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ゆぴの10分日記

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帰り道の10分間で書く独り言のような日記。よわっちくても生きてるだけでえらいえらい!
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2019年4月の記事一覧

正解は、自分で定義していくもの

「文章ってどうやって書けばいいんですか?」 たまにもらうこの質問に、わたしはちょっと困ってしまう。 なぜなら、文章は誰にでも書けるからだ。 もちろん、文章の最後には「。」をつけましょう、とか同じ接続詞が続かないようにしましょう、とかある程度の読みやすくするためのライティングルールは存在するとは思う。 でも、じゃあそのルールたちを度外視したものを文章と呼ばないのか、と言われたら、そんなことはない。 ぜんぶ、文章だと思う。 そのなかで、書きながらみんなそれぞれのやり方

繊細で、ごめんなさい

いつもnoteは、自分の日記でありながらも、きっと共感してくれるかもしれない誰かのために書いている。 でも今日は、自分のためだけに書きたい。 繊細がいやだ。 これは嫌味に聞こえてしまうんだろうか。繊細の反対は鈍感になってしまうんだろうか。 今も、友人のnoteを読んで涙が止まらなくなってしまって電車を降りた。 わかる。感受性が高いのは役者としては絶対に必要なことだし、創作者としては誇るべきことなんだと思う。 でも、これから約束があるのにぜんぶの予定を放り投げて

好きなことに、理由はいらないよね

わたしはもともとヲタクだった。 寝る間も惜しんでアニメを観て、漫画を読んで、絵を描く。そんな生活を送っていたし、本当に心から好きだった。 でも、いつしか自分の好き、がわからなくなった。 このタイトルを言えばディスられないんじゃないかとか、教養としてこのアニメは観ておこうとか、打算的にアニメを消費するようになった。 ** 好きが、わからなくなったのだ。** 今、ツイッターを見ているだけでも大量の情報が目に飛び込んでくる。 そんな情報の渦のなかで、わたしは好きなも

未来のあなたがもう、後悔することのないように

「やっぱり社会人としての経験は必要だよね」 そんな言い訳じみた言葉を口のなかで転がして、あなたは自分の夢を押し殺したところだと思います。 小学生のころ、大好きな国語の音読の授業をきっかけに志した「声優」という大切な夢と、「声優という夢だけでは食べていけない」という現実。 その狭間で揺れ、親の反対を押し切る勇気も、不安定な生活を送る覚悟もないあなたは結局「会社員」という道を選びました。 何なら、「あきらめた」という事実さえ認めたくなくて、就職を喜ぶ親を前に、「これは自分

もう、誰にも搾取されないために

やさしい人ほど損をする、というnoteを書いたことがある。 でも、本当はあれは自分に向けて書いた。 こんなことを言いたくないけれど、私は搾取されながら生きてきた。 頼まれごとをされたら断れない。 しかも、愛想も良いから嫌がっていることすらうまく隠してしまい、結果的に相手に何も伝わらない。 たぶん、楽しんでいるとすら思われているんだと思う。 いつも、なにも言えなかった。 先に何かを言われてしまえば、おとなしく、それを飲み込んで従った。 変な話、心から嫌がっている

時間をかけて働いてもお金はいっぱいもらえない

バイトをしていたころ、すべては時給換算された。 時給が1000円なら、8時間働けば8000円。 たくさんシフトに入れば入るほど、もらえるお金は増えていく。 同様に、新卒で入った会社も残業代が出る会社だったから、働けば働くほど、もらえるお金は増えていった。 たぶん、みんなそれに慣れすぎてるんだと思う。 素早く仕事をすれば早く帰れるけど、のんびり仕事をすれば、それはそれでお金がもらえる。 じゃあ、いっか、なんてマイペースに仕事を片付ける。 でもわたしは、ライティン

