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11/3 LIVE in さいたまスーパーアリーナ/ZORN

chill out clubのイベントで「スーパーアリーナやっからよ!」と言われ、その帰り道にふわふわした気持ちのままチケットを申し込んだのが7月の上旬。すごい遠い昔な気がする。
前回・前々回、武道館も横浜アリーナもコロナが大変な時期の開催だったので、今回はあまり心配せずに気持ち穏やかに参加できるといいなぁ〜と思いながら待つ4ヶ月間だった。(コロナと別でいろいろあってちょっとBADモードではあったけど)

ちなみにTwitterには載せてなかったけど、数日前にこれもしっかり見に行ってました。ライブの数日前には掲載期間が終わってしまってたので、せめて当日まではあればよかったのにねと思いつつ、早いタイミングでさらっと行けて良かった。

さて当日。個人的にはライブでは初めてのさいたまスーパーアリーナ(昔、代表戦を見に行ったことがあるだけ)だったので、人の多さにびっくした。数字としてはわかってても、目の当たりにするとうわっって感じ。グッズの列もえげつなかった。

中に入って、席はアリーナの前の方。FC先行のおかげかかなり良席だったと思う。武道館も横アリも遠かったから、肉眼で十分見れる距離感で嬉しかった。これだけ大きい会場だし、そろそろアイドルみたいに空飛んでくれないかな?ってちょっと思った。

定刻ちょっと過ぎて、Introから始まりStill HereI'm Rapper。序盤は新譜の並びの通り。あんま細かいこと言いたくないけど「野郎」しか残されなかったのは、ちょっと気持ちがザワっとした。前作・前々作も含めそのへんのワードチョイスに引っかかるところがちらほらあるのは事実で・・・好きで聴いてはいるんだけど、小骨のような引っ掛かりは時折ある。この手の違和感を同年代に対して覚えることが、おじさんのそれよりも見ていてしんどくて苦しいのでよろしくお願いしますって気持ち。

さて、序盤はダンサー多めの今までにない華やか演出で楽しかった。大きいステージの場慣れなのか、ZORN自身の一挙手一投足もキレがあったというか見やすかった印象。
「前座がアリーナへ」というリリックをさいたまスーパーアリーナで聴いて、数日前に見たアーティストの「何年か前にゲストで行った箱で前座やってくれたやつが今や武道館やアリーナ」というリリックが頭をよぎった。規模は関係なく(というのもおこがましいけど)どちらも本当に好きで救われてきたアーティストです。

数曲挟んで、Walk This Wayで「歩こうか歩こうか〜」と言って花道を歩いてたのちょっと可愛かった。このタイミングで初めて「俺にしか歩けない道」=花道使った?違うかな・・・で、ここで1人目のゲスト、AKLOが登場。ゲスト祭りだった武道館、ほぼノーゲストだった横アリがあって今回ゲストはいるのかいないのかわからないやって思ってたけど、ゲストありで進めてくんだなって思った。Have A Good TimeRGTOが終わり、100 Remixで JAZEE MINOR 、ISH-ONE、MARIA 、Staxx T が。AKLOはやらずにはけちゃうんだ・・・と思いつつめちゃくちゃ意外なゲスト陣で、サプライズ感あって楽しかった。この時は、武道館と極力被らないようなゲストの構成にするのかな〜って思ったのと、このタイミングでふと百千万は当分聴けないんだろうなっていうのが頭をよぎった。

