が話題となったが、特殊部隊に受け入れられなかった理由とはなんだったのであろうか。 FN SCAR-L(MK16) アメリカ軍特殊部隊の特殊作戦用に開発され、作戦用途に合わせてオペレーターがライフルをアレンジすることができる設計になっている。作動はガスピストン方式、口径5.56mm。ロワーレ

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      • SOPMOD Block1~特殊部隊とM4装備

        0.SOPMODプログラムとはアメリカ軍の特殊作戦に従事する隊員に対し、隊員各人の好みや任務に応じて最適な装備を提供することを目的としたSOPMOD(Special Operations Peculiar MODification,特殊作戦用装備改良)計画は1989年に始まり、SOPMODの装備が使われるようになってから20年以上が経過している。その間アフガニスタンやイラクでの対テロ戦争など数多くの戦いの中で、SOPMOD装備は格段の進歩を遂げた。特殊部隊員が弾倉にダクトテー

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        • 特殊部隊が教える射撃の8項目の原則

          詐欺師インストラクターに騙されないために特殊部隊に在籍した16年間に、数え切れないほどの弾数をピストル、ライフル、ショットガンで撃った。多くの仲間がそうであったように、タクティカル・シューターとして私は戦闘技術の向上を目指して長年努力を積んできた。戦場で勝つためにはスピードと命中精度が不可欠だからだ。私達は毎日何時間も射撃の訓練を積み、細かなことまで突き詰めていった。そうして技術を磨き上げ、最大限可能な成果を得ようとしていたのだ。訓練を積み重ね、新しい技術を幾度も試していった

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        MK18 Mod.0/Mod.1 CQB-Rと特殊部隊

          AK系ライフルに最適!マクリーン社製ダイナミック・リテンション・スリング(DRS)

          CQBに適したライフル・スリングとは?ライフル・スリングといえば、今では多くの人が2ポイント・スリングを使っている。長さが調節できるストラップを銃のストックとハンドガードの2点で取り付けるタイプのものだ。かつてはマルチポイント・スリングやシングル・ポイント・スリングなどがあったが、今ではほとんど廃れてしまっている。マルチポイント・スリングはストラップが邪魔になる上に、スイッチング・ショルダーを行うときなどに動きが制限されてしまうので使われなくなったし、シングル・ポイント・スリ

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          低倍率の可変倍率式オプティクス(LPVOs)とパトロール・カービン

          LPVOsとは最近10年ほどで、低倍率の可変倍率式オプティクス(以下LPVOsという)をM4カービンに搭載することがアメリカの軍部隊や特殊部隊でスタンダードなセットアップになった。LPVOsはリングを回すなどの簡単な操作で至近距離から長距離までの照準が行えるのが利点だ。例えば米軍官給品のSU-230(Eclan Specter DR 1X4 optic)なら、レバーをフリックするだけで、CQBでの1倍から長距離や小さな標的を射撃するための4倍、6倍、8倍、10倍まで切り替える

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          ハイ・レディ・ポジション:エントリーのための戦術的ソリューション

          CQBテクニックに対する誤解タクティカル・シューティングに用いられるテクニックやメソッドというものは、多くはそれぞれ特定の戦術的な課題に対応して編み出されたソリューションである。しかし残念なことに、せっかく技術が考案されても、それを普及しようというときに「この技術はなぜこういうやり方なのか」という理由も同時に伝えられることが非常に少ない。その結果、間違ったテクニックが広まったり、そのテクニックが絶対に正しいものとして使われることもある。オールラウンドな技術などないにも関わらず

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          「機関銃の前に飛び出すな」 特殊部隊CQBテクニック〜コーナーのクリアリング〜

          「ハイマン・ローマン・テクニック」の欠点CQBにおいて建物内の廊下やドアは特に危険とされ、様々な戦術やテクニックが開発されているが、コーナー(曲がり角)もまた同様に危険な場所であり、クリアリングするには特別なテクニックが必要だ。 コーナーを安全にクリアするためのテクニックとしては、いわゆる「ハイマン・ローマン・テクニック」が有名だ。これは2名1組で行う方法で、2名が同時にコーナーから踏み出して前方を警戒する。1名は膝をついた低い姿勢(ロー・マン)、もう1名は立姿で高い姿勢(ハ

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          米特殊部隊制式ピストル・グロック19はなぜ採用されたのか?

