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閉業温泉の記憶 長湯温泉 天満湯

長湯温泉にかつて、もう1つ公衆浴場がありました。
前回ご紹介した長生湯の川をはさんだ向かい側にかつてあったもう1つの町営温泉です。ものすごく近くにあったんですけどね。知らぬ間になくなってしまいました。

川には「ガニ湯」という誰でも自由に入れる露天風呂があります。
ただ、なかなかにハードルが高く、周りは360度丸見えです。いまだに人が入っている姿を見たことがないです。もちろん、入る根性もないです(笑)

丸見えのガニ湯

川を渡った向かい側にあったのが天満湯です。
入り口は同じような回転扉でした。こちらも入った時は誰もいませんでした。

浴槽

ふだん使いの温泉ですから、余計な設備は一切ありません。これぞ温泉。
この近距離にある町営温泉が、どのように使い分けられていたかはわからないのですが、気分で日ごとに温泉を変えられるなんんて、なんてぜいたく。

浴槽

となりに食堂があります。正直屋という昔ながらの食堂です。

正直屋

一度ここで食事をしたことがあって、その時に食べたのが唐揚げ定食です。からあげというと、普通切り身になったもも肉で出てくると思うじゃないですか。このあたりでは、足1本分出てきます。
後から知ったのですが、もちろん骨抜きの唐揚げもあるんですよ。ただ、骨がついていた方がやはりおいしい。
食べにくいんですが、やはり骨と身の間の肉がおいしいんですよ。
他にすっぽんやどじょう、エノハやコイなど、普通の食堂にはなかなかないメニューがたくさんありました。
今度はちょっと変わったメニューにチャレンジしてみたいと思います。

唐揚げ定食


■天満湯
住所:大分県竹田市直入町大字長湯7773-6 
※現在は駐車場になっています。


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