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WEリーグカップ(グループステージA)第1節(ピックアップゲーム:大宮アルディージャVENTUS対三菱重工浦和レッズレディース)※さいたまダービー

 2022年8月21日、近所のNACK5スタジアムにでかけ、#さいたまダービー を生観戦してきました。非常に印象に残るシーンの多い試合だったので、レビューを書く予定はなかったのですが、見直して書いてみたい衝動にかられ、急遽書くことにしました。youtube配信リンクはこちら↓

 レビューに入る前に、まずは、オフシーズンの両チームの移籍選手を確認しておきましょう。

⚽大宮アルディージャVENTUS

【退団選手】
阪口夢穂(→?)、小島ひかる(→オルカ鴨川FC)、堰 愛季(→?)、鳥海由佳(→?)

【入団選手】
五嶋京香(←AC長野パルセイロレディース)、西澤日菜乃(←マイナビ仙台レディース)、柴山史菜(←三菱重工浦和レッズレディース)

⚽三菱重工浦和レッズレディース

【退団選手】
南萌華(→ACミラン)、柳澤紗希(→アルビレックス新潟レディース)、柴山史菜(→大宮アルディージャVENTUS)

【入団選手】
前田真唯(←浦和レッズレディースJrユース)、伊能真弥(日体大FIELDS横浜在籍中)、山崎琳(←浦和レッズレディースJrユース)

1.試合全体の印象


 結果は引き分けとなったが、合計4点、特に浦和は後半ロスタイム3分の間に2点差を追いつくという劇的な展開の派手な試合となった。先制点は、昨シーズン無得点で終わった仲田歩夢選手のWEリーグ初ゴールから。スタンドから間近で目撃することができたが、ココ、という瞬間にスイッチが入って裏に抜ける動きからのゴールは非常に迫力があり、印象に残った。浦和は試合を通して攻めあぐねている印象だったが、途中交代の清家と遠藤が攻撃陣に気迫を注入し、圧巻のロスタイム3分での2得点。浦和の底力を最後に見せつけた。
 なお、試合すべてを通して見れる配信が終了してしまった為、途中からハイライトシーンのみを見て復習することになったため、描写ができなかった選手が何人もいて、「ー」にしてあります。申し訳ありません。

2.先発出場選手の印象

⚽大宮アルディージャVENTUS

GK1 スタンボー華 後半、菅澤の豪快なシュートを見事にファインセーブ。

右SB6 有吉 ー

CB5 乗松 ー

CB2 坂井 3分、塩越のドリブル突破を体を張って止めコーナーにする。

左SB3 鮫島 要所にしっかりとポジショニングできているのはさすが。

ボランチ24 源間 ー

ボランチ10 五嶋 6分、右サイドの仲田に大きく展開。視野の広さと正確なフィードを見せた。仲田のゴールシーンでは、結果的に関与しなかったが、走りこんで詰めを狙う準備もしていた。

右MF13 仲田 井上との阿吽の呼吸、長距離ランニングからGKと一対一を決めきり、見事な先制点。WEリーグ初ゴールとなった。後半で交代となる。

左MF7 山崎 6分、右からの仲田のセンタリングに頭で合わせようとするも触れず。ファウルが多いのが気になった。後半の追加点のゴールシーンでは、上辻がゴールを決めたが、山崎も詰めを狙っていた。

FW8 上辻 後半、村上からのクロスを相手にクリアされるが、しっかりと押し込み追加点。

FW9 井上 先制点を演出。パワフルなプレスとドリブルで、大宮の攻撃を牽引、大きな存在感を示した。

⚽三菱重工浦和レッズレディース

GK23 伊能 デビュー戦。2失点してしまったが、決して悪い内容ではなかったように思う。

右SB16 水谷 右サイドの安藤との連携、もっともっと思い切った大胆なプレーでさらなる飛躍を期待したい。

CB13 長嶋 ロングフィードが非常に少なかった。

CB5 上野 ロングフィードの精度がよくなかった。

左SB4 佐々木 前半は仲田、後半は村上、をしっかり抑えきることができなかった。

ボランチ19 塩越 機転の利くプレーで攻撃のリズムを作っていた。追加点は塩越らしい豪快なミドルシュート。

ボランチ18 柴田 中盤の細やかな気配りで、いつも通り存在感を示した。

右MF10 安藤 前半、菅澤とのコンビネーションでシュートシーンを演出。

左MF8 猶本 後半ロスタイム、清家からのマイナスのクロスを、スマートに押し込み1点返す。

FW9 菅澤 4分、猶本のコーナーを、迫力あるヘッドで合わせるも枠外。前半、安藤とのコンビネーションから強引にシュートを狙うがサイドネット。後半、塩越からのスルーパスを豪快にシュート、GKのファインセーブで惜しくもゴールならず。

FW14 植村 18分、遠目からシュートを狙うが、おしくも枠外。

3.交代出場選手の印象

⚽大宮アルディージャVENTUS

46分 右MF25 村上(out仲田) 前半の仲田に負けない活躍ぶり。井上のシュートを演出する場面も。後半、右サイドからのクロスで上辻のゴールシーンを演出。

74分 大熊(out上辻) ー

84分 澁澤(out井上) ー

90分 柴山(out鮫島) ー

⚽三菱重工浦和レッズレディース

46分 右MF17 遠藤(out水谷) いつも通りの積極的な仕掛けで右サイドから多くチャンスメイクして交代選手として活性化に貢献した。

46分 FW11 清家(out植村) 執念が感じられるプレーで、猶本のゴールをアシスト。

74分 GK32 山崎(out伊能) ー

4.まとめ

 大宮は、明らかに昨シーズンよりも連携・攻撃のリズムがよくなった。対する浦和は、最終ラインから効果的な縦パスが出ることが非常に少なく、無難にサイドに展開するパターンが非常に多かったのがとても気になった。中盤からだけでなく、最終ラインからも意外性のある攻撃の展開が始まると、もっと相手に脅威を与えることができていたのではないかと思う。

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