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変身写真館で一度「自分」から離れてみる(異世界での「びっくり試着」)

JJGにも関わらず、服のこと書かなすぎな私ですが、珍しく服の話ですよ!(服の話なのか?)
変身写真館なるものに初めて行ってきました!!
手ぶらで行っても衣装もセットもその場に用意され、メイクも撮影も全部プロがやってくれて、自分であり自分でない「かわいい」「美しい」「かっこいい」ものになれる場所です。
「寝て起きたら転生していた」に一番近い状態を作れる夢の場所。

私はざっくり言うと「着たい服」「びっくりする服」「自分を最強にしてくれる服」で変身した後の心の動きを観察するために行きましたが、
コンセプト固まってて、用意された背景(セット)の中にそれに合ったものがあるなら、コンセプトイメージ写真とかも作れるんじゃないかな~
わりとファンタジー寄りコンセプトのガールズも多いし。
(持ち込み衣装もOKでした)

後楽園駅近くにあるミニーナさんにお願いしました。
変身写真もいろいろあるみたいなんですが、こちらは「台湾式変身写真」でセットまで含めて世界観があり、非現実感が強いです。
サンプル写真はこんな感じ↓

今回は、行くか迷っている方のために、行ってみてどうだったか、こうするといいかも的な情報も書いてますが、自分語り多いので適宜目次で飛ばして下さい。
(「行く前の準備や当日の流れなど」以外は自分語りパートです!)
気軽に行けるお値段ではないので、私も結局知ってから行くまで3年くらいかかりましたが、期待以上だしJJFの観点でもオススメです!


きっかけと目的

もともとは、3年くらい前に友人が行ってめちゃめちゃ楽しそうだったけど、コロナ禍だといろいろ気遣うよな~と思って行かなかったのが頭の隅に引っかかっていたのがきっかけです。

その後、あきやさん講演会でびっくり試着について聞いたときに

「普段、シンプル寄り・ユニセックス寄りなので、もし一番びっくりするやつ着るとしたら、そのまま行って合わせても違和感しかないんよな」
「てわけで、準備がいろいろ必要だけど、まずそれが出来ない」
「所謂女性らしいと言われる服への拒否感は『そのものが好みでない』『合理的でないのが嫌』『もっと社会的な文脈の何か』等が魔融合した巨大な感情に見えるけど、正直紐解くのが難しい」

という問題が出てきて、なかなかびっくりの一歩を踏み出せない始末。
もう、ことあるごとに言ってるけど、広がりをもたせるのがすごく苦手だし、大抵めんどくさいことを考えています。

で、ふと頭で引っかかっていた変身写真館というワードがぽろっと落ちてきました。
上の中の「準備が出来ない」「合理的ではない」はクリアできるし、「社会的な文脈の何か」も、変身写真館はもはや「異世界」なので気にする必要がなくなるはずです。

「似合わない」もプロの手にかかればきっとねじ伏せられるから、そこからもフリー。
私はここで足を取られて、手を出せないことが多いので、ブロックを壊して貰いたい。
もちろん異世界でしかこの状態は保てないけど、体験することで何かが変わると信じたい。

せっかくやるなら徹底的にやろうと、値段表とにらめっこして、3つの衣装のコースに決定(※背景は、1つの衣装で「壁背景」と「セット背景」の計2つで撮れます)

衣装は、以下の3つで行くことにしました。
着たい衣装:男装。とにかくかっこいいに全振り、背景は大好きな書斎をチョイスして、憧れ&好きを凝縮させる。
びっくり衣装:一番自分にかけ離れた状態に、プロの皆さんに全力で持って行って頂く。自分の苦手な儚さや女性っぽさ清楚さを兼ね備えた妖精へ。背景は森。
最強の衣装:似合うも考慮しつつ、強くしてもらう。おとなしく見られて舐められることもあるので攻撃力を備え、且つ敢えて自分の苦手な女性の路線とする。背景は敢えてホワイトガーデンにしてコントラストつける。

