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ジミンさんのダンス考察について(訳)

5月21日に新曲Butterが公開され、世間は黄色一色ですね。


すっかり私も心を奪われていて、眠れなくなっていますが
(故に仕事をしている。その合間に2ヶ月ぶりにnoteを更新します)         5月25日はBillboardミュージックアワードでいよいよパフォーマンス披露ですね!ドキドキ・・・。つってたら、ノミネートされてる、
① TOP DUO/GROUP
② TOP SONG SALES ARTIST
③ TOP SOCIAL ARTIST 
こちらの3つの受賞が決定しましたね!   うほほい。
のこる一つ・・・TOP SELLING SONGは明日の授賞式内でってことみたいですね。見なければ(!)→見事4冠達成(涙)すごすぎる・・・


さて、ええと・・・楽しい楽しい今回の“Butter”カムバスケジュールはこんな感じでした。

butter スケジュール

そんな中、MVteaserを見て、ふと、ふと、なんてことない動きなのに、やっぱりジミンさんのダンスに惹かれてしまうのはなぜなのか・・・。

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思えば、MICdrop堕ちしてふわーっとMVを見ていた時も、やっぱりジミンさんに目が行っていたのはなんだったんだろう・・・と謎を解明したくなりまして。
単純に外見が好みだとか、彼の人柄が好きだとか・・・そういった要素は一旦さておいて、今みたいに、はぁ~ジミンさん大好い~無理~となる前からなぜ気になったのかな?と。その体の動かし方を解明したくなりました。

 しかしながら、私はダンスの知識が皆無。しかもダンスがまったくできませんで・・・要は頭で考えていることと体の動きがちぐはぐなんですよね。(ちなみに同様の理由で平泳ぎができません。)どう動くんだ??と考えているイメージが全くつかめないんですよ。高校生の頃の体育の授業で創作ダンスを披露せねばならず、加盟していたグループがギャルだらけだったので必死に踊った苦い思い出がよみがえる・・・。
ってなわけなので、いろいろとジミンさんの動きに迫るような資料を探していたのですが、こちらのブログが非常に私の想っていたこととリンクしていましたので、こちらを引用・訳いたしました。本著者の미야비様ありがとうございます。またとても素晴らしい考察なので、ジミンペンさんならもしかしたら一度は目を通したことがあるかもしれませんね。

 ジミン沼にはまるまえ、私は彼のことをアスリートのようだと思っていたのですがなるほど納得です。


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ジミン特有の美しいダンスラインについて
ジミン特有の美しいダンスラインに対する考察----フィギュア&バレエオタクの視点から見た、ジミンのダンスの隠れた秘訣について分析したい。 人々はジミンが天才であることを知らなければなりません。分析の特性上、他人との比較があるが、どちらかの優位性を示すのではなく一般的なケースの参考にして欲しいと思います。

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多くの方々がジミンのダンスのラインがきれいな理由を、単純に現代舞踊を専攻して、あるいは首を上手に使うくらいだと思っています。もちろん間違ったことではありませんが、私が思うに、ダンスの基本技をしっかりとつかんでいて、Iダンスラインを引き立たせるためには足先に秘密があると思います。

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フィギュアを好きになってから自分についた癖が、踊る時上半身より下半身を中心に見るようになりました。なぜなら上半身は腕をバタバタさせて派手に見えると目くらましができるが、この見せ方のバランスを整えてるのは下半身だから。なので最初に踊りを習う時はステップ練習だけ。死ぬほど基本技を鍛えます。

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ARMYならご存知だと思いますが、ジミンは現代舞踊を専攻した習慣で普段から足を対称にしていますよね。これはバレエから派生した基本動作です。彼はバレエ専攻ではありませんでしたが、全ての舞踊のルーツはバレエから始まっているため、ダンサーなら必須である動作、実際に高校生の時にバレエの授業も受けたといいます。

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ジミンのすべての長所と必殺技をフルで活かしているのがLIEです。グループに融和する必要がないので、ありのままのダンスのラインを見せています。そのため、一際足をX字に交差させたバレエの足の動作を基本とする姿勢が多く、 この時、ジミン本来のダンスの色を 見ることが出来るんですが、上半身の動きも柔らかく美しいんですが、つま先に注目してください。

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まず、1~2番ポジション(本来は180°だが)の応用動作であり、普段の癖でもあるかかとを合わせたまま対称をなす姿勢です。LIEの全体的な密着カメラを見れば分かりますが、バックダンサーたちはこのような動作はしていません。まず、1~2番ポジション(本来は180°だが)の応用動作であり、普段の癖でもあるかかとを合わせたまま対称をなす姿勢です。 LIEの全体的なチッケムを見れば分かりますが、 ダンサーたちは、一定の形なくばらばらになっているのに、ジミンだけがあのように常に対称を維持しています。なぜなら、バレエと舞踊は「左右対称に伝わる美しさ」を維持するのが基本だからです。 足の指の先まで力を入れて、地面に重心をしっかりと持ち、バランスよく維持しています。


