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今後のライブのモッシュ、ダイブ、圧縮についてのお気持ち表明(4/2追記あり)

3/31の公演中にダイブが起こったり、圧縮行動が起こった事について書きます。

前提として

ダイブやモッシュてのを否定するつもりは全くない。
ロックバンドやってりゃこの手の遊び方はある訳で、俺も飛びまくり押しまくり騒ぎまくりの環境の中で育ってきたし、演者としても発生すると嬉しい側面だってある。(流石に今は年齢が年齢だから客として自分からはやんないけどさ。)

ただ、参加者側としてそれが許容されて良い場所とアカン場所の区別はつけてるし、オウンリスクなのも理解してるという上で読んでほしいかな。

今回のケースについて

3/31についてはチケットには明記していたが、モッシュやダイブは禁止公演でありました。それでもテンションあがってやっちゃった人いたけど、それについて俺は責めるつもりは全くない。
悪意あった訳じゃないしEC前に注意喚起したらやめてくれたし。

今回の公演の感想を眺めていて出ていた問題は

・キャパに対して入場者数がめちゃくちゃ多かったゆえ起こった圧縮。
・主催から明確なメッセージを発していなかった。
・昔から来ている人と最近来た人との意識や育ちの環境の差異。
・パーソナルスペースの問題。

かなと。
1個ずつ解説してくね。

・キャパに対して入場者数がめちゃくちゃ多かったゆえ起こった圧縮。
今回はDIVEのキャパ300に対して、320のチケットを販売した。
これは10%はチケット買っても絶対にライブ来ない説があって、そのバッファ分を考慮した数字な訳だ。実際3/31に来ていた人の実際の人数は290名。30名はなんらかの事情で来れない人がいた。
これは過去の公演ぜーーーんぶなぜかこの数字に収束するんだな。

とはいえ昨日のライブは過密状態だったのは否めない。
コロナ禍のあとのライブってマジで動員が1/3ぐらいになってたので、本来であれば500〜800ぐらいの箱でやるような公演だったのだが、2023年の動員実績を見てこの公演をキメたのでそこに後悔はなくもないが、前述クラスの箱でやって赤字こさえたら興行的側面として意味がないので、手堅く売れそうな会場でなおかつコミュニケーション取りやすい会場でDIVEを選んだって話。

これに関する解決方法は、今回のでリサーチ取れたから500~800ぐらいの箱でチケット販売数を絞っての開催をする事により、フロアのスペースに余力を残して過密による過度な圧縮やモッシュが発生したとしても「逃げる。」「別の場所で見る。」などの選択肢が取れるようにすれば、おおよそ解決できるかなと。あとはゾーニングで解決できます。昔やってたけど。

ただ200~300の箱でパンパンの状態でのゾーニングははっきり言って無理。
ざっくり益荒男は前方で、ゆっくり見たい人は後方でってアナウンスするぐらいしかない。

あとモッシュと圧縮は全然違うから注意な。技法と事象だ。

・主催から明確なメッセージを発していなかった。
チケットには注意事項として書いてあったものの、前説で出た時にきっちり言っておけばよかったなーと後悔した。

俺だって客同士の揉め事を歓迎しとる訳もなく、ライブっつーのは違う価値観の人達が同じ好きなものの為に集まる空間な訳です。
いろいろな楽しみ方の人がいるので、できればフロアのルールはフロアで作ってくれよと思う派ではあるが、ルールの制定の大元の考え方は「アーティストがどんなライブにしたいか?」ってのをメッセージとして明確に発信する必要があったと思う。ここらへんは主催である俺の落ち度です。

とはいえロックバンドなので、対バンによってはモッシュやダイブを黙認する所もあるし、明確に駄目っつー所もあるので、

◯モッシュやダイブ、圧縮などの行為をしてほしくない場合は開演前の前説でアナウンスする。(あとチケットの販売時に改めて強調して記載する。)
◯そうでない公演(前説がない公演)は空気読んで好きに楽しんで。

