教会の葬儀

土曜日は、かみさんが会長を務める難病の患者・家族会の仲間の前夜式に参列して来ました。仏教でいう通夜とのこと、教会での結婚式は経験があったけど、葬儀は初めてだったので、作法が分からない。ちょっと、ネットで下調べをして、30分前に教会に到着、記帳を済まして、会場を見渡す。故人の奥さんを探して、近寄り言葉をかける。後ろの方の端っこに空いていた木製の椅子に座る。会場はまだ一様に戸惑いのざわつきに包まれていた。しばし故人との思い出に思いを馳せていると、オルガンが知っているような知らない曲を奏でる。

前夜式の始まりと分かったのは、記帳の時に手渡されたパンフレットに目をやった時だった。続いて、賛美歌312「いつくしみ深き」と書かれてあった。オルガンの前奏、あー知ってる知ってる、「星の世界」か。か~がやく夜空の~♪と心の準備をしていたら、違った。でも、いい曲だった。うしろのオジサン、思いっきりハモってたし。。。次に牧師が「父と子と聖霊のみ名によって」と言ったかと思ったら、会場が「アーメン」と一斉に。次に、パンフレットには、賛美唱とある。牧師が「主よ、あなたは代々に」、会場が「私たちの宿るところ」と、交互に言葉のやり取りが繰り返される。こんな感じで前夜式は故人を偲び、哀悼の気持ちで居なければならないところが、作法が違って、気持ちが浮ついてしまって頭の中はこんな風で、不謹慎極まりない状態にあった。

さて、故人は進行性の難病との診断を受けて10年、大きな身体を奥さんに支えられるようにしながら、毎月の月例会に参加していた。6年前の会の発足当時からすると、ゆっくりだけど、歩き方が重たくなり、話し方が聞き取りにくくなっていた。それでも、いつも奥さんと二人三脚、月例会で見せてくれていた笑顔は、私たち皆を癒してくれるに十分すぎるものだった。去年は皆で熊本までバス旅行もして、もう旅行なんてできないと思っていたと、喜んで話してたのに、5月に風邪を拗らせて入院、もうすぐ退院という話を聞いていただけに、突然の訃報に信じられない思いだった。享年73歳、もっと一緒にいろんな活動をしたかったのに、残念でならない。こんな不謹慎な追悼の感想文しか書けなかったけど、薄田らしさと思って、お許し下さい。お疲れ様でした。安らかにお眠り下さい。アーメン。。。/2013年5月のこと

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Hajime Susukida

雑文のおもちゃ箱

片付かないおもちゃ箱、木々や廃材を集めて造った秘密基地、 ごっこ遊びの数々、半世紀の時間が経ち、それらの遊びは出来なくなったけれど言葉の遊びは、まだ始まったばかり。
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