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甘い香り

4月15日(月)
寝坊した。いつの間にか親切な小人さんたちがアラームを止めてくれていたようだ。じわっと起きる。うーんと伸びをする。

玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう!」と、あいさつをする。
雨が降っている。

修一郎は一晩中起きていて、まだ起きているようだ。仕事部屋に入ると、もわっとしている。「あっつぅ…。」と思わず口からこぼれた。
フリースを着てファンヒーターをガンガンつけている。暑くないのだろうか。

カカオにご飯をあげる。
ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげて水を換える。

大納言たっぷりの抹茶マフィンを焼く。
さつまいもをオーブンに入れて焼く。甘い香り。

ごはんさんと明日の打ち合わせをする。ごはんさんは心の容量が大きいなぁといつも思う。

家に戻り、仕事をする。
用事で少し出かける。

帰ると雨が止んでいた。お散歩に行くことにする。わが家のモッコウバラがずいぶん咲いている。雨を受けて花は おじぎしているけれど、ものすごく可愛い。うっとり。バニライエローの ぽんぽんがたっぷりついているみたい。まだまだ咲いてくれそうだ。

霊園には雨上がりの八重桜がキラキラ輝いていた。ときめく。こもれびの森にも可愛らしい八重桜が咲いていた。八重桜も濃いピンク色の ぽんぽんみたいだ。

家の前に着いたとき、にりんさんとアランくんがやってくるのが見えた。アランくんは毎日大きくなっている。

「アランくん!」と言って駆ける。ハフハフ言いながらアランくんも駆けてきた。にりんさんが後ろから紐を引っ張っている。

もふもふの顎や頭や耳の下を撫でる。アランくんは私のエプロンワンピースの中にもぐってじゃれている。可愛い。ひとしきり遊んで「またね。」と言う。

家に入ると、ネパールのクリシュナさんからメッセージがきた。
13日の土曜日はネパールの新年だった。あちこちで新年のお祭りが繰り広げられていたことだろう。クリシュナさんは新年のお祝いに子供たちにメチャくん絵本をプレゼントしたということだ。

夕方、修一郎が起きてきた。ファンヒーターをつけている。そして、冷やし中華を食べたいと言う。矛盾していないだろうか…。と思いながら、冷やし中華のゴマだれを作る。

ねりごま、すりごま、醤油、砂糖、ごま油、酢、手作り麺つゆ、椎茸出汁、生姜のすりおろしを ぐるぐる混ぜる。具材を用意して麺を茹でる。

先日買った生クリームの賞味期限が明後日になっていた。冷蔵庫の中を さっと見る。クリームチーズとレモンがある。ベイクドチーズケーキを焼くことにする。夜だけど。

ミルクを飲みながら、朝焼いた焼き芋を もぐもぐ食べる。

明日の支度をする。

夜、庭に出る。雲が何かの光を反射している。きれい。半分の月が絵本の中のお月さまのようだ。北斗七星が ぽっかり浮かんで見える。うれしくなる。オレンジ色に強く輝くアルクトゥールスも見える。新星は分からなかった。雲の向こうで輝いているのかもしれない。夜のぜんぶに「おやすみ。」を言う。

カカオは遊びに出かけている。

ピーピー。noteを書いていると、オーブンがケーキが焼けたことを教えてくれた。甘い香り。焼きたては表面が ふるふるしている。少し焼きむらがあったので天板の前後を変えて5分追加で焼く。

今日もいい一日だった。

モッコウバラ♪
八重桜♪

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