という風にします。
該当する公演は後述するので読み進めてどうぞ。

・昔から来ている人と最近来た人との意識や見てきたライブの環境の差異。
・パーソナルスペースの問題。

今回はウチの公演なので具体的には「MUSICUS!前」「MUSICUS!」後に分かれる。
昔から来てる人達はこの手の議論は十数年前からさんざんやり尽くしてたので、主催である自分の意図を汲んでくれる人も多い。

とはいえ最後にOVERDRIVEのでかいイベントやったのって7年前のフリーライブまで遡るので、開催から時間が結構経ってるんだよね。
昔は良くても今は駄目になった事とかあるじゃん?
そういう人もいると思うんだよね。いいとか悪いとかじゃなくて。

「MUSICUS!」作ってからこれをきっかけでOVERDRIVEを知って、Tamaちゃんがボーカルである事が判明したあとに彼女の昔からのお客さんも今回のライブに足を運んでくれるようになったので、それは歓迎される事なんだけど、それまでの彼女のステージやライブを楽しんでた方々と、これまでにやってきたウチのステージやライブの楽しみ方とで違う事もある訳で、ここでハレーションが起こってる感じかなと。

今回初めてライブを見に来た人だっておる訳で、そういった人達に予備知識なく昔通りのウチの楽しみ方をしてね!っつーのも酷な話だとは思う。
文化圏違うんだからそりゃびっくりするし「まじかよ」ってなるじゃん。

「ライブの民度が〜」「モラルが〜」「マナーが〜」っつー風に言っちゃうのは参加者側の意見交換や問題提議としてはありがたいんだけど、ちゃんとオーガナイズする側も「こう楽しんでほしい」「これはアカンで」って考え方のボーン(骨格)を提示しないと駄目かなと。

主催する側っつーかステージ立つ側の俺としては「どんな楽しみ方の人が来てもその場で一緒に楽しんで最高を更新して帰ってもらいたい。」ので、今更ですがそういう事はあらかじめ言うようにしたいと思います。

長くやりすぎちゃうと自分の中で当たり前と思ってた事がそうでない事になってるのに気づかないので今回はいいきっかけになりました。

なお、こちらができる最大限のルール提唱やお願いを守れないやつはしょうがない。
そういう奴は客でもなんでもないので排除するしかねえだろ。
って考えです。

ちなみに昔はOVERDRIVEとmilktubのライブのスタンスとしては「クッソ騒いで一緒に歌って楽しんで!」なので、じっくり見に来る聞きに来るって人や初めて遊びに来る人に対しては「後方で見物してイケる!と思ったら最前付近で騒ぎに来て。」と昔はアナウンスしてました。

あとはパーソナルスペースの問題が一番大きいと思う。
過度な接触嫌だって人の気持ちも理解できるし、俺だって冷静な時に知らねえオッサンと触れ合ったりする嫌だよw
クッソ盛り上がって「同士達よ!共にこの瞬間を共有しようぞ!」ってなった時とテンション違うじゃん?
接触の許容量だって人により違うしね。

これ解決するのって俺が思うに結局キャパに対して収容人数がどれぐらいかってので決まると思うんだよね。あとゾーニングできるかどうかって事で。

主催としてはなるべく入場者数を入れてただでさえ赤字になりやすいライブを成立させるべく売上にしたいんだが、ここらへんは難しいんだけど「快適さ」が多少なりとも求められるのであれば考慮する余地はあると思う。
怪我人でなくなるリスクヘッジって考えるとアリかなと。

各公演について

とりあえず今後の公演についての自分の見解を書いておきます。
基本的に今のmilktubのライブってのは騒ぐ奴はステージ前でもみくちゃになっててゲラゲラ笑いながら歌って騒いで、そうでない楽しみ方の人はそれ以外の所で自分のスタイルで楽しんで見てるので棲み分けは出来てるのでご安心ください。

