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全てのパパママが悩む”離乳食”を解決すると世界は良くなるかもしれない

2019年の暮れ、滑り込みでニュースに飛び込んできたのは”2019年の出生率は86.4万人(初めて90万人を割った)”というニュースでした。

毎年、年末に流れる恒例のニュースなだけに、当たり前のように流してしまった人が多いかもしれません。私も今まではその一人でした。

ですが、超高齢化社会を迎え、様々な所で今までのモデルの破綻が叫ばれています。その大きな要因の一つが少子化です。

今日は今一度、ベビーフードのメーカーを経営する私の目から、パパママと赤ちゃんを取り巻く問題について考えようと思います。

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1:自己紹介

MiLという会社は、2018年1月に妻とシェフの3人で創業しました。

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美味しいと健康の両立を体験できるレストラン(調味料や油を使わずに食材のちからを引き出す料理で少し有名になったようです。。) 倭西麻布 から始まり、全ての人の健康を食から実現する為の事業に挑戦しています。

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現在は2019年4月に始まったベビーフード事業が軌道に乗り始め、日本で生まれて、今月離乳食が始まる赤ちゃんの約1%が当社のベビーフードを食べてくれているにまでなりました。


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無駄なコストをかけたくないのでSNS、ECでのみ販売。食材にもひたすらこだわり開発している為、製造が追いつかずご迷惑をおかけしているのですが、スタートし1年も満たないうちに多くのお客様に愛されるブランドになりました。


2:少子化は問題なのか

少子化が始まったのは1950年。中絶の合法化や避妊知識の普及を進めたGHQの施策からスタートしました。その後右肩下がりに出生率は低下し、49年には4.32を記録した出生率は1.42まで低下しています。

70年をかけて、ゆっくりと低下した出生率は日本社会そのものを大きく変化させるほどのちからを持ち始めます。

ですが私達が産まれてからずっと変わらない”少子化”は問題なのか?変えられて来なかった少子化は何を引き起こすのか?私が産まれた1991年から言われ続ける問題を少し掘り下げてみます。

少子化が引き起こす問題:

調べると大きな問題としてよく取り上げられているのは、経済規模の縮小低下、労働力の不足、社会保障の持続性、過疎化によるコミュニティ機能低。

現在、日本の総人口に対する子供の割合は12.4%(2017年)。アメリカ(19.0%)やフランス(18.3%)など、他の先進国よりも低い状態にあります。また新興国では、この割合はインド(30.8%)、フィリピン(31.8%)など相対的に高い傾向を示しており、特にこれから経済を迎えると言われている国は突出して高いようです。

子供が減ると、労働力が少なくなり、消費も生産も縮小する。そうして小さくなった経済で生み出される富から増え続ける高齢者含む人口の社会保障を守る。そして生産性の担保のため働く共働き(働き方の変化)も増え過疎化が進む。その先にあるのは孤独死、とかでしょうか。

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少子化だけが問題ではないでしょうが、いつの時代においても問題と言われ続けた理由は理解できますね。

では、次は少子化が進み続ける理由を考えてみます。

3:僕が思う少子化のイシュー

70年続く少子化の問題!と言われると少し荷が重いので、今日はこの10年で少子化が無くならない主な理由を考えてみました。(僕はエコノミストでもなければ、政治家でも無いのであくまでベビーフードのメーカーの経営者の意見として捉えてください。)

僕の結論は”社会が女性(ママ)に求める理想像が高すぎるということ”です。

女性も社会進出やキャリアを考えるべき、頭のいい子に育てるには育児はこうあるべき、旦那の両親とは上手く付き合うべき。更に結局家事、介護が入ってくると女性の役割は無限に増え続け、多重人格化します。

働け、産め、家事しろ、子育てしろ、介護しろ、キャリア考えろ・・・

ライフスタイルは多様化しているように思いますが、僕には多様化した女性の人格全てを女性、ママに社会が求めていて、やりたくない、損な存在になってしまったんじゃないかと思います。

更にインターネットやSNSは”イイね”という共感やネットワークを産んだと共に、監視社会を作り、SNS上の仮想敵にストレスを感じながら過ごす人が増えたおかげで、

だったら子育てはいいや。

そんなムードを作ってしまったのが問題何じゃないかと思います。

4:解決方法

ママになりたい、子育てが楽しい。

どんな人も自分が損な役回りをしたい人なんていないと思います。ましてやニュースで流れる”少子化”を理由に子供を産むぞ!なんて人は居ないはず。となるとやはり

”子供を産みたい”と思える社会作りが一番大事。子供の生まれる数が少ないんじゃなくて、産み育てたいと思えない社会を作ってしまっているからそうなる。解決方法はニュースで少子化を流すのではなく、パパママライフ、子育ライフが楽しいと感じられるような社会作り目指すことが大事なんじゃないかと思います。

