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閉業温泉の記憶 雲仙温泉 別所浴場

雲仙温泉街からは少し離れています。
超高級旅館である「東園」へ行く途中の道端にあるのですが、地元の人か、その手の人(笑)でなければ気づかないと思います。
分かる人は湯気抜きの特徴的な屋根で分かりますけどね。
最後に入浴した時の写真が残っていました。どうやら訪問したのは、写真の日付を見ると2016年のようです。
いつ閉業されたかは定かではないのですが、覗きに行ったら開いておらず、湯の気配もありませんでした。おそらく閉業されてしまったようです。
(ストリートビューで見ると、建物は映っていましたが…)

路地に入るところに、湧水が無造作に流れていました。
ちょっと飲んでみましたが、おいしかったです。

道端の湧き水

入り口に非常に細長い料金箱があり、ここに料金を入れるようです。
しかし、これ非常に不思議な料金箱で、いったいどこから投入した料金を回収するのだろうか…。謎だ。
当然のごとく無人で、誰に聞くこともできず、未だに謎のままです。

温泉入り口

中に入るとシンプルな脱衣場に、半地下式の浴槽
中も誰もいませんでした。
タイルがところどころはがれてしまっていますが、なかなかいい雰囲気です。これは楽しみだ…。
早速お風呂をいただくことにします。

浴槽

源泉は洗濯機の排水ホースみたいなところから直接浴槽に注ぎ込まれています。ガチで熱いやつです。
水道の蛇口は真っ黒で、やはり硫黄分は含まれているようです。ただ、思ったより硫黄の香りはしませんでした。
口に含むとやはり酸っぱい。雲仙だなぁ。
ただ、鉄の風味もかなりします。ちょっと中心部の温泉とは泉質が異なるようです。ガツンとくる感じです。

浴槽

こんな温泉に毎日入っている地元の方がものすごくうらやましい!
誰か来ればいろいろ聞いてみたいこともあったのですが、結局最後まで1人で楽しませていただきました。

営業時間も謎。とりあえず開いていたから入りましたが、他とは大きく違う雰囲気で、秘湯感満載の温泉でした。

以前は雲仙観光案内のHPに日帰りできる温泉として記載があったのですが、いつの間にかなくなってしまいました。
雲仙なのに泉質がかなり異なる、独特な雰囲気なのに残念です。

■別所浴場
おそらく現在は閉業
このへんにありました。


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