4月のハイスピードバトル
<4/2  nano.RIPE側と協議して下記に改訂しました。>

明確にいいます。
モッシュ、ダイブ、過度な意図をもった圧縮は禁止します。
接触嫌な人や初めてな人はフロア後方で見てて「イケる!楽しそう!」と思ったら勇気を持って最前付近で楽しんでください。現状の券売量だとぎゅうぎゅうに圧縮にはならずある程度のパーソナルスペースを確保してお楽しみ頂けます。


・vs 学園祭学園
明確にいいます。モッシュ、ダイブ、圧縮は禁止します。
音楽性が全く違うバンドの対バンなのと、俺が学園祭学園のサウンドが大好きなのでそこんトコに注視しつつ楽しんでもらえたら嬉しい。
学園際学園のファンには君たちの好きな音楽とはちょっと違うかもだけど、こんなロックやライブやってるバンドもあるんだぜ!ってトコを見せたいので楽しみにしててほしいなって思ってます。
俺とうっちーの後輩のバンドが勇気を持って(笑)見た目がおっかない先輩バンドを対バンに誘ってくれたから、俺等に恥かかさんといて。

https://gakuensaigakuen.bitfan.id/events/5839

・Tama vs nano.RIPE
<4/2  nano.RIPE側と協議して下記に改訂しました。>

明確にいいます。
モッシュ、ダイブ、過度な意図をもった圧縮は禁止します。
きみコちゃんも憧れのアーティストと長年の夢である対バンするにあたって恥をかかせる気はないと思うので。これはnano.RIPE側からもアナウンスしてもらいます。

ちなみにキャパに対して現時点での券売量的に余裕があるのでぎゅうぎゅうになる可能性は極小です。(これは良い事でもありチケットがもうちょっと伸びてくれないと困るという悩みがががが)
なのでパーソナルスペースを確保してお楽しみ頂けると思います。

・Tama vs milktub
明確にいいます。モッシュ、ダイブ、圧縮は禁止します。
現状の券売量だとぎゅうぎゅうに圧縮にはならずある程度のパーソナルスペースを確保してお楽しみ頂けます。

・7月〜9月のmilktubツアー。
自分のスタイルで好きに楽しんでください。
ただ怪我や周囲を巻き込んだあぶねえような真似はすんな。
接触嫌な人や初めてな人はフロア後方で見てて「イケる!楽しそう!」と思ったら勇気を持って最前付近で楽しんでください。
現状の券売量だとぎゅうぎゅうに圧縮にはならずある程度のパーソナルスペースを確保して各自のスタイルでお楽しみ頂けます。
むしろ俺がだきまくら振り回しながらステージから降りてフロアに突撃してくる可能性すらあるのであらかじめご了承ください。


雑感だがゲームやアニメ起因の作品系ライブでダイブはマジでやめたほうがいい。
そもそも最前にセキュリティーの人間がいる時にやるか、そういう文化をわかってる奴が多数いる時じゃないとステージから見てても危ねえんだよ。
ハラハラすっから歌やステージに集中させろ。
あとなんかあったら興行や作品のせいにされるんだぜ?マジで勘弁だ。

ウチもゲームのライブで容認してた時期があったがDEARDROPSの横浜公演で怪我人(柵で足を切った奴がいた)が出たからそれから一切禁止にしたんだわ。

あと「こんなこと書いてロックバンドとしてだせえ。」みたいな事を言われそうだが、俺は20年以上前から「ゲームやゲームの音楽を通じてライブハウスやバンドに興味を持ったら、実際に箱にあそびにおいでよ!楽しいぜ!」って言い続けて、「作品通じてバンド組んだり楽器始めたりライブハウスにはじめて行きました!」って人を沢山量産してきたマンなので、そんな事言う底の浅い奴らとはキャリアと行動の責任度合いが違うんだよバーカ!と言っておく。(例の脳内に突如現れる謎の敵がなんか言ってくる病が発動)

まぁいろいろ書きましたが「惚れた女(or男)に恥かかすなよ」って話で、演者が悲しいとか嫌だって事はしちゃ駄目よって事です。

しかしこの手の議論懐かしいな(笑)
昔は毎晩のようにニコ生で討論してたが、一周回った感ある。



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