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寒い季節に読みたくなる絵本

毎年、寒くなると読み返したくなる絵本があります。
絵本のタイトルは「しんせつなともだち」(福音館書店)。

子供が幼い頃、本屋さんで見つけた絵本。

この絵本は雪がたくさん降って、食べ物がなくなってしまったこうさぎちゃんが食べ物を探しに行く場面から始まります。

こうさぎちゃんはカブを2つ見つけます。
ひとつ食べてひとつ残した時のこうさぎちゃんの言葉がとても温かいんです。

「ゆきがこんなにふって、とてもさむい。
ろばさんは、きっとたべものが ないでしょう。
このかぶを もっていってあげましょう。」

ところが、ろばさんは食べ物を探しに行って留守でした。
こうさぎちゃんは、ろばさんのお家にカブを置いて帰ります。

さつまいもを持って帰宅したろばさんはカブを見つけた後に自分のとってきたさつまいもを食べて

「ゆきがこんなにふって、とてもさむい。
やぎさんは きっとなんにもたべものが ないでしょう。
このかぶを もっていってあげましょう」

と言い、どこかからやってきたカブをこやぎさんのところへ持って行きます。

こんな繰り返しでカブは、こうさぎちゃん→ろばさん→こやぎさん→こじかさん→お腹がいっぱいでぐっすり眠っていたこうさぎちゃんのところへ戻ります。

「やあ、かぶが もどってきた」
こうさぎは ちょっとくびをひねって
かんがえましたが すぐにわかりました。
「ともだちが わざわざもってきてくれたんだな」

と終わります。
どの動物も友達思い🧡
寒い季節、心がほかほかになります🥰

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