親知らずを全身麻酔で抜歯した話その5

というわけで前回までは手術のお話でした。今回からは手術が終わって自分の部屋に戻ってきてから退院するまでを書きたいと思います。

ストレッチャーで運ばれてきた私がまず目にしたのが今回の元凶である憎い親知らずである事は既にお話しましたが、その時点で私の手術した右頬は急激に膨らみ始めていました。(ここら辺はgoogleの画像検索をすると沢山出てきますので、閲覧は自己責任でお願いします)

もともと、手術前の説明でどうしても歯茎を切開するので術後は雑菌が入るので腫れるとは聞いていたのですが、いざなってみると痛みはそうではないものの、感じる違和感が半端ないです。そう、頬っぺたが口の中に張り付く感じといいますか・・・。鏡で自分の顔を見てみると、片方だけボコーッっと膨らんでいまして、犬がハチの巣にちょっかい出して刺された絵面なんですよ。。。看護師さんからは「夕飯から飲食は可」という事で夕飯はおかゆと汁物だったんですが、それでも口の中の半分は腫れで動かせないので、食べるというよりは啜る感じで半分食べたところでギブアップしました。これだと夜中に腹が減るかな~とかちょっと思ったりしたんですが、ベットで寝てる最中ずっと口の中は抜歯した個所から出血してるし、頬の腫れはどんどん大きくなってるし痛いわで空腹よりも、なんも食いたくねぇという意識のほうが強くて全然そんな事は無かったですね。唯一の救いはお隣の患者さんが大人しかったのでぐっすり寝れた事でした。

夜が明けて入院3日目、検査の結果何もなければ午後には退院です。右頬の腫れはまだ引いてないですが、出された朝食(今回もおかゆみたいなもの)はなんとか完食しました。朝食後しばらくして診察です。歯科口腔外科でも町の歯医者さんと設備は変わる事はなくて、皆さんが見慣れたあの座りたくない椅子がドーンと診察室に置いてあります。まずは担当の医師から手術は上手くいきましたよ。という一言があり、「のう胞のほうは摘出して検査に出してますから、結果が分かるまでは少し時間がかかりますね」との事でした。続いて手術部位の状況確認です。結果は良好との事で本日中の退院もオッケーが無事出ました。ただ、術後の経過が良好でも歯茎を切開して顎の骨を削ってますので、経過が順調かどうか1か月、3カ月、6カ月で確認するそうです。先生は「皆さん、だんだんめんどくさくなって来なくなっちゃうんですけど、来てくれると私はありがたいですね(笑)」とのことで、そう言われると何か途中で止めるのができなくなってきました。先生からは「じゃあ、次はいつにします?時間とかどうします?」と次回予約を聞かれたので、私はまぁ早くても10時くらいからかなぁ・・・と思って予定日と時間は何時でもいい事を伝えました。まさか朝イチで来いとか言われないよね。と思っていました。しかし、先生から却ってきたのは「じゃあ、その日の8時半で」という驚愕の一言でした。

(朝イチかよ・・・・。)

その6に続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?