結果的に、1つめがかっこいい、2つめがかわいい、3つめがきれい(&強い) が目標となりました。
「かわいい・きれい・かっこいい」問題は、あきやさんの記事(↓)を見て、note書いたのだけど、あまりにドロドロな内容となったため封印中の件となります。突破口にしたいですね。

なお、びっくり衣装を考える中で、セクシー系も1回考えたのですが、これはもし「自分はただ寝て起きるだけで生まれ変われる」としても、考えた時点で私は駄目だという発見もありました。
特に(変身写真では定番らしい)花魁は「美しい部分だけ切り取って、もてはやす」ことには拒否感が強いです。
いろんな壁をとりはらってシンプルになったことで、分かりやすくなったことの例です。

行く前の準備や当日の流れなど

ミニーナさんのHPの以下の記事に丁寧に書いてくれていますが、実際行ってみての感想なども踏まえて、これから行きたい方に参考になれば良いなと思って書きます。
(※2023/7時点の情報です。)

予約

コースを決めてから、フォームで予約します。
確か返信に2日くらいかかると書いてあった気がするのですが、数時間後にすぐに返信来てびっくりしました。
キャンセル料は3日前からかかります。日程延期の場合もキャンセル⇒再予約扱いのようで、キャンセル料は同様のようです。

持ち物

持ち物は撮影時に透けないようにベージュまたは白の下着を用意したくらいで、基本は手ぶらで大丈夫でした。(ドレス着用後に中にしまえるので肩紐ありで大丈夫です。)
ただ、靴はあんまり無さそうな雰囲気だったので(ドレスだと特に指定しなければ靴は写さない構図でした)、こだわりがあるなら自分で持って行っても良いかも?靴って用意難しいですもんね。。
私は男装の時に、背を高くするためにソックス状のヒール靴をお借りしたのですが、ブーツ履きたかったなぁと。
なお衣装も持ち込みOKです。
カメラマンさんによる撮影前に、模様つきの壁で自撮りタイムがあるので、自撮り出来るなら良いカメラ持って行っても良いと思います。
(私はスマホで撮りましたが、照明をつけてくれるので十分綺麗に写りました。)

行く前の準備(衣装決め)

私はざっくりコンセプト・目的は決めて行きましたが、具体的なビジュアルイメージを持っていった方がスムーズだったかもです。
ドレスの数も多いので、例えばミニーナさんのインスタの写真をスクショしていくと良いと思います。
当日のアンケートは、かわいい系、ゴージャス系、セクシー系など数種類の系統の記載はありましたが、「かっこいい」はなかったので男装はどれなんだ…?となったのと、
私が行ったときは、衣装はカタログではなく実物を見る形だったので、ぱぱっとみるのは大変かも。
スタッフさんはめちゃめちゃ優しいので、当日相談して決めるのも全然OKだと思いますが、私みたいにプレッシャー感じるタイプはぜひ!

当日(流れと感想など)

荷物預け⇒セット背景決め⇒衣装決め⇒メイク⇒着替え⇒メイク修正・ウィッグ⇒壁背景決め・自撮り⇒本撮影⇒写真決め です。
日によって違うかも知れませんが、メイクさんは女性1人、カメラマンさんは男性1人がつきっきりで対応してくれました。優しかった。

複数撮るならメイクはちゃんと直してくれます。3種類の衣装で全然違う顔になりました。本当にすごい。。
3種類で撮ると5時間が標準です。私は写真選ぶのに時間かかったからか、6時間くらいかかりました。。(写真全部良すぎて選ぶの無理なんだわ)
ずっとメイク⇔撮影なので当然ですが、食べる時間はないです。でも終わったら美味しい飲み物を頂きました!

