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ブータンだと確信した

3月18日(月)
目が覚めると11時だった。たっぷり眠った。

玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう!」と、あいさつをする。
クローバー畑がフレッシュな緑色をしてキラキラ輝いている。うっとり。白いノースポールも山吹色のビオラも いきいきしている。ときめく。

カカオとブータンにご飯をあげる。

ウーちゃんが立っている。二本足で。上を向いて。可愛い。きゅん。顔を近づけてじっと見つめる。ウーちゃんがゆっくり顔をこちらに向けた。つぶらな瞳と目があった。可愛い。可愛い可愛い。水槽に頭を突っ込みたくなる。

ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげる。
エサをあげている途中、ウーちゃんが固まった。触っても ぴくりともしない。びっくりして「ウーちゃん!ウーちゃん!」と、声をかける。ドキドキする。しばらくすると じわっと動き出した。ほっとする。

エサが喉に詰まっていたのだろうか。食べながら眠ってしまったのだろうか。と、思いを巡らす。何事もなかったかのように再び全力でエサを食べはじめた。ウーパールーパーは不思議に満ちている。

ルーちゃんの水槽の水を換える。

さつまいもをオーブンに入れて焼き芋にする。

午後、ごはんさんと話をする。
ごはんさんは、卵の賞味期限が近づくとスクランブルエッグにしてお庭に置いておくそうだ。すると、いつの間にか猫が食べているらしい。

今日もお仕事に出かける前、スクランブルエッグをお庭に置いた。
ブータンが喜んで食べている姿が目に浮かぶ…。

修一郎の亡き父の彫刻、遠賀だるまを選ぶ。小さいものを数点。ある場所で展示してくれることになった。それに際しての いろいろを用意する。

修一郎が起きてきたので食事の支度をする。

アーモンドのうす焼きクッキーを焼く。甘く香ばしいかおり。

お仕事のやり取りをする。

夕方、先日いただいた つくしと ふきのとうを卵とじにする。つくしの袴を こつこつとってゆく。甘辛く炒めて卵でとじる。

そら豆を ふかふかのさやから ぽろんと出す。塩茹でする。春だなぁ。そら豆の黄緑色がとてもきれいで うっとりする。

カカオが帰ってきた。夕方のご飯をあげる。もぐもぐ食べる。
ブータンが帰ってこない。珍しい。やはり、ごはんさんのスクランブルエッグを食べているのはブータンだ。と、確信する。

暗くなりはじめた頃、スクランブルエッグがどうなったか見に行く。ほとんど食べていた。ブータンが食後の身繕いをしている姿が目に浮かぶ。

アイスクリームを作る。アルミのカップに入れて蓋をして冷凍室に入れておく。
途中で何度も混ぜるとなめらかに。あまり混ぜないとサクサクに。

お手紙を書く。

ウーちゃんが、底に沈んでいるアカムシを ぜんぶきれいに食べたので、水を換える。

夜、庭に出る。
朧月。きれい。幻想的。毎日、月や星や空を見るたび幸せに包まれる。少し寒さを感じる。寒さも暖かさも、いつも おもしろいなぁと思う。
夜のぜんぶに「おやすみ。」を言う。

カカオはいつもの椅子の上で眠っている。帰ってきたブータンは、カリカリをほんの少しだけ食べてまた遊びに出かけた。やっぱりブータンがスクランブルエッグを食べている。と再び確信した。

今日もいい一日だった。

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