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大好きなピアノ教室の、小さな発表会に行ってきました

その発表会と出会って、かれこれ10年になるでしょうか。
お友達がエレクトーンを習い始めて出会いました。

40年前に始めた生徒さんが大人になって、結婚して出産して、それでもずっと通っているとか、
お母さんが元生徒さんで、自分の息子を通わせているとか、
地元感が満載なところも、ほぉって思っていたけど、
それよりもずっとずっとワタシの心をつかんだのは、

先生による生徒さんの紹介。
演奏が終わると、生徒さんを舞台の真ん中に呼んで、軽く対談するんです。
小さなこでも大人でも。

「●●ちゃんは、中学生になって吹奏楽部に入って、曲を覚えたり音楽が楽しいってなって、急に上手になったんです。それまではそうでもなかったんですよ、あら●●ちゃんごめんなさいね。本当のことだからね。
でね、中一で合唱コンクールの伴奏を引き受けて、ええ、やるの? って言ったんだけど、本人はやる気で、そしたらとっても熱心に練習をして。それからコツをつかんだみたいで、いまこうして、とってもびっくりするほど上手になったんです。お上手だったでしょ?」

いわれた中学生も、多分彼女の保護者も、真っ赤になって笑ってるんだけど、ワタシタチは、もう一度彼女の大きな拍手を送ります。

次の人は……

「通い始めて25年目? ああ、27年目なんだ。長いわねぇ。もうね、ほとんど弾いちゃったから曲がないんだけど、挑戦したいっていう真面目な人なんです。なにしろ、お稽古に一度も遅刻と欠席をしたことがないの。素晴らしいことでしょ? そういう真面目さが伝わりましたかしら? 」

ワタシたちは、また拍手を送る。
先生、そのエピソードは去年も一昨年も聞いてるんですけど、それでも変わらぬ先生によるご紹介に、ワタシタチは震えます。

ワタシの友達の紹介も毎年たいがい同じ。
「お嬢さんが習いに来てたんだけど、オカアサンがワタシも習いたいってことで、エレクトーンをはじめられたんです。もともとピアノがお上手だったから、あっという間に素晴らしい演奏者になられて……もうワタシよりずっとお上手なんですけど、ね?」
そして友達が、いえいえと謙遜して笑う。これも定番。
「いつも向上心がおありだから、ワタシが知らないような素敵な曲を見つけてくださって。今日の演奏も素敵だったでしょぉ?」

ワタシタチは、拍手で返事をする。

そんな正直で真っすぐで、温かいやりとりが大好きで、その発表会の大ファンなんです。


小さくて正直な発表会に参加すると、ウソついてまでカッコつけている自分が浮き彫りになっていきます。
うわ。恥ずかしい……ってなる。
その感触に気づいて、そんな自分を追い出す。
そこまでがこの発表会の醍醐味。

音楽に触れているというより、先生の生きざまに触れて、すごくイイ影響を受ける発表会なのです。珍しい時間ですよね。

2/5(月)から3/4(月)の30日間。

明日からですが、駆け込み申し込み、あと1名受付中です!!!

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