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ゆぴの10分日記

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帰り道の10分間で書く独り言のような日記。よわっちくても生きてるだけでえらいえらい!
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2019年8月の記事一覧

しんどいから、ごはんが美味しくなるんです。

わたしは声優を目指して日々稽古に励んでいるけれど、時折ふと思うことがある。 それは、「楽しいんだかしんどいんだかわからない」ということ。 先日、二泊三日の合宿をしてきたのだが、普通にしんどかった。 バスで7時間かけて辺境地に赴き、見ず知らずの40人超の人たちとひとつ屋根の下で共同生活を送りつつ、肉体を酷使するワークをやり、ダメ出しをされて落ち込み、筋肉痛とアザでボロボロになった身体を布団にうずめて眠たい目をこすりながらひたすら台本を暗記する。 苦行か!!!!! しか

お金と時間をかけたなら

最近、Twitterをあまり使わなくなった。 いや、むしろ前が頻繁に使いすぎていたんだと思う。 朝起きてTwitter、移動中にTwitter、友だちがトイレに行っているあいだにTwitter、お風呂でもTwitter…とつねにTwitterに張り付いていた。共存していた、といっても過言ではない。 ただ、そんなに張り付いて何を見ていたの?と言われると、イマイチ答えられない。 たぶん、大して頭も使わずにボンヤリと眺めていたんだろう。 一時期、ツイートしていなければ誰か

時が流れていくのが1番怖い

「最後に会ったの、2年前だったよね?」 そんな会話を交わしながら席に着く。 変わらぬ表情の友だちを前に、「前はこんな話をしていたよね」と手探りで糸を手繰り寄せてみる。しばらくして、ぎこちない会話がやっと軌道に乗ってくる。 人間関係が広くなってくるにつれ、当たり前だけどひとりに会う回数も減っていって、「久しぶりー」な会話が増えていく。 そんな、「久しぶりー」な友だちが、いよいよ遠くへいこうとしていた。 人間関係とは、不思議なものだな、と思う。 もしあの場面で私が

優しくて悔しい

天使のような子に出会った。 明るくて、優しくて、お花みたいで、そこにいるだけでパァッとあたりが照らされるような。 目をしっかり見て話を聞いてくれて、たくさん私のことやまわりの人のことを褒めていて、なんて心が美しくて素敵な子なんだろうと感動した。 きっとこの子は、今までもクラスのムードメーカー的存在で、キラキラした毎日を送ってきたんだろうなぁ、なんて思っていた。 それなのに、隣に座って、1時間じっくり話してみると、 小、中、高、大と、ずっといじめのようなことを受けてい

ずっとこのままでいたいのにな

お盆休み、家族でカラオケに行った。 3年ぶりくらいかなぁ。家族でなんてカラオケに行かないから、みんな何を歌うんだろう、なんてワクワクしていた。 お父さんはあいみょんを歌った。しかも難しいやつ。 なんでそんな最近の歌を知ってるの、と言ったら、いつも通勤時に聴いているかららしかった。 お母さんはSHISHAMOを歌った。どうも、有線で流れているのを気に入って、CDを借りてきて取り込んで車でいつも流しているらしかった。 妹は、尾崎豊を歌った。尾崎豊のご子息が歌っていて、そ

悩んで出した答えは「忘れない」らしい

ただの学びなんですけど。 先月からボイトレを始めてマンツーマンで超丁寧に指導していただいているのだが、その先生が、めちゃくちゃ質問をしてくるので、すごい質問されるなぁ、と思いながら聞いていた。 なんで日本語発音には母音が大事だと思う? 口の中の空間を広くするにはどうすればいいと思う? というようにほとんど質問だけで授業が構成されている。 何故かというと、「悩んで出した答えは絶対に忘れないでしょ?」とのことだった。 なるほど!!!!!! たしかに私も受験期は参考書

「笑っていればそれでいい」と思えたなら

本当の愛とは何ぞや、という取材をしたときに、「相手が幸せならそれで良い、たとえそこに自分がいなくても」と思えることだ、と言われた。 「自分がその人を幸せにしたい」と思っている段階では、本当の愛ではなく、独占欲のようなエゴが入っていたり、結局自分本位だったりする。 一方で、真実の愛というのは、別に自分と一緒にいようがいまいが幸せならそれでいいんじゃない、と思えることである。 この感覚がずっとわからないでいた。 だって、相手が幸せでも自分が幸せじゃなかったら幸せじゃないか