ここからが「家族の話」のパートという印象でパンケーキ。最初に聴いた時はなんとも思わなかったけど、のちほど言われて気づいたことがあって。私とその会話をした方々の中だけに仕舞っておくけれど、そういうことにしておきます。めっちゃ思い入れのある曲になりました。そしてLetter、Lost、My Life、My Loveの流れ。奮エテ眠レMy Lifeというのが鉄板の繋ぎだったけど、この流れもめちゃくちゃよかったのと、今回は間違えずに”こっち(平凡)”を取ってて良かった。あとこのあたりの映像演出がものすごく好きだったのでDVDが楽しみ。
3組目のゲストでKREVA、周囲の盛り上がり凄かったのとステージの使い方がやっぱりきれいだなって思った。動作が荒くないけど大振りと言うか、動きが大きくて見やすい。One Micタンポポをやり、ソロのラッパーでここ(SSA)でやったのは自分とZORNだけ、というようなMCをしてた。この中盤でKREVAってことはまだまだ出てくるんだろうな・・・って思った記憶。
その流れで数曲挟んで、Life StoryでBOSSが登場。その後のBOSSのTwitter投稿も含めて愛を感じた。と言うか、ゲストのみんな本当にZORNのこと好きなんだろうなというのを、端々から感じたライブだったと思う。ZORNに限らずだけど、主催者がゲストにめちゃくちゃ好かれているというのを実感できる瞬間を見れるとうれしい。オファーを受けている時点でもちろん少なからずそうなんだろうけど、目に見えるとなんか「良いもの見れた」感があるので。
ここのMCだったと思うんだけど、数年前に改修工事のコーキングの作業でここに来たことがあって、でも今回はその道具じゃなくてマイクを持って立ってるみたいなことを話していたのが印象的だった。あと、サブスクもやってなければメディア露出もなく、メジャー所属でもない自分がここまでこれたのは「ZORNやばいよ」って誰かにすすめてくれたみんながいるからです。みたいな話をしていた。「これ以上のプロモーションはない」と。
映画やドラマのタイアップはないけど、みんなの人生のタイアップ曲でありたいみたいなことも言っていた気がする。

Don’t Look Back「ぶれないまるでSHINGO★西成、~俺が狂ったのは般若のせい」からのHungryのビート。花道を全力疾走して入ってきた般若。衣装、シマウマ柄に見えたんだけと光の関係かもしれない「Zeebraじゃないけどフリースタイルモード」の時に服をバサバサってしてたように見えたんだけど、違うかも。そしてやっぱりこの3人が並んでるのが見れて嬉しかったし、ZORNが「昭和レコード」ってシャウトしたところ激熱だったな。あと令和4年じゃなくて昭和97年って言ってた気がする。Hungryっていうチョイスも良かった。
超余談なんだけど、㈱AMHの所在地、昭和通りから少し入ったところにあって、なんとなく意味のある場所を選んだのでは?って思ってる。昭和通りから少しだけ逸れた、細い道の先にあります。

ここで新鮮なアレンジの2Da Future 大好きな曲だったので聴けてうれしかった。サードチルドレン、アルバムとしてもすごい好きなんだけど、この時期の曲ってあんまりライブでやらないよね。サードチルドレン、ZONE THE DARKNESSからZORNへの過渡期、って感じがしてちょっとアンバランスな空気感が好き。

そのあと、多分このライブのハイライトのひとつ、Do My Thing Remix「刑務所で泣くよりかマシだろう?」というリリックがこんなに重かったことはないのでは?とグッときた中で、ラストにアカペラで"向日葵の咲く頃 娑婆にて待つ"で、暗転。途中にあった「NORIKIYOのこと好きなやつ?」「NORIKIYOのことをいつまでも待ってるっていうやつ?」という言葉も含めて"あぁ事実なんだな"っていう妙な脱力感があった中で、花道の先端に光が当たって2FACEのイントロとそこに人が立っているのが見えて…理解するのに十数秒かかった気がする。声が聞こえてなお、意味がわからなくて脚が震えた。幻みたいだったけど、想像の中のライブショーケースじゃなくて、確かにそこにいた。NORIKIYOが歌っているときにZORNはステージ上にいなかったので、会場中のすべての視線が注がれていた瞬間だと思う。後半、声が詰まっていたところも何もかもがリアルでした。そしてたぶん、会場全体がなんとも言えず放心している中、RepでZORNとMACCHO、続けてAREA AREA Remixと原曲。このタイミングで、OZROSAURUSがAll My Homiesに加入したことが正式発表されました。OZROSAURUS名義のRewindがAMHからのリリースだったり、SNSのフォロー状況から憶測はしてたけど、本人たちの口から聞けて良かったな。
ちなみにだけど、2021年の4月28日にMACCHOとZORNの謎のツーショットが上がってたのでこの日が加入日なんじゃないかなって思ってる(わからないけど)同時に来年OZROSAURUSがアルバムを出すことも発表されてめっちゃ楽しみ。「前作から約何年経ったろう・・・」みたいな下り若干ぎこちなくてほほえましかったな。この手の前振り寸劇(?)AKLOとやってるのもほっこりするからまた見たい。
MACCHOの「お前ら、俺のこと大好きなんだろう??」って言葉、全ヘッズ首を縦に振るんじゃないかなって思いました。

