［自己紹介］はじめまして、みっきーです。

2019年5月9日 01:41

はじめましてじゃない人もいると思いますが、ちゃんと自己紹介するのは初めてですね。

たくさんの人に読んでほしいというよりは、素性の知れない僕について来てくれているごくわずかな人達に伝われば満足です。

教育に興味を持った原点

改めて、いつ、何のきっかけで教育者になろうと思ったのかを考えてみると、コレといった出来事はありません。
何となく気づいたらこんな感じになっていました。笑
ですが、志がないというわけではなく、じわじわと気持ちが固まっていったんだと思います。

もともと勉強は好きな方でした。
学問として新しい知識を得ることが好きというのもありましたが、受験が終わるまでは「他者に認めてもらえるから」という理由で好きでした。
勉強ができるだけで、学校などのコミュニティに自分の居場所ができる。
特に取り柄のない僕にとって勉強は、まさにアイデンティティであり、命綱のようなものだった気がします。

テストで良い点を取るだけで注目される。クラスメイトに勉強を教えることで自分が役割を持っている安心感を得られる。なにより勉強を教えることで感謝されるのが本当に嬉しかったし、先生より分かりやすいなんて言われたりして自信にもつながりました。
よく「勉強して何の意味があるの？」という疑問がありますが、僕からしてみれば、上に書いたような事だけで十分すぎる意味がありました。
今でも人から感謝される時が1番幸せです。
おそらく、そうやって人に教えて感謝されてきた経験が、今の活動の燃料となっているんだと思います。

将来の夢:学校の先生

僕が初めて将来について考えたのは、高校の終わり頃、受験の時期でした。
それまでは特に将来の事なんか頭になくて、「勉強頑張ってればそれなりの生活が送れるだろう」くらいにしか思っていませんでした。笑
しかし、高校3年生がいつまでもそんな事は言ってられません。
本気で進路のことを考え、色々な職業について調べ、拙いながらも自己分析をした結果、どうやら僕は、人と深いところで関わる職業に就きたいということが判明し、その中では圧倒的に学校の先生が輝いて見えました。

実際、それまで勉強を教えることがアイデンティティだったくらいには、人に教える経験もあったし、親しい人達から「将来先生になった方がいいよ！」と言われたりもしました。
そして何より、それまでの人生を振り返った時、学校の先生から受けた影響の大きさに気付かされ、「こんなに良い仕事他にないじゃん！」って思っていました。もちろん今でも素晴らしい仕事だと思っています。

教師を目指すのをやめた大学1年の秋

そんなこんなで、無事教員免許を取ることが出来る名古屋大学の理学部に進学し、いよいよ教職の授業が開始します。
しかし、教職の授業は思っていたものとは違い、おじいちゃん先生がひたすら若い頃の自分の自慢話をするだけの授業や、一体何の意味があるのか分からない授業でした。唯一教育心理学だけは面白かった記憶があります。
それに、本気で教員を目指している受講生が少ないのもつまらないと感じた原因の１つでもありました。

いつまでも授業に頼ってちゃダメだな。と思った僕は、自分で教員という仕事についてインターネットなどを使い調べるようになりました。
が、そこに書いてあるのは厳しい現実ばかり。
今では散々テレビやネットで騒がれているので今更言うまでもないことですが、ようやくやりたい仕事が見つかって、生きる方向を掴みはじめた若者にはあまりに残酷な現実でした。

もちろんやり甲斐がある仕事には違いないと思います。でも、僕だって自分の人生を自分の為にも使いたいです。いくらやり甲斐があろうと、自分が家族を持った時に、家族を養うだけのお金と時間がないのは嫌です。自分の趣味に使うお金と時間がないのは嫌です。

大学生の今でさえお金も時間もないのに、この先退職するまで自分の時間を過ごせないのかと考えると、本当に吐きそうになるくらいに心を病みました。自分が今まで、1年浪人してまで頑張ってきた時間は何だったんだろう。僕の人生で2番目につらい時期でした。

だったら個人でやればよくね？？

どうしても今までの人生を無駄にしたくなかった僕は、やはり教育という存在から逃げる事は出来ませんでした。
そこで僕はある考えに至りました。
「学校の先生以外にも、教育に携わる仕事があるんじゃね？」
これに気づくのにかなりの時間と精神を犠牲にした感がありますが、この辺りから僕の今の活動に繋がっていきます。
近年急速に発達してきたネット。その中で勉強を教えてる人がいたのを思い出しました。
当時僕が知っていたのは「とある男が授業をしてみた」と「Mathematics Monster 」というYouTube上で授業をしているYouTubeチャンネルでした。
そしてその頃ちょうどYouTuberという言葉が一般認知されはじめており、まさにブームと言った感じでした。

そうして、ネットを通してのフリーランス？としての教育活動に可能性を感じ、検索してみると、まだまだ開拓され切っていない感じがあり、これはもうやるしかない！と思いました。

