見出し画像

そろそろ2人目ですね、の言葉に考えたこと。

『そろそろ2人目ですね〜‼︎』 「2」の意味なのか、テンションを示すものなのか分からなくなるほど高らかに上げられたブイサイン。もう何度目かわからない。

夕方、お迎えへ行き2才の娘と手を繋いででてきてくれた先生にそう言われたら、どう返すのか正解なのか。

今日の娘は0歳ちゃんに優しく声をかけ、お友達の世話を焼いていたとのこと。その反面、おもちゃなどを譲れない場面がある様子。

この話しの流れから冒頭の言葉である。分かる、分かっている、先生に悪気がないこと。娘が仮にお姉ちゃんになったらますます成長するであろうこと。

仕事で疲れていたこともあり、「そうですね〜」と笑って流してしまった。それ以外の正解が見つからなかった。「他所の家庭のデリケートなことには口を出さないのがマナーですよ」と言った方がよかったのか。同じ女性で、私の母親以上の年齢で、保育士をしていてわからないならもうきっとこの人には言ってもわからないだろう。

悪意のない言葉が1番厄介だと思う。言われた方は、はっきり傷つくわけでないが、言語化できないモヤモヤを飲み下すしかない。関係性があれば尚更。言う方は『これくらい言ってもいいだろう』と思うし、言われた方は『これくらい(言われたら嫌だと)分かってほしい』とすれ違う。

帰ってきてからもずっとモヤモヤしていた。『そろそろ2人目』の言葉にももちろん、それに反応できなかった私自身にも。

言われてきもちがよくないですと、ちゃんと伝えればよかった。私の手を握っていた小さな手に、対処法を伝えるチャンスだった。

もし、仮に、また、言われることがあったら、

私は私の意志をきちんと伝えよう。相手が変わらなくても、面倒がらずにちゃんと向き合うこと。自分の感情は自分自身が大切にしてあげること。その姿を見せることは、娘自身が生きやすい世界を作っていく手助けになるはずだ。

大袈裟かもしれないけれど、きっと2人目がいることより、ずっともっと大切なこと。


この記事が参加している募集

スキしてみて

育児日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?