5:今までの離乳食は悩みのデパート

パパママの子育の悩みの中でも、上位にあるのが家事。更にその中でも大変なのが子供の食問題。特に初めての食時=離乳食なんてめちゃくちゃ気を使うし体力も使う。

その中でも。忙しい中手作りで頑張る→食べない→他の子と比べる→自己否定

もはや悩みは食品が安全か、美味しいか?便利か?というレベルを遥かに超えて、そもそも手作りする時間ねぇ。食べない不安。食材、調理全てに自信が持てない。など多岐にわたりそれを解決してくれる術がない。

大変すぎる離乳食は、二人目は産みたく無い、や、次の若い世代にもつながり、社会全体がやったもん負けムードを作っているように思えます。

僕が妻とベビーフードメーカーに挑戦しよう。と決意した理由も、子供(家族)と食。も不安や課題を解決できるとパパママの子育てライフが少しでも笑顔になり、社会全体が明るくなるんじゃないか。その先に本質的な少子化などの問題解決があるんじゃないかと思い始めました。


6:ミタスが解決すること

僕達はベビーフードにメーカーにカテゴライズされます。ですが、提供しているのは”離乳食”という食品だけではなく、パパママの悩みを解決するサービスだと思っています。もちろん商品も最高です。

1:小児科医、栄養士、保育士が開発

2:一流フレンチシェフがレシピ作成、調味料保存料添加物一切不使用

3:食材はオイシックスと連携し最高のものを仕入れ、加工

これ以上ないんじゃないかと思うほどお金も力も時間もかけて開発しました。ですが、社会は変化しています。今パパママが必要としているのは離乳食であって離乳食でないんです。

例えば離乳食が始まる前、パパママは初めての子育てにと高額なコストをかけてたくさんの離乳食本を買います。セミナーに参加します。キッチン用具も買い揃えます。でも個体差あれど、食べてくれない。虚しい。

そしてwebで沢山の情報に出会います。SNSでほかのママと比べます。次第に、自分の子育てに自信が持てなくなり自己肯定感を失っていく。

離乳食の周辺には、実は美味しいもの、安全なものを届ければいいってほどシンプルな課題だけじゃないんです。美味しくて手軽なものはスーパーにたくさん並んでいます。素晴らしいクオリティ。でも、ママが悩んでいるのは、不安な自分の子育てに寄り添ってくれる何かなんです。

なので、私たちはメーカーと呼ばれるけど、サービスを提供していると思っています。子供の成長に合わせて必要な栄養素をパーソナライズされ毎月届いたり、買う前、買ってからもいつでもSNSでプロに子供の食事の相談できたり、レシピを学べたり、パパママの悩みを一緒に解決するコミュニケーションを提供する。

おそらくこれからの時代は、商品の価値はもちろんのこと、パパママの悩みを解決したり、サポートしたりするサービスが求められるんだろうと思っています。そうすることで一人でも多くのパパママが笑顔で子育ができて、社会全体が子育てを楽しめる社会になることを願っています。

7:読んでくださった皆様に伝えたいこと

MiLという会社は、保育士兼介護士として現場で働いていた妻と創業しました。ハンディキャップを持った子供とその家族が彼女のもとに沢山相談にきて、子育てというものの大変さ、食の悩み、必要なのは食品を作るのではなくサービスなんだ。と痛感しました。

ミタスがあるライフスタイルは、一人で悩むパパママの身近に、妻のような子育てを応援するパートナーを届けることで、少しだけ安心な子育てライフを実現してくれると思います。

現在お試しは2500円から980円と大赤字なキャンペーンを継続しています。理由は少しでも多くの人にミタスのあるライフスタイルを試してほしいから。そして少しでもストレスの少ない子育てを応援したいから。

社会全体が子供を育てる意識、迎え入れる意識を持ち
文字通り社会の宝であるということを実行する時代にする。

そんな時代を代表するサービスになれるよう、結果、少子化のような大きな社会の問題も解決できるサービスになれるよう、頑張りたいと思います。

読んでいただきありがとうございました。良ければぜひシェア、応援いただけるとうれしいです。




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