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【俺は】三浦宏規ライブ:My First 【歩み続けるスターだ】

そろそろ夏フェスの時期で、今年はソニマニに行きたいなと思っている東條みかりです。と思ったら今年も年の瀬が近くなりました。

さて、今回のテーマは散々高野くんとの比較対象にしてきた三浦宏規くんのライブについてです。
キミもライブなんてするんやね…。

また、俳優についての彼を語るのではなくアーティストとしての側面を語りたいと思います。ただ、彼はミュージカルにも出ている俳優さんですから舞台演劇とは不可分であるため、一切触れないということは不可能とはいえ…。

さて、三浦くんですが、ライブを行うにも関わらず自身の名義でリリースした楽曲は一切ありません。彼のファンクラブサイトや公式サイトを見てもリリース情報は一切ございません。

何をやるんだろうね、ミュージカルとかのカバーかな。なんかディナーショーみたいな予感。
その割にチケット代は8800円と強気な価格設定です。

価格的に一抹の不安と何をするんだ?という疑問を残して彼のライブはスタートします。

前置きで値段にツッコミましたが、彼の人となりやキャリアについて面白い意見も聞けてなかなか面白かったです。さらに普段気取った感じの彼ですが、楽しそうにしていたのが印象的なライブでした。

というわけで彼のキャリアや音楽性について深堀しつつ、語っていきたいと思います。三浦くんかわいい、尊いとかそういうことは殆ど述べません。

ちなみにレポのタイトルは三浦くんと同い年(アメリカの学年なら学年も一緒になります)のヒップホップスターの曲から引用してきました。

自分のキャリアと未来の展望を望むようなミュージカルカバー

ミュージカルの教養がないので、セットリストなどは全然知らないのですが、「サンセット大通り」や「Good Morning Baltimore」「僕こそ音楽」「Corner Of The Sky」などの名曲(ごめん、ぐっもーにんぼるちもあ位しか知らねぇ。。。)を歌ってきます。三浦くんに教えられて少し賢くなりました。

調べていきますと、どれも海外発の名作ミュージカルの有名なナンバーであることが分かります。
※サンセット大通りがかろうじて映画が元ネタのミュージカルなんだなということしかわからない教養なので…。

三浦くんは元々ミュージカルテニスの王子様や刀剣乱舞に出ていたような2.5次元俳優で、2019年に『レミゼラブル』のマリウス役を射止めて以降は、本流のミュージカルや舞台に出ることが多くなりました。2.5次元界から発掘されて本流の舞台やテレビドラマに出てくる、この出世コースはテニミュの大先輩の城田優さんや古川雄大さんと似ていますね。
同世代のテニミュ俳優の中でも出世株ではないでしょうか。どうかな?

来年にもやるみたい、ブロードウェイやウェストエンドでも名作で鉄板作品なのでそうですよね。
私はヒュー・ジャックマンのレミゼラブルの印象が強いのですが。

三浦くんの出世作は言うまでもなく、テニスの王子様ですが、出世のきっかけになったのは『レミゼラブル』ではないでしょうか。
自分のキャリアの礎の一つとなった海外ミュージカル作品にたくさんチャレンジしたいと思うのはおかしくはないでしょう。
私のイメージですが、海外ミュージカル作品に主役級で出ることが、ミュージカル俳優さんにとってのある種のステータスであるような気がします。
レミゼラブルやエリザベートに出ると箔が付く、みたいな。公演スケジュールも長くて周りも経験豊かでスキルフルな方が多いからかな?

記憶にある限り、本人はこのミュージカルに出たいなどは口にしていませんが、きっとどこかで憧れや目標のようなものを抱えているのではと思います。
ぜひ「モーツァルト!」で主人公のモーツァルトを演じて「僕こそ音楽」を歌ってみてほしいですね。あ、大先輩の古川雄大さんが演じていましたね(笑)

やっぱり海外の舞台を意識している?

