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ハワイ流!?仕事で100%頑張るとは

日本では
仕事に対し100%の姿勢で取り組むのは
当たり前だった。
やらなければいけないことを
期日内にミスなく終えることも当たり前。
「期待以上のこと」
を求められることもしばしば。
やり甲斐と達成感を糧にして
毎日120%の力を発揮して頑張る世界だった。

日本でそんな社会人生活を送っていた私が
今、ハワイの法律事務所で働いている。
初めて日本の会社、日本人の上司から離れ
アメリカの会社でアメリカ人の上司と働く
という緊張。
しかもアメリカの法律という
自分の中で全く新しい分野で働くという挑戦。
日本人精神全開で
早く仕事を覚えて1人前になれるよう
選んでいただいた期待に応えられるよう
アメリカ人の中に入っても
きちんとやっていけるよう
最初の1年は気持ちを引き締めて
息つく暇なく日々頑張った。

この新しいお仕事をいただいた時
アメリカ人のボスってどんな感じだろう?
と、あれこれ想像していた。
しかも私のボスは女性弁護士の先生である。
仕事はテキパキ
間違いは許されない
スーパーキャリアウーマンを思い描いていた。

実際は

確かにスマートで頭のキレる弁護士さんであり
身だしなみも言葉使いもとてもキレイで
仕事以外でも女性としてお手本となる
素晴らしい人である。
法律のことだけでなく
私の知らなかった“アメリカの実情”についても
日々たくさんのことを教えてくれて
初めて”本当のアメリカ”を知ることができた。

だが、日本と違うのは
「抜くところは抜く」という
バランスが取れている。

ボスはいつも
「そんなに頑張ると疲れちゃうよ〜」
「ランチ食べてる時は電話に出なくていいよ〜」
「はい、コーヒータイム!ちょっと休憩〜」
「今日のおやつ買って来たよ〜」
「5時だよ〜帰る時間だよ〜」
と声をかけてくれて
夕方4時を過ぎてからの仕事は
「あ、これ明日でいいからね〜」という
いかにもハワイな感じ。笑

こんな環境で仕事をして早2年。
この環境に慣れてきたら
最初の私の意気込みは
おかしな頑張りだった?!としか思えない。

仕事は仕事でもちろんきっちりとやる。
でも
毎日1日中頑張り続けていては体がもたない。
頑張る時は集中して頑張る。
合間には
みんなが爆笑するほど面白い話もする。
ためになる日常生活の情報交換もする。
常におやつを用意してくれて
コーヒーをすすりながら
お互いの家族の話なんかもする。
そしてさんざん話をした後
一緒に伸びをして
さぁもうひと頑張りしますか!
と仕事に戻っていく。
このメリハリとバランスが素晴らしい。

そんなボスからテキストが送られて来た。
タイトルは
「仕事は常に100%で取り組むこと!」
   ↓

この感覚、ハワイにピッタリ!笑

しっかり働くように!
というメッセージかと思ったら
よーく見てみると
1週間の合計で100%?!笑笑

少し離れた向かいのデスクから
これを送ってきたボスは
金曜日とかホント2%だよね〜」と言って
ケラケラ笑っている。
私としては月曜日の11%も分かる〜。
月曜は週末ボケを引きずってるよね。笑

ストレスなく働くには
1週間で100%くらいでちょうどいいのかな
と思う今日この頃。
頑張り過ぎた最初の1年に
人生で初めて体に帯状疱疹が出た。
ボスから
「そんなに頑張らなくていいんだよ〜」
と言われ
2年かけて気楽に働くことを覚えた。
自分に優しく、人にも優しく
仕事は余裕を持って楽しくハッピーに。
確かにその方が
「幸せに生きる」という意味で
自分にとっても周りにとっても良い気がする。
しかしこれに慣れたら間違いなく
日本の社会には戻れないだろうなぁ。。

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