お店の作り的に、同じ時間帯で他の人は予約しない(鉢合わせない)ようにしてくれていそうです。
私が長いコースにしたためか、多分この日はお客さん私だけです。贅沢すぎる。(カップルさんとかコスプレ上手な方とかと鉢合わせたら緊張しちゃうな~と思ってたので有り難かったです。時期によるのかもしれんけど。夏休み前で空いてたのかも)

荷物
入り口のロッカーで預かってもらえます。自撮り用のカメラや飲み物は出しておくとスムーズです。
夏場で汗かくので、撮影時に着る下着は持参したのですが、その場合はこれも出しておいた方が良いです。

セット背景決め、衣装決め
さきほど準備のところで書いた通り、事前に決めた方がスムーズではありますが、当日相談もOKです。
私の時は女性スタッフさん1人とメイクさん1人が相談に乗ってくれました。
背景セットは確か画像があったかな?衣装はハンガーにかかっている現物から選びます。
(ここで言う背景というのは、小物とかも込みで作り込まれたセットのことです。もうひとつ壁に模様がかかれた背景があるのですが、こちらは着替え終わって自撮りの時に実物を見て決めます。)
ウィッグのイメージもざっくりお伝えしましたが、メイク後に本決めをしました。
インスタに照明の色を変えた写真もあったので、このセットでこの色の照明がいいですと言ってみたところ、衣装やウィッグの色決めもスムーズだったので希望があればここで言うのがオススメです。

メイク
着替えるときにファンデつかないか聞かれたので、着ていった服によっては着替えと順番が前後したりするのかもしれません。
衣装や背景から合ったメイクをしてくれます。
私はメイクの解像度低すぎて細かく注文はせずに全部お任せしましたが、言わなくても好みを汲んでくれていました。
男装の時は、私からかけはなれすぎない少しナチュラルなメイク、
妖精の時(白い可愛いドレスにちょっと薄いピンクのウィッグで激甘なチョイス)の時も甘くなりすぎない絶妙なメイクにしてくれて感謝です。
最強衣装の時は、まじでめちゃめちゃ強くしてくれました。最高!!

着替え
ブースの中で着替えた後に女性スタッフさんがサイズ合わせてくれます。
ブース内に箱があって、着替え前の服はその中に置きっぱなしで大丈夫でした。

メイク修正・ウィッグ
衣装・ウィッグと合わせた後にもメイクをさらにブラッシュアップしてくれるのですが、ここでも結構変わってメイクさんすごいな~ってなった。

自撮り
撮影用のスマホなどを持って、壁の背景の前で撮影出来ます。
壁は選ばせてもらえるのですが、結構たくさん種類があったと思います。
セットの背景と同様に衣装につき1つ選べます。
私はスマホで撮りましたが、カメラマンさんが照明を調整してくれるので、肌も綺麗に写ります。
あと、撮影ブース内に1人で撮らせてもらえるので、人目を気にせず思う存分撮れます!

こんな感じの壁で撮ります。

本撮影
カメラマンさんによる本撮影も、自撮りと同じ壁で行ったあと、最初に選んだセットに移動して撮影となります。

壁の方も、表情やポーズを指定してくれたりライティングを変えてくれたりして、自撮りと同じ場所で撮ったとは思えないほど素敵な仕上がりになっていました。
正直「模様のある壁(幅も狭め)」というだけなので、小物などもしっかりあるセット撮影ほど期待して無かったんですが、しっかり写真買いました。。
シンプルにメイクと衣装が映えて素敵だったのよ。

セットの方は、小物もたくさんあるので、こちらの指定でいろいろ撮り方を決めることも出来そうです。
が、私はそういうのよく分からないので全部お任せしました!!!
変身写真に来る時点で、わりと皆ガンガン注文出すタイプなのか、若干困らせたり気を遣わせたりしたかもしれませんが、的確にポーズや小物の配置や撮るアングルを決めて下さって大変有り難かったです。
自由度が高そうなので、ここもちゃんとシチュエーション決めていった方が楽しめる方もいそうですね。

緊張しすぎて最初は特にガチガチでしたが、カメラマンさんは優しいし、褒め方もさすがでした。
JJGならここでの褒められからも掘り下げられるかも。

大変だったのは、ポーズが地味にキツいのと、私はそもそも付け睫毛というものも初めてつけたので瞼の筋肉を人生で一番使ったかも知れないというくらい疲れた笑
(できあがり写真見て気づいたけど、目がぱっちり写るように、上目使いっぽくさせて付け睫毛による疑似二重瞼(?)を作ってくれてたらしい。いつもぼんやりした目をしてるので、そんなに目開かないよ~ってなってましたが、目開いてました、良かった)

