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2023.07.14 festival


7月14日の<A>festivalについて書く。


ウチが出ていいんですか??


誘われたのは1年前。旧ニューロティカの初代ギタリストJackieさんが定年を前に、もう一回バンドを組みたいんだと相談を受けた。
ニューロティカを辞めて、すっぱり堅気になったJackieさんは、それから数十年、お堅い仕事で出世をし管理職にまでなっていた。

高校時代にニューロティカ(以後、旧ロティカ)にハマったが、実際にその時代のメンバーでのライブを実際に見ることは全寮制の学校ゆえ叶わなかった。初めてニューロティカのライブを見たのは二十代後半でカタルさんやナボさん、シズヲさんの代になってからだった。

最初に旧ロティカの面々と会ったのはインディーズ日本代表の時の新旧メンバーが勢揃いした時で、それ以降Jackieさんは自分の公演にお花を頂いたりと大変良くして気にかけて頂いていた。

で、普通イベントとか組むにしても1年前??と驚いた。
けど納得もした。
企業の半期計算でプロジェクトとして考えてるんだなぁ」と。
同時に新しいバンドの構想も聞いた。

えっ、マジですか?そのメンバーでやるんですか?
と聞き返したのを覚えている。

ギターはFANATIC◇CRISISのkazuya君、ベースは元ミッシェルのウエノコウジさん、ドラムは元THE BLUE HEARSTSの梶原さん。ボーカルはTARSHIさん。
そりゃ1年前から抑えるよな…という自分が見ても豪華なメンバーにすごく驚いた。

チケット回りなどの手伝いをしたんだが、当初はそれらの手伝いだけだと思っていたら、フェスの出演者にmilktubの名が。
Jackieさんに確認したら「武道館行くんだろ?これぐらいのメンツとやらなきゃダメだって!4649!」と言われて正直肝が冷えたと同時に感謝しかなかった。

パンク業界やロック業界とは遠く離れたエロゲ業界でひたすらに音楽を作っていたmilktubではあるが、このメンバーと一緒にステージに立てるとは正直夢にも思わなかった。

ちなみに今回の<A>festivalのブッキングの仕方に感銘を受けて、milktubも箱やメンバーを1年前から抑えるくせがついたのは内緒だ。
(でもすごい楽になった)

そして当日。


久々のロフト。数年ぶりじゃなかろうか。「MUSICUS!」の取材ではお世話になってたもののライブするのは久々でした。

このバンドの並びにmilktubがあるのに感動した。
ロリータ18号、30%LESS FAT、milktubて。
ちなみに30%のサトパーさん(現鈴木このみ舞台監督)と付き合い長すぎて対バン済みと思いきや、今回が初だったという(笑)
楽屋では久々にみるワルパーさんでした。姿形が悪党でした。

我々は一発目だったんだが、ステージに上がるお歴々の方のバンドやサウンドで今の自分があるのでゲーム曲とアニタイ、そして1曲目には様々なロックスターへのアンセムソング「春夏冬ロックンロール」を持ってきた。
MCでこの事を言おうと思ったんだけど、緊張して忘れた。
なんだったらMC何喋ったか全部忘れた(笑)

出番前にJackieさんから「フェスなんだからさ!時間押してくれよ!」
次に出る30%のサトパーさんからも「ウチが巻いちゃうからむしろ押して欲しいんだよね」と言われたので、30分きっかりでセトリ組んでたが、MCを少し伸ばして40分で演った所、楽屋に戻ったら先輩方から「押しやがって!一番若手のくせに!」と怒られる洗礼を浴びた(笑)
もうこの師弟の言う事は決して信じないぞ!!!!と固く心に誓った。

というか俺達が一番若手って最近なかなかないので新鮮だった!

kazuya君年齢1個しか違わないのに王子感凄すぎて眼が潰れそうになった。

EX-FIVEの皆さんとパチリ。ウエノさんとKazuya君のスタイルの良さは同じ人類とは思えない程。どこで間違えたのだろうか…。前世で地球滅亡を数回は救っとるとしか思えない。

学生時代、THE BLUE HEARTSのコピーを死ぬ程やっていた俺は、もちろん梶原さんと写真を一緒に撮ってもらう以外の選択肢はなかった。
(と言うか30%まっちゃん始めバンドキッズは多く写真を撮ってもらってた。ですよねー)

ファンすぎるゆえ、うっかり「梶くん」と言ってしまいそうなのを我慢してしまうなど。めちゃくちゃ紳士でした…。ワイのエア子宮うずきっぱなしやで。

アンコール


アンコールでも1曲歌わせてもらった。シーナ&ロケッツの「オマエガホシイ」このバンドをバックに歌えるなんて思わなくて出番直前までドキドキしてた。

「歌の入るタイミングを間違えたら、この場で四肢が切断して頭部が破裂し爆死する」という覚悟で歌っている図。
ロリータのマサヨさんのステージングはどこを切り取ってもかっこいい。
TARSHIさんのTHIS IS ROCKVOCAL!!!がたまらなく渋かった。

打ち上げにて

完全にキッズに戻る俺とAYUMU
ロフト名物オムライス。久々に見た!

なんというか夢みたいな1日で、ずーっとふわついてた感じ。
そこそこ長いキャリアでもなかなかない経験をさせて頂きました。
企画が上がった当初から「平日のロフトを満員にしたいんだ!」とおっしゃってたJackieさんでしたが、有言実行でしたね。
1年にわたって準備してきた結果が実を結んで本当におめでとうございます!

打ち上げでJackieさんがめちゃくちゃ良いこと言ってたんだけど、俺の胸の中にしまっておきます。

バンドをやるのに遅いなんて事はないんだなって実証してくれた偉大な先輩達のライブでした。

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