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「共産主義国家」と「ヨハネの黙示録」

この記事は前回からの続きです。
信仰の自由の危機〜左傾化する世界〜
( https://note.com/mimeguminoah/n/nac18ad57552b )

ご存知の通り聖書には「旧約聖書」と「新約聖書」があります。
本当にざっくりとですが、私は聖書全体をこうとらえています。
旧約聖書の主要テーマは、いつかキリストが現れて人々を救い、
メシア的王国(新約聖書では千年王国)を建てられるという預言です。
そして新約聖書の主要テーマは、あのナザレで生まれたイエスこそが
旧約聖書で預言されたキリストであるという証明です。

そして、新約聖書のいちばん最後の書「ヨハネの黙示録」は
これらのテーマの後これから起こる未来について書かれています。
その内容は、大患難時代、キリストの再臨、千年王国、
そして、神の天地創造の完成形、新天新地へと続いて行きます。

ヨハネの黙示録にはキリストが再臨されて千年王国を建てる前に、
7年間の大患難時代がやって来ると書いてあります。
キリストを信じる教会はこの大患難時代の前に全員が天に上げられます。
ですから私たちキリストを信じる者たちはこの大患難時代から守られます。

大患難時代は地上に残された不信者に神の裁きが下る時代です。
戦争と飢饉と疫病と数々の天変地異が人々を苦しめます。
同時に多くの人たちが神に立ち返りキリストを信じるようになる
リバイバルの時代でもあります。

この大患難時代に一匹の獣が現れてエルサレムを占領し、
地上にいるイスラエルとキリストを信じる人たちを迫害します。
その獣は7つの頭と10本の角を持っていると記されています。
その獣は反キリストであり、また反キリストの治める世界国家です。

7つの頭とはその国家がそれまでに辿ってきた統治形態を示しています。
そして7番目の頭が反キリストを指しています。
10本の角とは10人の王たちを表していて、その国家は反キリストが
10人の王たちを従える連合国家であることが分かります。

ヨハネの黙示録を読むと、
その世界国家は反キリストによって治められ、
どこまでもどこまでも徹底的に神に敵対する、
人間中心主義の国家だということが分かります。

私はこの世界国家の萌芽はすでに今
この世界にあると思っています。
徹底的に神に敵対する人間中心主義の国家といえば、
まさに共産主義国家そのものです。

前回の記事で、共産主義には
アメリカの左翼に代表される文化的共産主義と
中国共産党に代表されるレーニン的共産主義とがあり、
これらは互いに相いれないものであると書きました。
( https://note.com/mimeguminoah/n/nac18ad57552b )

今より先、これらの共産主義の国々が派遣を争い、
勝った方が負けた方を支配下に入れながら、
やがて世界的な連合国家が形成されることになるのでしょう。

その後、反キリストが現われその連合国家を統治して、
そして偽の宗教を奉じて真の信仰者たちを迫害します。
ヨハネの黙示録にはその様子が実に生々しく描かれています。

ヨハネの黙示録というフィルターを通した視点で今の世界を見てみると、
これからこの世界はどんどん悪くなって行って、
絶望しても絶望しきれないほど悲惨なことが起こることになる
ということが分かります。

環境破壊、気候変動、ジェノサイド、テロリズム、
言論弾圧、宗教弾圧、暴動、破壊、疫病、飢餓、戦争、などなど。
これからさらにさらに増え続け、
ますますエスカレートして行くのでしょう。

でも、その一方で、キリストの再臨も近いということが分かります。
その日、天が開かれ、神の栄光の雲に乗ってキリストが来られます。
すると直ちにあの獣を捕らえ硫黄の燃える火の池に投げ込み、
また、サタンも捕らえて千年の間縛り底知れぬ所に投げ込み、
そして、地上に千年王国を建てあげるのです。

たとえこれから先、絶望に絶望を重ねて行く世の中だったとしても、
それでも、その先にキリストが再臨されるという大きな希望があります。
そして、キリストを信じる者だけがその光を見ることができるのです。

このすべての世界を統治され、
大いなる救いのご計画をゆるぎなく実行される神。
その神をすべての人が崇めて賛美する、
そのような世の中になりますように。
どうかみなさまに神の祝福がありますように。


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