          特殊部隊らしくない「コンパクト・ピストル」現在、アメリカの特殊部隊が制式採用しているサイドアームはグロック19(G19)である。陸軍のグリーンベレーが採用したのをきっかけに、陸軍レンジャー、海軍シールズ、海兵隊MARSOCにおいて広く使用されているのがG19なのだ。だが意外にもアメリカ特殊部隊制式ピストルであるG19についての正確かつ詳細な情報は少ない。これはおそらく、グロック19といえば「銃の初心者や女性でも扱いやすい、セルフディフェンス向けのコンパクト・ピストル」というイ

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          Cクランプ・グリップ〜CQB必須テクニック

          Cクランプ・グリップとはCクランプ・グリップとは、サポートハンドをフォアアーム(レイルがついている部分)を握るように前に伸ばし、肘関節は自然に曲げ、親指がフォアアームの上部に来るようにする構え方のことだ。名前の由来は、親指と他の四指がちょうどアルファベットのCの形になることからきている。もちろん、左利きなら逆字になるが。この構え方はCQBにおける銃の取り回しが容易であり、また射撃の反動を最小限に抑えることができる。もし右手に力を入れずに射撃したとしても、ライフルがほとんど動か

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          M4カービンの唯一最大の欠陥は弾倉

          M4カービンで発生するダブル・フィード(二重装填)の主な原因は弾倉にある。もともとM4の弾倉は専用に開発されたものではなかったことが影響している。何しろM4の仕様書には弾倉について記載されていないほどだ。弾倉のフィード・リップの間隔が広すぎると、弾が2発装填され、故障が発生する。これを防止するには弾倉のフィード・リップを点検することだ。 フィード・リップ・ウェア・ツール(NSN5120-01-574-0036)はフィード・リップの幅が弾を送り出すのに適切であるかどうかを点検

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          簡単で最も効果的な射撃訓練:ドライファイア

          ここでは部隊においてドライファイア(射撃予習)を訓練計画に取り入れなければならないことを強く訴えたい。陸軍の指導者は、陸軍の全ての部隊において武器の取り扱いに習熟することを最優先にしなければならないことを認識する必要がある。その理由は以下の3点だ: 1.隊員各人の職種や仕事が何であれ、全ての兵士にとって国の戦争に勝利することが第一の任務だ。これはつまり兵士は貸与された自分の武器をとって敵と戦えなければならない、ということである。

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          SOPMOD BlockⅡとアフガニスタンの戦い

          SOPMOD(Special Operations Peculiar MODification)USSOCOM(アメリカ特殊作戦軍)のSOPMODプログラムは20年に渡って特殊部隊にオプティクスやアクセサリーを提供し、そのおかげで特殊部隊はいかなる敵よりも速く、遠くから、正確に射撃をすることを可能にしてきた。今回は米軍特殊部隊アフガニスタン派遣時におけるSOPMOD BlockⅡの運用について紹介する。 アフガニスタン、2015年。特殊部隊オペレーターが構えている銃は当時の

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          パット・マクナマラ氏 無意味な「射撃場での小芝居」訓練

          元米陸軍特殊部隊「デルタフォース」隊員であり、現在は射撃インストラクターとして活躍しているパット・マクナマラ氏は、「射撃訓練は実戦的でなければならない。」と説き、非実戦的で意味のない訓練を「射撃場での小芝居」だとして戒めている; 意味のない奇妙な訓練をしている連中がいる。それらは一見もっともらしく見えるかもしれないが、騙されてはいけない。気をつけよう。 常に物事の意味を問いかけることは射撃訓練においても重要なことだ。ここで言う意味があるかどうかとは、実戦的な訓練かどうかとい

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          トラビス・ヘイリー氏 スピードリロードの要点

          CQBにおいて敵との交戦中に銃が弾切れになったとき、それは「人生最悪の瞬間」と表現される。銃のボルトが後退したところでロックされたなら、速やかに新しい弾倉に交換しなければならない。実戦においてスピードリロードを経験した兵士は少ないかもしれないが、スピードリロードはCQBにおいて重要な技術であることは言うまでもなく、兵士にとって必須の技術である。 タクティカル・インストラクターのトラビス・ヘイリー氏は、アメリカ海兵隊フォースリーコンやブラック・ウォーター社コントラクターとして

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          自衛隊89式小銃CQB 実戦テクニック

          スピードが最優先 CQBにおいて最も優先するべき要素、それは「スピード」。つまり敵を認識してから初弾を発射するまでの時間を速くすることです。他にも「命中精度」「操作性」といった要素がありますが、どんなに射撃が上手でも敵から先に撃たれてしまっては何の意味もありません。CQBの極意は「敵よりも先に弾を命中させる」ことなのです。

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