写真決め
他はだいたいお任せ出来るので、お客さん側の一番の大仕事はここかもしれない。
マジで、、全部良いんですよね。。。
今回は3種類の衣装で、365枚撮って頂きました。特にこちらからポーズやシチュエーションを注文せずにこの数です。
しかも全部素晴らしいということは、カメラマンさんの側で多少絞り込んだ結果かもしれないのでもっとたくさん撮ってたのかも知れない。
(わかんないですけど。プロなので百発百中なのかもしれないですけど。)
こういうのって、たくさん撮ってくれるのって大事ですよね。

Lightroomという写真アプリを開いた状態のiPadを渡してくださって、こちらで★をつけながら整理して、買う写真を決めます。
行く前は、料金に含まれる8枚で十分でしょって思ってたのですが、普通に絞り込み無理でしたね。
断腸の思いで14枚に絞りました。
たくさん買うことを前提に行った方が良いです。

なお、現状では、1着コースだと2枚、2着コースだと4枚、3着コースだと8枚、4着コースだと12枚です。2着やるなら3着にしたほうが良いと思ったのはそれもある。
4着は個人的には体力的にキツいかも。。ポーズが地味にキツくて帰った時点で筋肉痛だったので。

選んだ写真の完成は約1ヶ月後です。
私はアルバム(紙で印刷)とCDに焼いたデータをお願いしましたが、アルバムなし・メール添付も選べました。

自問自答ファッション@変身写真館

と言うわけで、今回は異世界に行って自問自答してきましたが、現時点でのJJF的な感想です。
(写真は選ぶ時に見ただけなので、届いてからも書きたくなるかも知れません。)

実際に着た順で書いていきます。

着たい衣装

男装&書斎セット。かっこ良くて知的、女性要素はなしをイメージしました。
メイクはナチュラル寄り(宝塚風も出来たようですが、そうすると女性っぽさが増すので)。
髪もシルバー系に憧れつつも、自分に一番近そうな濃茶系の色でナチュラルな前髪ありショートにしました。
一番自分の髪色に近かった黒のは、前髪無しセンター分けで韓国の男性アイドルにいそうな雰囲気で素敵だけどちょっとイメージが違った。
リアルの私が目指す方向でもあるため、転生時に異世界の中では現実に近めの位置に設定して貰いました。

(他と比べれば薄いとは言え)プロに素敵にメイクしてもらって衣装とセットを揃えても、ずっとそわそわしてしまって、自分の中の「かっこいい」のハードルの高さに驚きます。
憧れ成分が強すぎるのだろうか。
あとウィッグも落ち着いてナチュラル系で知的になるかと思ったら、私がつけるとちょっとかわいい系になってしまったため(日本の男性アイドルにいそうな感じ)、難しいです。。
セットも相まって、謎解き(探偵)ドラマとかに出てきそうと言っていただきました。それは好きだから嬉しいです。
目標(コンセプト)は学者方面で、分厚い本も地球儀やカメラ等の小物もあったのでそうなっても良かったのだけど、、ならないね!なんで?

男装すると、子供(少年)っぽさや女子っぽさが出てしまう気がする。。
(最初の撮影で不慣れなのもあったけど)、笑うと特にそれが顕著だったので表情作るのも緊張した。真顔じゃ無いとかっこよくならなそうで。

できあがりの写真を見たところ、やっぱり表情が写ると理想じゃ無かったのですが、全身を写した雰囲気写真は私の目標(なりたい)に合っていてかっこよく写っていました!うれしい!
前の方でブーツ履きたかったなぁと書いたのはこれもあって。
足はあんまりちゃんと写せなかったんですよね。

こっち方面のかっこよさは難しい~。
「知的」も背景のセットが助けてくれただけな気がするし。
男装で可愛くなるのやめてほしいわ。。
↓ちなみにセットはこんな感じです、かっこいい!

