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筋湯温泉 旅館かくおや

筋湯温泉は、大分県玖珠郡九重町にあります。
桶蓋山(わいたさん)の山麓標高1000mほどの場所に宿が20軒ほど点在し、1000年以上の長い歴史があるそうです。
開湯は958年にまで遡り、温泉地として開かれたのは1658年になります。
詳しくは公式ホームページをどうぞ。

大分はいい温泉地がたくさんあるのですが、どうしても別府、湯布院に隠れてしまい、それ以外の温泉はあまり知られていないんですよね。
ここ筋湯も私はすごくお気に入りの宿があり、その1つがここ「かくおや」さんです。

うれしい誤算だったのが、6月の段階で、全国旅行支援の枠がまだ残っていました。じゃらんから申し込んだのですが、おかみさんがチェックインの時に、宿のプランに変更してくれました。
お安いプランなのにさらに2割引きでクーポンまでもらえるとは…。ありがたいことです。

部屋

2階の一番奥の部屋へ案内されました。

昔ながらの廊下
部屋の様子①
お茶請けは生姜せんべい
この金庫久しぶりに見た

温泉街を散策

筋湯温泉の中心にあるうたせ大浴場は目の前です。
ここは以前九州温泉道の立ち寄りで入浴させてもらっています。

なぜすぐにお出かけしたかというと、この宿の貸し切り湯は宿から歩いて5分ほどの場所にあるからなのです。
ちょうど温泉街を突っ切り、大通りに出ます。

もう、看板の意味がない(笑)

ここが駐車場のようです

なんと自由な駐車場でしょうか(笑)
奥の茂みに温泉がありました。
地図をもらったのでたどり着けましたが、なんわかりにくい位置にありました。ここに宿を建てたらいいのに…

貸切家族風呂

3部屋あるうち、2部屋が稼働しているようでした。早いもの勝ちで何度でも利用できるようなので、四角い方のお風呂に入ってみます。

貸切湯入り口
脱衣場
家族風呂四角い方

なかなかいい風呂が登場です。
最初は熱いかな…と思ったのですが、入るとちょうどよい加減です。
くせのないさっぱりとした温泉ですが、若干の鉄の香りがします。

どっぷり

ええお湯でした。
翌朝、せっかくなのでもう1つの家族湯にも入ってみました。
入り口や脱衣場はほぼ同じですので省略。

丸いほう
周りは石ですが、内側は板
どっぷり

風呂の縁が狭いので、こちらの方のお風呂は少し休憩するのに困りました。
洗い場のいすを使って涼みながら入浴しました。
朝はぬるいかもしれません。とおかみさんがおっしゃっていましたが、ちょうど良い湯加減でした。

夕食

夕食は食事処へ案内されました。時間は18時固定のようです。
日曜日に泊まったのですが、2組だけだったようで、1組ずつ、別の部屋が用意されていました。
広い食事処(おそらく昔は宴会場だったのではないでしょうか)に通されて、やたら広い部屋で、シーンとした中での食事となりました(笑)

夕食全景
上段:ヤマメ塩焼き  馬刺し  天ぷら
下段:こんにゃく刺身 豊後牛焼肉 ぜんざい

お酒はこのあたりの地域では定番の「八鹿」にしました。

冷酒
飲み物メニュー かなりリーズナブル

ごはんはおひつに目一杯入っていました。
おなかいっぱい。満足満足。

内湯(24時間)

部屋でゴロゴロした後、内湯をせっかくなのでのぞいてみました。
24時間利用可能です。
1階に内湯はあります。カギを閉めて家族湯として使用してOKとのことでした。2部屋ありましたが、造りは同じようなものでした。

左側


右側

少し右が広いかな?
内湯の方が、鉄分少な目なようです。常に蛇口の水が加えられ、角から熱い源泉が注ぎ込まれていました。
お風呂にもいっぱい入り、ご飯も食べ、この日は速攻で寝落ちしました。

朝食

翌朝、もうひとつの貸切湯に入ってきました。8時から朝食でした。この時間も固定のようです。

基本セット
大皿にごはんのお供

朝ごはんは、ご飯のお供が大皿に盛られているパターンで、あまり見たことがないパターンでした。
あと、生卵が出るパターンを久しぶりに見ました。
ちなみにコンロがあって、焼いて食べてもいいとのことでしたが、久しぶりに卵かけご飯にして食べました。
宿の朝ごはんって、なんでおいしいんでしょう?不思議ですね。

食事後にもう一度内湯に入って、宿を後にしました。
九州の人以外はあまり知られていない温泉地かもしれませんが、非常にリーズナブルで、大満足の宿でした。
ちょっと、昔の造りですので、バリアフリーなどという概念がないこと、家族風呂が遠いのが難点ですが、あとは本当にいい宿ですよ。


■旅館かくおや
住所: 大分県 玖珠郡 九重町湯坪659
電話番号: 0973-79-2014
豊後牛プラス馬刺しプラン
 平日:1泊2食 9,500円 web限定 8,700円
 休前日:1泊2食 10,600円 web限定 9,500円


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