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テキトーな選択がテキトーな人生をつくる

久しぶりに寝る前に映画を観た。

部屋をちょっと暗くして、好きな飲み物を用意して、サスペンスやホラーではなく、ちょっと心があたたまるような映画を選んで観た。

たったそれだけ。

たったそれだけで、1日の充実感がまるで違った。

フリーランスになってから「選択」をすることが増えた。

何なら、今の私には「選択」しかやることがないのかもしれない。


仕事をやるかやらないかの選択。

誘いを受けるか断るかの選択。

早起きをするかしないかの選択。


そのなかで、自分がなおざりにしている選択があった。


毎日を充実させるための小さな選択だ。


たとえば、ランチひとつ取っても、私は「作業場から動くの面倒臭い」という理由で抜いてしまったりする。

作業環境も、「このカフェしか知らないから」という理由でいつも似たようなところにいる。

持ち物も、「特に可もなく不可もないから」という理由で使い続けているこだわりのないもの。

そして、寝るときも「なんでもいいや」と適当なパジャマを着て、適当にTwitterを見て寝る。

それが、気づかないうちに自分の毎日の充実度を著しく下げていることに気付いた。


もしも、ランチを自分の好きなスンドゥブに変えてみたら。

もしも、作業場を自分が見つけたお気に入りのカフェにしたら。

もしも、持ち物を、自分が本当に心から気に入るものだけにしたら。

もしも、気持ちのいいパジャマを着て素敵な本を読んで眠りについたなら。


今まで、気に留めたこともなかった。

大きな決断にはいろんなことをあれこれ考えて決めるのに、毎日のちょっとした取るに足らない選択は、ものすごく適当に決めてきた。

でも、それをほんの少しだけ考えて決めてみたら、自分の人生はもっと豊かなものに変わっていくんじゃないか。

考えてみれば、毎日は選択ばかりだ。

小さな選択を疎かにすればするほど、毎日が疎かになっていくのは当然のことなのかもしれない。

たった1本の映画だ。

それを寝る前に観るだけで、こんなにも満たされた気持ちで1日を終えることができるなんて思ってもみなかった。

何だかよくわからないけど、今このnoteを書きながら泣きそうになっている。理由はわからない。そんな小さなことに気付けたことが嬉しいのかもしれない。

テキトーな人生にしないために、テキトーな選択をするのをやめる。

手始めに、「テキトーに使っているもの」を洗い出して、ひとつずつ素敵なものに変えてみよう。

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