と言うわけで、「かっこいい」を目指したところ、ほぼ「かわいい」のジャンルになってしまいました。
買った写真はかっこよかったので一旦はよしとします。
外見へのまっすぐのアプローチでこういう系の「かっこいい」になるのは難しい気がするので、もっと中身の問題と捉えて頑張った方が良いかも知れないですね。
実がもっと伴えば、態度が変わって顔つきでかっこよくなれるかもしれないし。今はとにかく自信なさ過ぎる。落ち着いて知的な人間になれ。
あと背が欲しい。身長を金で買う(※靴です。一見普通なのに背が盛れる)という手段もこの前見つけたのでやっぱ試着行きたいな。

メイクについては、眉毛が特に勉強になりました。ウィッグでこれがほぼ隠れたのが「可愛い」になった原因の1つの気もしています。
ベースは整えてもらったのでこれを保ちつつ書くのを練習するようにします。
アイメイクも特に横に大きく伸ばす感じでは無いのにキリッとさせられるアイラインとシャドーだったので普段の参考にしたいな~
リップも含め、色は自然なのしか使ってなかったです。それでも素敵になれたのは嬉しい。
宝塚系にしたら気分が違ってノリノリ撮影できたかも知れないけど、しなくて正解でした。

びっくり衣装

次は、白くて可憐なふわっとしたドレスに、薄いピンクの長い髪の森に住む妖精に転生しました(今更だけど何を言っているんだ…)
気持ち的に苦手な「可憐さ、清純さ、儚さ」があって、女性っぽい、かなり甘い方面を目指しました。びっくり試着なのでね!

イメコン的にも苦手です。
色素濃いタイプのブルベ冬だし、顔タイプも大人顔で、肩幅もあって鎖骨もごつい骨格ナチュラルなのもあり、「儚い」雰囲気にはまずなりません。
(ならなんで「かっこいい」にならないんだよ…とまた思ってしまった)
ただ「かわいい」は性格や、顔が強くないせいか、時々言われたりはします。
そんなかなり無理めの注文を、プロの手により一番近い状態に持って行ってもらいました。

さっきも書いたけど、「付け睫毛」自体が初体験だったのですが、あれって目をつぶって糊が乾くまで待たなきゃいけないんですね?(無知)
糊乾かす間に、他のメイクもウィッグも衣装の仕上げも全部やっていただいて、目を開けたら完成状態だったので、
今度こそ「寝て起きたら別人に生まれ変わってた」って感じですごかったです。

さっきの男装は、ちょっと自分の面影があるので自撮りを載せづらいのですが、これはもはや私ではないので参考写真載せます。

起きたらこうなってた

ここまで「自分」が消失するとは思ってなかったのでびっくりしました。まじで転生してる。
でも、メイクさんが私の好みを汲んで下さった結果、ふわふわ過ぎない意志のありそうな顔になってました(主に目と眉)。

で、意外なことがもう1つ。
もともとの男性っぽい要素(肩幅とか面長とか)にこの意志のありそうな顔が加わり、この可憐な装いと拮抗してギャップが働いたのか、男性っぽさが時折引き立つようになってしまった。。
(いや、いつもそっち目指しててなれないのに、なんでここでそうなる…?)
仮に普段のぼんやりした目だったら多分こうはならない。
なんか目と眉って大事なんですね。

とは言え、こんな格好なので、ポーズつける時は当然「かわいい」感じになります。
普段だったら普通に嫌なのですが、外見がここまで来ると大丈夫らしいです。(普段なら普通に嫌なのに敢えて人に写真撮って貰いに行く私ってどうなんだろうとは思うけど)
そして、カメラマンはプロなので上の違和感は写らないように撮ってくれます。
正直めっちゃ可愛かったです。

普段の威勢の良さ(女性性への拒否感)どこいった。。
とりあえずこの記事では拒否感の理由について「そのものが嫌い」「合理的でない」「社会的な文脈」をあげていましたが、
転生して後ろ2つが取っ払われれば別に嫌いじゃない(今までの数々の言動から言いづらいけど、、正直わりと好き)というのは発見です。
単純な好き嫌いでは無く、頭で考えた後に感情的になってたらしいですね。

もちろん現実世界で着れるかはまた別問題です。
正直、このときの自分を「自分」として認識してなかったと思うし。
結局自分には着せてない。うーん。

ちなみにカメラマンさん(男性)に一番褒められたのはこの衣装です。なるほど?