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ジミンがよく使う3から5番ポジションは足の指の先を外側の正反対方向に回しますが、かかと同士が向かい合うようにする姿勢です。
自分でやってみればわかると思いますが、大半の人はバランスも取れずにぐらつきます。 全くできない人もいますし、 じっと立っているのもままならない状態で踊ります。

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この3~5 番ポジションの応用動作を見てみましょう。
上の写真は足首がかなり曲がっていて、かかと同士が向かい合っています。角度を見れば、とんでもない柔軟性なのがわかりますよね。 一般的に骨盤がこれほどまで開きません。

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反面、上の写真では足の指を体の中心部に引き寄せて足同士を見合わせるようにしています。

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実際にやってみればわかると思いますが、本当にやりにくい動作です。基本的な柔軟性に恵まれなければ、いくら練習してもできない人も多いです。
第一、骨盤が開く。 2番目、膝と足首が回る。 三つ目、重心を取る。
この状態で首を倒し、上半身を動かしながら踊るのだから、並大抵のバランス感覚では到底無理でしょう。

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とんでもないコントロールとバランス感覚という理由は上の写真を見れば分かります。ジミンは踊る時「足の進行方向」にも かなり気を使います。 写真を見ると、右足が進む方向と左足が進む方向が最初から違います。 最初の写真は(ジミンが基準)右足は正面、左足は側面を 向いているんですが、何故すごいかというと

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一般的な放送振り付けを踊るダンサーたちと比べてみると、みんな右足と左足の進行方向が同じであることが確認できます。 上体に沿って足も一緒に自然に横を向いていますが、ジミンの左足だけが正面を向いています。
 ダンサーたちの場合が体の当然の反応かもしれません。 刻々と変化する上半身動作を維持するためには、下半身が安定的に支えなければならないため、体は本能的に足が一番楽な姿勢を取るしかないからです。 したがって、ジミンのようにそれぞれの足の進行方向が違えば、それだけバランスを取るのが難しくなります。
 つまり、速いテンポの振り付けの中でも、足先までコントロールするのに、専門ダンサーすら認識できない(認知しても簡単にはできないが)些細な違いが、全体的なダンスラインに膨大な影響を及ぼしているのです。

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断面的に上の写真を見てもダンサー達は体の線がそれぞれ違う形に曲がっていますが、ジミンは「」の形のように体の角度がはっきりと見えます。 そしてそれが見る人にきれいな印象を持たせる要因です。

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次にバレエの基本である「ポイン」という足の形について見てみましょう。 舞踊をする時は必ずポインを維持しなければなりません。 この動作がうまくいかないと、バレエを諦めなければならなくなるかもしれないのです。
「ポイン(Pointe)」は、足の指は中にすぼめて足の甲を丸く突き出す模様で、ターンする時も、空中で足もこの姿勢を維持してこそ、動作がきれいに見えるのです。ポインは技術的に重要なポイントで基礎ですが、あまりに基本なので見逃す場合があります。 しかし、「ポインになるかならないか」によって、舞踊家としての資質が決まるといいますか・・・ 私は個人的に「幼い頃バレエを習った、舞踊科出身」と主張しても、実力をまともに信頼しません。 舞踊(あるいはバレエ)を披露する時、自然にポインになるだけで、見積もりが出ます。

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ジミンが現代舞踊をした時代を見ましょう。 つま先が正確にポインの形になっています。
この映像を見れば分かると思いますが、空中動作が速すぎて再生を止めて詳しく見ない以上、分からないほどです。 しかしジミンはジャンプする短い刹那にもいつも足先はポインを維持しています。

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ダンスのラインを変えるのに苦労したといいますが、依然として感覚は残っているようです。 ジャンプの高さや空中動作の正確性は論外にしても、高難度動作でまっすぐにポインを維持している足の甲に集中しましょう。
足の裏が地面にくっ付いている時と蹴って飛び上がる瞬間は平凡な「一」の字型だったが、上がる過程で瞬時にポイン型に変えています。 高くジャンプする時や、空中に浮かんでいる数秒も、足の先まで気を使って力を入れているという証拠です。

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そして、さきほど話した足の進行方向。 隣は他の歌手なのでジミンだけが切り取りましたが、みんな頭-上半身-左足-右足の進行方向が当然同じように付いていく中、ジミンだけがそれぞれをコントロールしています。

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足のポジションとポイン。 このようなディテールが集まって固有の踊りのラインに一役買っているんだと思います。 通常両足を広げて中心軸を広く確保するが、ジミンは足を一点ずつためて全身の線を下半身までまっすぐに伸ばしています。 事実、ダンサーの立場では不安な気持ちで支えているわけで、精巧な技術と身体能力がなければ試せないことです。

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最後に舞踊の花、ターンについて。
ジミンはオルゴール人形のようですよね? 個人的にジミンのターンが大好きです。 最近コンサートでターンをたくさんしてくれるので嬉しいです。 資料は多いけど、代表的なものだけ···。
 ピルエットターン!回る前の準備姿勢が4番ポジション、視線を正面に固定して片足を上げて中心軸を取った後、アウトターン。

