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コロナ禍で辞めたこと、やっていること、新たにスタートしたこと。

4月あたりからなんとなく気分が上がらなくなっている私です。

ここでいう「私」とは、作家としての私で、私生活においては逆にとても安定しています。

モチベーションが上がらなくて、「なんだかおかしいな」と思って自分なりに分析してみた結果、理由がわかりました。

コロナの影響でメインで製作しているウェディングアクセサリーのご注文が激減した。

この一言に尽きます。

私はスワロフスキーというガラスパーツを使用した、結婚式などにお選びいただくような煌めきをポイントにしたアクセサリーを製作しています。

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もちろん結婚式以外にもご使用いただける、人気のフルーツモチーフや普段使いもしていただけるデザインのものも製作しています。

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コロナの流行に伴い、「これはウェディングラインのご注文は減るな」とすぐに判断した私は、それ以外のラインの補充や強化を図ることにしました。

でも、どうにもこうにも気分が乗らいない。

ウェディングライン以外のカジュアルラインを作るのも好きだけど、でもそれはウェディングラインありきなのだな、とこの時改めて思いました。

そして、ここでとても強く、改めて思ったのが、
「私は自分が身に着けたいと思うアクセサリーを作るというよりも、誰かに喜んでもらうアクセサリーを作ることにやりがいを感じている。特に結婚式という特別な場でご使用いただけるアクセサリーを作ることにやりがいを感じている」ということでした。

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ハンドメイド作家さんやクリエーターさんの多くは「自分の作りたいものをつくる」とい方が多いと思います。
でも私の場合は「使う人」ありき。使う人がいるから作りたくなる派です。

さて、そんなわけで「製作活動において気分が上がらない」シーズンに突入した私ですが、その中で、心がけていたことがあります。

①ご注文いただいたお品物はこれまで通り、
 むしろ今まで以上に丁寧にお客様のことをイメージしながら作る。
②無理に新作を作ろうとしない。
③頑張らないとできないことはやらない
④逆に今までやっていなかったことを少しだけチャレンジしてみる。

お客様のことをイメージしながら作る。

①は今までも意識してやっていたことですが、コロナ前と違い、コロナ後は、意識せずとも、より作りながらも、梱包しながらも、ご注文くださったお客様のことを思いながら作ることが多くなりました。
そして私が思っていたことは
「このアクセサリーを受け取った瞬間、身に着けているとき、その時に幸せな気持ちを味わっていただけたらな」ということでした。
まだまだ先が見えないコロナ禍において、不安やストレスが少しづつ蓄積されていて、そこで私が作るアクセサリーが少しでも「癒し」になればいいな。と思いながら制作していました。(しています。現在進行形)

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私は自分の作るアクセサリーに「癒し」があるとは思っていなかったのですが、いつの間にか私は自分が使用するスワロフスキーの煌めきに、輝きに癒しを見出していました。
不思議ですね。
煌めきって癒しなんだ。と私はコロナ禍においてはじめて気づいたわけです。
でも確かに「煌めき」や「輝き」は人工的に作られたものでも「癒し」なんです。そこに人の想いが乗ってるから。
私は私が作るアクセサリーに癒されながら制作して、そのアクセサリーを受け取った方も癒されてくれるといいな。と思いながら制作するようになりました。

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②無理に新作を作ろうとしない。

②の無理に新作を作ろうとしない。ですが、新作は私は毎月4型は発表していて、それは意識して継続して行っていました。
新作を発表することは私なりの営業活動で、コンスタントに発表することでリピーターの方に楽しんでいただいたり、新規のお客様を獲得していたりしていました。

でも製作活動においてモチベーションがなかなか上がらない中、ウンウンうなりながら作ったものは、あんまりときめかなかったりする。
納得がいかなくて何度も試作をしてたどり着く新作もあるけど、今はそんな感じじゃない。なんか違う。無理して作ってるって感じ。
そんな無理な感じは結構出来上がりに投影されたりするから、じゃあ無理して新作を作るのはやめよう。作りたいと思うときはきっといつか来る。その時に作ろう。
そう思ったわけです。