成果としては、拒否感の切り分けと、プロ写真の仕上がりがめちゃめちゃ可愛かったことです。普通にコスプレ楽しんでしまった。
(プロの仕上げた写真はもっとすごかったので、さっきの自撮りについてはいろいろ目をつぶって下さい)

最強の衣装

似合う(主にブルベ冬)も考慮しつつ、衣装・メイクのテイストとしても強くしてもらいました。
女性らしさは気持ちの苦手要素だけどこれも入れる。

メイクや写真で作り込んでもらえるとは言え、ベースの「似合う」を足すことでさらに強くなれるのでは無いか。とにかく最強にする!がテーマです。
背景は敢えてホワイトガーデンにして、衣装やメイクの強さとのコントラストをつけて強調することを目指しました。
事前準備でのイメージとしてはインスタのこの投稿で照明は白めにする感じ。結局かなり衣装は変わったのですが。

ここはスタッフさん、メイクさんにも似合いそうなのをチョイスしてもらって、衣装はシンプルにする代わりに、首元アクセサリーを華やかにしました。
ごつい鎖骨が目立ちすぎるのが和らいで美しくなったと思います。
(そういえば妖精の時も同じくいつのまにかアクセサリーで鎖骨カバーしてくれてました)
衣装的に、黒~シルバーグラデーションのストレートの髪にしたのですが、帽子を黒で存在感のあるものにして黒で締められました。
メイクも妖精と全然違いますよね。目元も口元もだいぶ変えてました。

これは上で当日の自撮りの写真として掲載したもの同じものですが、一応参考写真を貼ります。

どう見ても強い!!

最強の衣装を着た結果、「妖精」の時に問題となった肩幅とかの要素が「強い」で回収されて、全体としてあまりギャップがなかったので、単純に戦闘能力が高くなりました。

女性陣からは一番好評で、
メイクさんからは「ファイナルファンタジーとかの世界に出てくる強いキャラっぽい」と褒めてくれたし、
スタッフさんからは「かっこいいの似合いますね」というお言葉を頂きました。
嬉しすぎる~!私も今回はこれは一番好きかも!!
ホワイトガーデンにいたので多分氷魔法使うし、少なくとも最初は敵キャラな感じですね。
(ちなみにサロン萠さんのスペクトルカラー診断的には、私は寝返りキャラです)

というか「かっこいいの似合いますね」って言われとる~!!!
私の思う方向では無いけど。ほぼ初めて言われたのでは?

男装ではめちゃめちゃそわそわしてたんですが、
こちらルートでここまで作り込んでいただけると、
「(まぁ確かにいまの私は)、かっこいいでしょうとも」とすっと受け入れていました。
何度も言うが私じゃなくて、転生後の自分がそう思ったんですけどね!
気分良すぎて、自撮り写真も妖精の時より格段にキメ顔になっててちょっと面白い。

この衣装では、もともとは「きれい」方面(似合う=調和なので美しさになるはず)で最強を目指していましたが、強さがかなり出たので思った以上に「かっこいい」にもすることが出来ました。

現実世界で再現できるようなものではないから(ここまで変えないとこうはならない。逆に言えば顔が地味な分舞台メイクくらい濃くすれば可能と言うことは分かったけど。)、
強い女目指します!って方には行けないですけど、
妖精との比較でベースの似合う(メイクで変えづらいところ)も味方にするの大事だなと改めて。
分かってたけど「似合う」のしがらみはやっぱり強いね。

「強い」は自問自答ファッション教室のキーワード探しでは確か最後の方で外したのだけど、言われるとかなり気分が良い。
強くなりたいですね~。

今回のこれは「強い故のかっこよさ」ですね。
それも嬉しいけど、私が目指したいのは「知性と行動力によるかっこよさ」。内面と行動なので服の領域にしづらい。


すんごい長くなった上に、力尽きてあんまりまとまっていないですが、写真届いて第2弾書きたくなったらまた書きます~!
楽しかったです!!!

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