何度世界から消えたとしても

思えば、送別会の多い人生だった。 アメリカという場所柄、転勤族が集まっていたので、毎月のようにお別れをしていたし、帰る場所も日本の、東京ではないところだったりするので、「また会えるよね」ともあまり思えなかった。 現地の子もそうで、みんな進学と同時にアメリカ中に、あるいは世界中に散らばっていって、今やどこにいるのかもわからない。 何だか、送別会があるたびにふわふわとした。 はじめこそ、悲しくて辛くてめちゃめちゃに泣いていたけれど、繰り返されていくうちに鈍感になっていった

だって、今日が1番”早い”から

「若いうちは自己投資をすればするほど、後に返ってくるリターンが大きい」という。 たとえば、人生80年だとして、20歳のときになにかをインプットしたら残り60年間も使えるけど、40歳のときにインプットしたら残り40年間しか使えないね、っていう話である。(40年間もなかなかだと思うけど) 使える年数が長ければ技も磨かれていくし、使えるチャンスも多い。つまり、早めの自己投資はお得なのである。 そんなわけで、「早め」かは定かではないが、来年の4月から声優の専門学校行きが決定した

ハッピーな人間関係のつくりかた

基本的に不器用だし、人見知りだし、警戒心が大変強いのであまりたくさんの人を大切にできないし、本当にありのままをぶちまけられる人というのは数える程度しかいない。 このまえ、「人間ってこわいよねぇ」と友だちと話していた。 社会には、表面上はウフフ…アハハ…と仲良さげでも、裏では「嫌いなんだよねー」と言っている人だらけで、「ア! 少女漫画でよくある、トイレにいたらうっかり自分の悪口聞いちゃうやつだ!」という案件が勃発している。 そのたびに、人間不信になる。 そして、自分が直

お金がすべてじゃないけどさ

お給料(?)じゃないな、ずっと取り組んでいたことの単価が上がりました。パチパチ! 先日、フリーランスの先輩である西村創一郎さんに取材をしたとき、単価の上げ方についてこう言っていた。 需要が高まって“行列”ができてくると、どうしても仕事を断らなければならないときがきます。それが単価を上げるタイミング。 そんなわけで、まずは自分の会社員時代の時給を下回らないように設定しつつ、単価アップは自分の仕事がパンクしてからだなぁ、と思っていたのだが、意外と徹夜をすれば仕事回せちゃうぜ

「トゲトゲ」とは”さよなら”しよう

たまに。 自分で目を瞑っている自分のダメなところをわざわざ指摘して「そういうところ、ダメだよね」とか、自分の意見に対して「それは間違ってる」と真っ向から否定してくる「トゲトゲ」に出会うことがある。 そんなとき、わたしは誰かと戦うことが好きではないので、ムッとしても「そうだよねぇ」と受け止めてしまう。 心のなかでは「そうだよねぇ」とは思っていないけれど、トゲトゲに触ってもロクなことがないので、ころんと転がすのだ。 そんなんだから、トゲトゲは自分がトゲトゲしている自覚もな

わたしたちが思い出を作る理由

花火を観ると思い出すことがある。 おばあちゃんの家が湯河原にあるので、わたしにとっての花火は毎年行われる「湯河原花火大会」だった。 うちは、誕生日以外はおもちゃを買ってもらえない家庭だったが、お祭りは特別で、お面や、キャラクターの絵のついたヨーヨーやわたあめを買ってもらえた。 今思えばわたあめなんて中身は全部同じである。それでも、キャラクターのついているものが良かった。 お面をつけて、わたあめがパンパンに詰まったピンク色の袋をぶら下げて、右中指にヨーヨ

背中を突いて急かさないで

たまに「急かされてばかりだなぁ」と思ってしまうことがある。 海外に転校するとき、「学年がズレるから」と無理やり向こうの学年に合わせた結果、中学に2ヶ月だけ通って卒業する形になったこと。 受験期、現役で合格できるように毎日図書館に引きこもって習ったことのない古文を解読したこと。 やりたいことがわからなくて、でも留年も許されずに苦し紛れに就活をしたこと。 「ストレート」ってそんなに大切なことなんだろうか。 それだけじゃない。わたしたちは日常的に「急かされ」ている。