③頑張らないとできないことはやらない

③の「頑張らないとできないことはやらない」は、新作づくりもそうですが、Instagramの更新がこれに当てはまります。
「Instagramは無料の広告!」と思ってほぼ毎日更新し続けていました。
Instagramを始めたころは試行錯誤しながらも楽しく写真を撮っていたのですが、いつの間に仕事化していました。
コロナ前から少しづつ写真を撮ることが負担になってきて、それでも続けてきたわけですが、コロナ禍において「心に負担のかかることはしない。したくない」と思った私は、無理をやめて毎日の写真を投稿するのを止めました。

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今までやっていなかった事をチャレンジしてみる。

④の「今までやっていなかったことを少しだけチャレンジしてみる」ですが、これは③の「頑張らないとできないことはやらない」と少し意に反していて、「ちょっと勇気を出して新しいことにチャレンジしてみる」です。

まずやってみたのがIGTVでした。
やってみて、何となく「私にはコレジャナイ感」を味わって、改めて挑戦してみたのがディスプレイ動画を撮って動画をInstagramにUPするということ。

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ディスプレイ動画は5月から始めました。
普段ネット販売しかしていない私にとって、テーマを決めて自分の商品をディスプレイするという行為が、とても楽しくて新鮮で、のんびりと今も続けています。
そして、次にやってみたのが広告です。

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自分で広告を打つということに今まで抵抗があったのですが、ある時「なんで抵抗があるんだろう」と思い、自分の気持ちや考えを振り返った結果、「広告を打つことがフェアじゃない」と感じていたからだと気が付きました。
「フェアじゃない」と感じていたのは、「ハンドメイド作家はその才能をもってお客様に見出してもらうべき」という固定概念があったからでした。

でもそれっておかしい話ですよね。
ある時フッと気が付いて、その考えを取っ払い、「もっと沢山の方に見ていただけるように広告を打とう」と考えました。

自分で広告を打つ方法は色々ありますよね。
チラシ。メール。ネット。
はじめはお客様にお品物を発送する際に同封するフライヤーを作ろうと思ったのですが、私のPC技術が未熟すぎて挫折。
私が今すぐできる事ってなんだろう。と考えたら、それは各サイトのプロモーションやSNSでの広告でした。

そんなわけで身近でやりやすいところからスタート。
はじめは登録させていただいているcreemaから。
2か月くらい継続してやっていましたが、継続して行うよりも、新作を出したときにする方が私にとっては効果的ということがわかりました。(あくまでも私が作るアクセサリーの場合です。)
そして私のお客様はInstagramから発見して各サイトで購入していただくことがとても多いので、Instagramの広告も併せてスタートしました。

Instagramの広告は4月くらいからはじめました。
まだ手探りの状態ではありますが、今の私にはとても合っていて、コンスタントに続けています。
そして滞っていたInstagramの更新も、広告やディスプレイ動画の影響で気持ちが上がり、のんびりではありますが自分のペースで更新ができるようになりました。

広告は今月新たにPinkoiでもスタートさせました。
Pinkoiにおいては始めたばかりなので費用対効果についてはまだまだ実験段階中です。

そんなわけで私が広告を打っているのはcreemaInstagramPinkoi
予算を決めて、データを集計しながら、固執しすぎず、広告に関しては続けていきたいと思います。
まだまだ手探り。頑張ります。

さて、そんなこんなでスローペースの製作活動になっている2020年ですが、ただでさえコロナで見えないストレスがかかっているので、製作活動においても無理はしたくない、ストレス感じたくない!と思っているので、のんびりのんびり作家活動を続けていきたいと思います。

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ポキッと心が折れてしまって、継続する心が無くなってしまわないように。
これからも作家活動、製作活動をしていくために。
以上、コロナ禍で辞めたこと、やっていること、新たにスタートしたこと。でした。

そしてそうこうしているうちに、フッと私の中で新しいデザインが生まれてきたりして、ようやく新作をまとめて発表できたのが8月末でした。
まだまだ全開ペースではないけれど、ようやく生まれた新作デザインは、私にとってとても愛おしいものです。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ではまた。

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