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タエ通信 vol.25【『運命大戦』環境考察・解説】

割引あり

【1】最新環境Tierリスト

[Tier1]
環境の中心。ここを意識して環境が形成される。使用シェア数でも上位を占める。

[Tier 2]
Trer1に次ぐシェア数。環境への影響度は小さいが、Tier1と同等のスペックを持つデッキなどが含まれる

[Tier3]
Tier1やTier2と比較するとデッキのスペック面で劣るものの、特定の強みを持っていたり、Tier4以下と比較すると優れているもの

[Tier4]
Tier1〜3にパワー面あるいは動きの再現性において劣るものの、独自の強みを持ちトーナメントシーンでも使用に耐えるもの。

[表記外]
トーナメントシーンで用いる上で、Tier1〜4までのデッキのいずれかが上位互換的存在として立ち塞がっていたり、パワーが不足するデッキ、環境的に厳しい状況にあるもの。


【2】『運命大戦』環境について

『トリプルドライブブースター』以前の環境から引き続き「超越」ギミックを持つ【ルアード】と【シラヌイ】が上位を占め、そこに新たに加わった「運命者」から【ヴェルストラ】、【ドラグレス】、【レザエル】が加わったのが運命大戦環境です。

「超越」ギミック以降圧倒的出力を発揮でき、一定までゲームが伸びればクレストの打点により相手が受け切れなくなるため中長期のゲームが構造上有利になっていて、相手はそれまでに勝利する必要がありましたが、「超越」側の基盤も厚いためそう簡単にはいかず、結果として「超越」がトップの環境が続いていました。

そこに一石を投じたのが『運命大戦』より登場した「運命者」のデッキ群です。
これらはゲーム中1度使える「ディヴァインスキル」という非常に強力な能力を持ち、またその能力の発動が「超越」が得意とするゲームのレンジよりも速いタイミングで行われます。

デッキの基盤の性能も高水準で、「超越」のゲームに持ち込まれる前に勝利することを十分に狙えることから、「超越」が耐え抜くか、「運命者」が先に決めきるかというような環境です。
ここにリリカルモナステリオのライドラインや【ドラジュエルド】のような「運命者」または「超越」どちらかには優位に立てるデッキ、【ロロワ】や【バスティオン】のような瞬間的に上位を上回れるデッキ、【オルフィスト】のような条件付きで上位と並べるデッキが続きます。

次は、それぞれのデッキがその位置にいる理由と最新の構築を個別に解説していきます。


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