しかし、いきなりその辺の端くれ大学生にYouTubeというのは、かなりハードルが高かったので、まずはTwitterで勉強垢(Twitter上の勉強用のアカウント)の中高生に向けて、質問や相談の対応をすることにしました。

楽しい。やっぱり天職だ。
この頃から、教育者として生きていこうと思いはじめた気がします。

しかし、その頃の僕にはどうしてもある不安が付きまとっていました。

「このままではお金を稼げない」

もちろんTwitterで勉強を教えてお金がもらえるわけもなく、ただボランティアでやっていたので、このままだと無一文になって餓死する未来が待ち受けています。
かと言ってただの大学生の僕には、その活動をお金に変える方法なんて皆目見当もつきません。

そんな僕に、1通のメッセージが届きました。

「今私はフリーランスで活動しています！就活もやめて、自分の好きな時間に働いてます！」

文面は覚えていませんが、確かこんなメッセージだった気がします。
今見たら完全に怪しいんですけど、当時切羽詰まっていた僕は真面目に相談をしました。
すると向こうも、僕の活動に興味を持ってくれたようで、一度会って話すことに。
正直怖かったですが少しでも可能性があるなら、という思いで会いに行きました。
その方は年も近く、気さくな方で、かなり話が弾みました。

そんなこんなで話していると、どうやらその方は、ビジネススクールのようなものに通い勉強して、フリーランスとして活動しているということが分かりました。
ちょうど次の日に体験セミナーをしているとのことだったので、興味本位で見に行くことにしました。

その頃には「これ絶対詐欺だろ」と思っていたので、いざとなったら断固拒否して逃げようと思っていましたが、いざ話を聞いてみると「なんかいけそう」と感じました(チョロすぎる)
実際にTwitterで活動しているということもあり、セミナー後にスクールの偉い人とお話しすることになり、そのまま一か八かのノリで入会しました。

業者アカウント大量生産工場

長くなるので手短に話しますね。
そのスクールで習った事は、「SNSとブログを使い、ネット上だけで商品を売るための方法」でした。
簡単に言うと、勉強垢界隈にも腐るほどいる業者アカウントってやつです。
世間では情報商材屋なんて呼ばれたりもしています。

まず初めに言っておくと、彼らは基本的に悪い人ではありませんし、その商品に情報的価値がある場合、それを売ることは悪ではありません。本を買うようなイメージに近いのかな？

僕は最初そんな事もわからず、とにかく言われるがままにフォロワーを増やし、ブログを書き、商品を作りました。
人を騙してお金を稼ごうなんて微塵も思っていないのに、匿名のアカウントから詐欺だの何だの罵詈雑言を浴びせられたりもしました。

実際その頃僕が立ち上げたのが、オンラインで僕の授業動画(80本くらい)見放題で、いつでも質問が出来る塾のようなものです。
なるべく金銭的に負担をかけたくないと言う事もあり、入塾金のみでそこからは永続的にサポートするという形をとっており、今でも生徒さんからの質問対応もしています(募集はもうしていません)

僕としては、生徒さんから感謝され、自分のやりたい事が仕事になるという事が実現できるかもしれないと思っていました。

教育系YouTuberみっきーの誕生

しかし、そんな活動を続けて半年ほど経った頃、僕の中にあるモヤモヤしたものを、僕は無視できなくなりました。

そのモヤモヤの正体こそが「業者アカウント」というものに対してでした。
僕としては出来る限り精一杯いいものを作って活動しているのに、業者アカウントというだけで見向きもされず即ブロック。しまいには何も知らないくせに詐欺呼ばわり。
僕の理想とは程遠い状態でした。

そして、その頃の僕には業者アカウントがそのような扱いを受ける理由もハッキリとしていました。
それは、業者アカウントを運用している人たちは、実際にお金儲けのことしか考えていない人たちがほとんど。中にはうまい言葉で言いくるめて、不当な金額取るような人もいました。

「たしかに、こんな人ばかりなら業者アカウントを警戒するのも当たり前だな。こんな人達と一緒にされるのは嫌だ。」
そう思い、僕はいわゆる「業者アカウント」をやめ、残っている生徒さんのサポート以外のその頃の活動を全てやめ、健全に教育系YouTuberとして自分の求める教育を追求しようと決意しました。
それが約1年前になります。

今の僕の夢

ここまで長々と書いてきた通りに、僕は個人での教育活動を始めて2年弱になります。
まだまだ業界の中では新米のペーペーですが、それでも僕なりに見えてきたものもあります。
僕が今目指す教育は、正直現状ではほぼ実現不可能です。
ですが、それでもやはり目指してみたい。夢ってそういうものなんじゃないかなと最近思います。というか、今の僕はそれくらい熱がないと楽しくないです。

まずはそのために今できることを。そう思い最近始めた「0円家庭教師」
正直ぜんぜん応募は来てないですけど(笑)、少しでも興味を持ってもらえていれば幸いです。