三浦くんは舞台『キングダム』が終わってから渡辺直美ちゃんと愉快な仲間たちとニューヨークでブロードウェイを観たり、野球を観たりしていました(笑)これ本当の話なんですよ(笑)

なに岡本の袋持っとんねん(笑)
余談だけど、別の投稿で岡本からコメント貰ってるし….。

いかんいかん自分もやきうが好きなのでやきうに気が逸れてしまった(笑)

直美ちゃんというビッグなアイコンと一緒に共に過ごしたせいかかなりの注目を浴びたようで、WOWOWのトニー賞中継番組に呼ばれます。仕事追加よかったね。
※写真をスライドするとブロードウェイに行った様子が見られますよ。

井上芳雄さんがホストをしていることでお馴染みですね。井上芳雄さんは、喋りも歌も演技も上手いです。舞台やミュージカルならベテラン俳優で、スキルフルで面白く、イケメンなので人気が高いです。
(ですよね・・・?????????)

ライブのトークコーナーでも、直美ちゃんとの旅路はたくさんネタとなっており、ライブでもブロードウェイでよく上演されている作品の曲も歌います。セットリストは忘れてしまったのですが、私の大好きなLady Gaga様も歌っていた曲もあって勝手に感動しちゃいました。いつかGagaに会ってみてほしいです(笑)

三浦くんはよく日本のオリジナルの作品を海外に発信していきたいという旨の発言をしています。ライブでも言っていて、ミュージカル「生きる」が好きみたいで、日本オリジナルの作品に関わっていきたいとも言っています。
「生きる」は元々は黒澤明の映画で、海外でもかなりの知名度がある作品ですね。舞台をイギリスに変えてリメイクされた「Living」が話題になりました。

彼の関わった作品だと海外に発信するものは舞台『千と千尋の神隠し』が当てはまるのでしょうか。2024年にはウェストエンドで上演される予定です。
最近の映像作品だと実写版『ワンピース』、『ドライブ・マイ・カー』になるのかな?

彼にも多少はある海外志向ではございますが、ぜひ英語喋れるようになってブロードウェイ・オフブロードウェイに挑戦してみてほしいです。
ミシェル・ヨーとキー・ホイ・クワンがアカデミー賞受賞して、イカゲームがエミー賞で話題になった昨今を考えると、ブロードウェイはハリウッドに比べてまだまだアジア系が弱い業界だなとは思います。(エミー賞に至っては、2023年はスティーブン・ユアンが注目を集めていますし)
でも、『太平洋序曲』や『アリージャンス』といった日本人が主役の作品もあるのでいかがでしょうか。
近年では、渡辺謙が『王様と私』でトニー賞にノミネートされたので完全にチャンスがないわけではないです。ユル・ブリンナーの映画のアレです。

目指せ、渡辺謙レベルの名優へ!(笑)
トニー賞には中継番組に出ていましたが、ぜひノミネーターとしてレッドカーペットを歩いて中継に映ってみてほしいですね。
※できれば受賞して名優になるのもよし。

自分は舞台で食っていきたいんだ

小関裕太くんが言うには、賀来賢人くんが「映像とか興味ないの?」と三浦くんに聞いたきに、「自分は舞台一本でやっていきたいです」と返したのだそうです。

なんで小関裕太と賀来賢人やねんというと『スパマロット』という舞台で共演したからです。

この舞台の日替わりで、賀来賢人から「お前テレビとか興味ないのか?」と言われて「僕は舞台でやっていきたいっす」の内容があったはず(笑)

舞台で一本でやっていきたいとはっきり明言する若手俳優の子は比較的珍しい気がしますね。
日本では、ドラマや映画に出ている2.5次元俳優の子の方がいち早く有名になっていく気がしますし、SNSのフォロワーや知名度も高くなると思います。
そして、ギャラの面でも舞台と映像では映像の方がギャラが高い傾向にあります。

