ときめきファースト宣言
「私の人生のテーマは『心が動くことをする』なんだよね」
…とパスタを頬張りながら友人が言った。イタリア7日間旅行の折り返し地点、ミラノにて。
ちょうど、最近はロジカルな思考よりもエモーショナル優位になってきたよね、という話をしていたところで、思い当たることがあったらしい。
「心が動く」以上のことはないよ、と彼女は言った。わたしもそう思った。
この7日間の旅行中、わたしの心は動きっぱなしである。
口に入れたものをおいしく感じて顔がほころんで。
顔をあげた瞬間、瞳に映った景色が美しくて涙がにじんで。
友人の紡ぐ言葉が耳に響いて何度も頷いて。
異国の地で、心はだいぶやわらかくなってきたように感じる。
友人の言葉を聞きながら、わたしは『フランス人は10着しか服を持たない』の一節を思い出していた。
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曖昧だけど、それは”ときめきを感じないものは捨てる”といったものだったような気がする。**
つまるところ、ときめきを感じることだけをやり続ければ、心は動き続けるんじゃないか。
ときめきを感じること。それはきっと、好きなことだったり触れたことのない未知なることだったり。犬だったら、ピン!と耳が立つようなこと。心が嬉しく弾むこと。思わず笑みがこぼれ出てしまうこと。
うん、それにしよう。
実は最近、「やらないこと」の判断基準を何にしようか決めあぐねていた。時間を守るためにやらないことリストを作るのは大事だけど、結構適当に決めていたのだ。
というわけで、心がときめかないことはやらないことにします。
「アッ!なんかよくわかんないけどドキドキしないぞ!!!」なことはもうやらない。
…やらなくてもいい、ところまで何とか来られたような気がする。
突然の旅行でも快く送り出してくれたクライアントさんのおかげだったり(ありがとうございます)、固定費の下げ方を学んだおかげだったり、時間割をうまく作れるようになったおかげだったり。
ともあれ、心に正直に、ときめきファーストで行こうと決めました。
感動していこ。
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