ゲストパートがいったん終わり、Stay Goldからの交通公園。N505とかMe Janeのショ袋(ショッパーじゃなくてショ袋って言ってたよね当時)が懐かしすぎる。ほかのどのブランドでもない”ミージェーンを持っている女の子”像がわかりすぎて辛いという話を誰かに分かってほしい。笑

Skitが流れて、In The Neighborhood この後のMCで武道館出禁になった件について話してて「理由の1つは”演者でもない素人の、地元の仲間たちを50人もステージにあげたこと”で、反省している、神聖なステージ上であんなことはもう二度としない」と神妙な面持ち風で話しているところに”地元の仲間たち”がステージに上がってきて、All My Homies なんなら武道館の時よりも人数増えてたくさん動き回ってた気がする。
恒例の「〇〇やっからよ!」で何を言うのか、一拍待つような静まりからの東京ドーム宣言で、爆発するような歓声。この瞬間の空気感とても好き。ここは撮影許可が出ていたので撮ったものを何度か見返したけど、娘さんをステージで抱っこしているのも含めちゃくちゃいいシーンだった。武道館で、響君をステージにあげた般若の姿とも重なったな。

大勢のHomiesがはけた後「ショウジ残れよ」と言っていたいのとんでいけ
大変失礼ながら、リリックの内容的に故人なのかと思っていたので驚いたけど、「針落とせ」の静かな手元が映し出されるところとか、素敵な演出だった。ショウジさんの隣でTATSUKIがニコニコ見ていたのも良かった。
曲の間奏か終盤かで「いいことあっただろう」みたいなこと(おぼろげ)をZORNが言っていてショウジさんが深く頷いていたのも印象的でした。
このあたりのMCで、中学生の時のノートに書いてあったことを読み上げてたんだけど、本当に「全部の夢が叶った」て感じなんだなと思った。当時から「大切にしたいもの」が一貫しているのもすごい・・・

そのあと武道館には呼んでいて今回のスーパーアリーナには出演しなかったAnarchy・漢a.k.a GAMIとAK-69について言及してた。No pain, No GainのMVが入り口でずっとかかってたり、冒頭どこかの曲で「とうとう来たなこの時が」と、いう台詞があったり、AKは招待されていたようだし、そこら辺の気配りさすがだなという感じでした。このタイミングでGOAT、そしてRemixでZeebraが。ここも大きなサプライズポイントではあったとは思うんだけど割とにおわされていたのと、ここまでがあまりにもいろいろあって情緒がくたくただったのでそこまで驚けず・・・笑”
あ、やっぱ来た、そしてお約束のようにリリック飛ばしている、と言うような感想に。
ちなみにお土産CDはこのRemixだったんだけど、開演前にTwitterで内容ネタバレしている方をお見掛けして、ものすっっっごい承認欲求の塊で想像力ないなーって思いました。以前、武道館のリハの音漏れ内容をSNSに書いてる人とかも見かけて、平気でその日の演出ぶち壊せる人っているんだなと・・・

最後は拍手の雨で終了。聴きながら、なんとなく感謝の曲を思い出した。「PA・照明いてくれて成り立ってるショーケース見てくれて~」ってリリックと重なったのかもしれない。

最後「~、帰るぞ」と、ご家族4人の名前をあげてはけていく姿が印象的でした。
武道館がゲスト祭りでここまでのキャリアの一端の集大成、という感じで横アリがAll My Homiesの所属アーティストのみで、その2回を踏まえて今回が一番緩急があってバランスの取れた内容だった気がするなと、個人的には思いました。冒頭で「武道館を超えるつもり」的なMCがあり、いやあの武道館以上は・・・とちらっと思ったけど、しっかり「それ以上」のものをみせてもらった感じ。終始、感情の揺さぶられるライブでした。フォロワーさんが、ゲストがA(KLO) to Z(eebra) で締まってたのもキレイだったと言っていて確かに・・・!って思いました。

夜ご飯食べて、帰り道に逆の電車に乗るくらい、ふわっとした感じで帰宅。翌日も休みにしていたので、充分余韻に浸れて満足だった。爪の色味をなんとなくライブを意識したものにしていて、ネイリストさんに「ネイル見るたびに思い出せますねー」と言われたんだけど、ほんとにそう。外すのが惜しいな・・・次、何色にするかは決めてるんだけど。

そんな感じです、心の底から楽しめて本当に良かった。
ありがとうございました。
誤字脱字、内容間違いとか何かあったらよろしくお願いします、ではでは。

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