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フィギュアではアップライトスピン。
中心軸がまっすぐになって揺れない、上体が不必要に開かないのが大きな長所です。 フィギュアスケートを見る時、スピンで上半身が開くのがとても嫌いで(スピードが落ちて回転できない)、体を巻いて空気と摩擦を減らすのが大好きです。 多分ジミンはフィギュアをやっても、 すごく上手かったと思う。

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空中ターン(マーシャルアーツトリックキング)で注目すべき点は「跳躍点-着地点の一致性+空中姿勢+高さ」この過程を細かく観察しても捨てる動作がありません。空中で回る瞬間にfreelegを斜めに立てて構える。 このため、空中でどのような形を表現したいのか正確に伝えられ、行動半径は大きいですが動作がきれいに見えます。そんな中、跳躍点= 着地点なのは現実の話しでしょうか?

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そして待望のLIEのターン!! 熱心なファンになる前、自分の髪の毛を掴んで 引っ張ってやってきた2016 MAMA
バランス感覚や中心軸は、先に長々と言ってきたからパスしますが、ターン動作だけを見れば、これもバレエの一種ですね。 上体を後ろに反らして足を上げるアティテュードという動作だが、バレエの勉強ではないので用語はこのくらいにしておいて。

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アティテュードを男性のダンサーもこんなに美しく表現できるなんて!! 初めて見た時の衝撃が忘れられません。
首と上体を後ろにぱっと反らして作った優雅な線を見てください。バレエではターンをする時、視線を正面に差し込んで固定したまま回転しますが(そしてめまいがする)、首を後ろに引く高難度応用動作です。

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しかし、このターンがどうして開けないのかと聞いたら、あのアティテュードターン以後にすぐ続くもう一つのターン。 ずっとくるくる回るのは かなり大変なことですが・・・NO!
ジミンは右利き+右利きなので、 時計回りのターンが一般的だ。 実際に最初のアティテュードターンは時計回りの1回転、その後、両足のアップライト姿勢で2回転しますが、これはよく見ると反時計回り。

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そして空中ジャンプで1回転を回り、「時計回り1回転+反時計回り3回転」を回ります。

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これがその最後の反時計回りの3回転です。
まず両足を床に置いたまま2回転回転した後、ジャンプするように空中に体を浮かせて1回転。そして下半身を広げて重心を低め、腰をまた時計回りの方に回す。
全体的に続けて見ると時計回り(片足) → 反時計回り(頭足) → 反時計回り(ジャンプ) → 時計回り(上体のみ)の順で続けてターン。

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このように急にターン方向を変えることは決して容易ではありません。体は元々回っていた方向に回転し続けようとする遠心力が適用された状態で、筋肉の力だけで動きを止めて反対方向に転換するんですが、このようにすれば中心軸も崩れ、回転速度も落ちざるを得ません。
実際、フィギュアではジャンプをする前に逆方向ステップターンに進入すれば、難易度が高く評価され、高得点を取ることができます!
初めてこのダンスを見た時は とても衝撃的だった。
歌謡授賞式でこんな貴重な人材を見つけるなんて!

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私がジミンの実力が怖いという理由は、 ジミンがセンターに立つと、特有の踊りのラインと雰囲気でグループを圧倒します。 キリングパートのダンサーであると同時に、全ての視線を自分から奪っていく感じです。
このようなことは練習するだけでできる能力でもなく、舞踊をしたからといって自然に搭載されるわけでもありません。

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皆がジミンの取り憑く表情とまとわりつく上半身の動きに魅了されていますが、これを支えているのは彼のつま先。
ジミンはもともと努力型として知られていますが、実は生まれながらの天才に近いです。 努力する天才。

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ジミンのダンスのラインは定石の刀群舞よりは自由奔放だと感じられるが、ジミンこそ誰よりも基本に忠実です。
ピカソが、あの特有の絵を作り出す前までは、写実的な構図で作品を描いたように・・・。ジミンはしっかりした基本技に自分だけの絵を乗せ、異なる次元の雰囲気を漂わせるダンサーです。

後書きではとても素敵なジミン愛を語ってくださっていて、心が温かくなりました(ぜひ見てね)。こうしてまとまった考察を読むと、努力の人でもあるけれど圧倒的なダンサースキルとセンスの持ち主なのが理解できます。冒頭で、私がジミンさんに抱いた印象がアスリートのようだな・・・と思ったのはまさにフィギュアスケートの選手のようだな・・と思い、グループの中でのキリングパート(強烈な印象を残す)のダンサーであると記載がありましたが、まさにその通りでまんまと目が離せなくなるうちに、その魅力にどんどんはまってしまったわけですね。

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一度、ちゃんとその動作の魅力について残したかったので、良い機会でした。再度、本件をまとめてくださった、미야비様ありがとうございました。

6月13日14日とペンミが決定したので、このあたりの所作含めてチェックするのも楽しいですよね^^ああ!忙しい(幸せな悲鳴)

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