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女性は戦えるか?:セルフ・ディフェンスのためのメンタル・タフネス訓練のあり方


アリゾナ州のホワイト・マウンテンズで今年、43歳の女性が14歳の少年に殺害される事件があった。少年は女性の家に強盗目的で侵入したのだ。女性は拳銃を手にして少年に立ち向かい、同時に200マイル離れた場所にいる夫に助けを求めて電話をかけた。夫は妻が少年に対して家から出ていくように話しているのを電話越しに聞いていた。しかし少年は彼女の拳銃を奪い、女性を撃ち殺してしまった。男性は自分の妻が殺されるのを聞いていることしかできなかったのだ。

このような悲惨な事件は二度と起こってはならない。女性が警察に電話しなかったことは理解し難いが、夫にどうしたらよいか訊きたかったのかも知れない。いずれにせよ、彼女が状況にしっかりと対処できなかったことは疑いのないことだ。たとえ彼女が射撃の講習を受けたことがあったとしても、残念ながらそれは彼女には効果がなかったと言わざるを得ない。なぜなら反撃することさえできずに殺されてしまったからだ。

女性に効果的な訓練とはどういうものだろうか。射撃の仕方も必要だが、敵を倒そうという気持ちを身につける訓練が最も重要なのではないだろうか。

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