やはりブロードウェイ(舞台)とハリウッド(ドラマ・映画)と比較しても、知名度もギャラも影響力もハリウッドの方が絶大です。
今も昔も、人気ドラマに出るかエミー賞にノミネート・受賞してハリウッド映画に出るというケースが多く、ドラマがスターを生み出す形式は変わりません。
また、ドラマと舞台を並行して出演する俳優さんも日本同様に多いです。ブライアン・クランストンとか。
ちなみに、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に出るとTIME100(世界で最も影響力のある100人)にリストインされやすいです。それだけ映像の方が有名になりやすいということですね。
一発目にシャン・チーの人が出てきます(笑)

舞台でやっていきたい云々のソースはこちらのドキュメンタリーから。

ユーネクストのドキュメンタリー番組になります。加入している方はぜひどうぞ。HBOのドラマも観れます。

舞台に立っている独特の熱量がたまらない、カーテンコールの瞬間がたまらない旨を言っていますね。ぜひ彼の考えを知りたい方は、ドラマついででもいいので見てみてください。

与太話で。キングダムのアクションすごくないですか?
元々バレエダンサーを目指していて故障がきっかけで転向して芸能の世界に入ったそうな(かなり端折っています)。

※王騎将軍の圧が強すぎる

バレエ出来る人ってアクションも得意なんですかね?あのミシェル・ヨーも元々バレエで留学していたくらいですし。60近いおばちゃんなのにこの動きです。

舞台はテレビドラマや映画と違ってCGやスタントマンなどで誤魔化せないですからアクションが出来る、バレエで踊れるというのは大きなメリットですね。

舞台一本でやっていくのは、散々話した通り、セレブリティとしての影響力や名声、収入を考えると映像よりは得にくいものがあります。
それでも自分のこだわりや好きを貫く姿はかっこいいですね。
※あの賀来賢人くんも「かっこええな」と言うくらいです

「My First」は三浦宏規のキャリアの展望だ!

というワケで、自分が見た感想としてはこのタイトルのように感じました。
ストレートプレイ(演劇)よりもミュージカルが好きなんだなと思わせられました。真面目な話ミュージカルの方が好きでしょ?(笑)

オリジナルの曲も何曲か発表されたので、リリースされるといいですね。
ちなみに、彼は玉置浩二さんが好きなので安全地帯のカバーもありましたよ。好み渋すぎじゃないか。安全地帯かっこいいのはわかるけどさ、アレ憧れていた男の子たちってもう50代よ。

※これキャバクラでオジサン(昔の職場の上司)がよく歌う歌だ…。
安全地帯は演奏がかっこいい。

個人としては、ミュージカルナンバーの選曲が多く彼のキャリアの展望が見え隠れしていたと思っています。
あのミュージカルに出たいのかな、とかウェストエンドやブロードウェイ(オフブロードウェイ)に出たいのかな、とか考えさせられました。
彼の夢や希望が詰まっていると思いました。
トニー賞の中継番組で一緒になった井上芳雄さんみたいになりたいのかなとかね。

あの個人的にはもし万が一、スターウォーズ旧三部作が日本で舞台化したらルーク・スカイウォーカーに彼を使ってください。緑のライトセーバー振ってほしい。頼んだよ、ディズニースタジオ及びルーカスフィルムの人たち。

様々な舞台作品に引っ張りだこな彼ですが、スキル的には成長途中かなとは思います。言っちゃ悪いですが、純粋な演技力・演じ分けなら散々語ってきた高野くんの方が優れています。
とはいえ、トム・クルーズは何やってもトム・クルーズだけど「カッコいい」とダニエル・デイ・ルイスが作品によって全然違うオッサンになるのが「すげー」みたいな差です。

ぜひ、色んな経験を積んでよいプロダクションや監督・演出家と巡り合ってパワーアップして、名声と栄誉を掴んでスターになってほしいですね。

絶え間なく舞台に出て歩みを止めない三浦くんは、まさに歩み続けるスターです。

個人的に三浦くんの舞台で楽しみなのはナビレラです。バレエダンサーの主人公役です。めっちゃハマり役。佐藤二朗が胡散臭いおっさんを演じるくらいハマり役です。

元々はネトフリの韓国ドラマです。

海外かぶれ的な視点になってしまいましたが、以上!!!!!!!!


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