あなたは一生ひとりである

「だいじょうぶ、ひとりじゃないよ」 寂しい、とこぼすと必ずそう励ましてもらえる。困ったときはいつでも相談に乗ってくれる仲間がいる。家族がいる。友だちがいる。 でも、それを踏まえてわたしは思う。 ううん、やっぱり人間はひとりだ。 人生において大事な決断をするとき、基本的にはいつもひとりで決めてきた。それは、自分で決めることで責任を負いたかったし、他人になにかを委ねたくなかったからだ。 でも、決めてから弱気になって、涙が止まらなくなったから、はじめて誰かに相談してみた。

強い人なんてこの世に存在しないのよ

メンタルが強固すぎる、と思っていた人がいた。 どんなことがあっても変わらない笑顔で笑っていて、自分の信じた道を突き進んでいて、何を言われようが自分の軸を絶対にぶらさない。 とても自分にはできないな、と羨望の眼差しで見ていた。 どうやったら、そんなに強くたくましくいきられるのか、毅然と振舞っていられるのか、教えてほしかったくらいだ。 でも。 2人になったとき、「本当はこうなんだよね」と、彼女は本音を漏らした。 くよくよ悩んでしまうこと。心ない言葉を言われて落ち込んで

忙しなく動いても、素敵な時間は増えてはいかない

久しぶりに誰かの家に泊まった。きっかけはこのnote。 彼女は、人を家を泊めるとき、髪の毛を乾かしたり、耳かきをしてくれたり、アロマディフューザーのオイルを選ばせてくれたりするらしい。 ホテルでも旅館でもないのに、こんなにおもてなしをしてくれることがあるだろうか? むしろこちらの身としては、「泊まらせてくれてありがとう」という気持ちでいっぱいである。 noteのとおり、彼女はわたしをたっぷりともてなしてくれた。 ふわふわでいいにおいのするパジャマとタオル。 かす

デジタルが蔓延る今こそ、アナログに生きるべき

代々木上原にあるレストラン・sioに行ってきた。 もともと、3月末に、新R25で内定者インターンをしていた川西くんの、卒業制作と称した取材にカメラマンとして同行したことがきっかけだった。 そのときの編集長との約束は、わたしは先輩として一切取材の手助けをしないことだった。 そんなことをしなくても、sioのオーナーである鳥羽さんと彼は途切れることなく会話を続けた。32歳からシェフを目指したこと。込み上げる眠気はオーブンに腕を当てて吹き飛ばしたこと。 カメラマンという立場は

なりたい自分を演じればホンモノになる

声優のレッスン初回でめちゃくちゃ大事なことを講師の方が仰っていたので書きなぐります。 声優に必要なスキルはたくさんあります。 声質や体力はもちろん、感性や想像力、礼儀、コミュニケーション能力。 そのなかで、大事なのが「見た目」。 これは、何もイケメンとか美女とかそういう話をしているのではなく、誰かに与える印象すべてを指して言います。 たとえば、普段から明るく元気な人には明るく元気な役がくる。 のんびりおっとりしている人にはのんびりおっとりしている役がくる。

「好き」は余白がないと生まれない

1年ぶりに海外旅行に行ってきた。 年末あたりにツイッターで見かけた「フィジーに行きたい人、いませんか?」の投稿。 当時、退職をするかしないかで揺れていた私は、思わずその投稿に返信をした。旅行の日程は4/2から4/5のバリバリ新年度はじめ。とてもじゃないが、普通の会社員として行ける日程じゃない。 でも、逆にこの旅行を押さえてしまえばもう逃げられないんじゃないか。 そんななかなかにヘビーな思いを乗せてフィジー行きを決意したのであった。 そして、いざフィジーに着

“時は金なり”をどこまで意識しよう

2019年4月1日。元号が変わり、わたしのフリーランスライフがはじまった。 なぜか前日から寝付けず、うっかり望まぬオールをしてしまい、結局そのまま朝渋の著者イベントに向かった。 対談を聞きながら、爆速で書き起こしながら、同時にiPadで絵を描くという脳みそフル回転なアウトプットを終えたあと、そのままイベントレポートを仕上げて今度はSHElikesの『所属のない入社式』へ。 新しい門出に目をきらめかせるみんなの横顔を撮り、歓談を終えたあと友人とのランチへ向かう。 それか