見出し画像

どうしても嫌いな人

2月8日 水曜日

今日は次男と図書館へ。

次男は絵本、わたしは気になっていたエッセイと小説を借りた。

益田ミリさんの『どうしても嫌いな人』を探していたけれど見つけられず、司書さんに聞いたら取ってきてくださった。
司書さんに本のタイトルを言うとき、とても小さな声になってしまった。このタイトルの破壊力が自分のなかで凄まじかったから。

帰宅して、ひと息つきながら、益田ミリさんの本を読んだ。

あぁ、いるいる、こんな人。と思ったり、
あぁ、あるある、こんなこと。と思ったり。
共感できるところばかりだった。

どうしても嫌いな人、かぁ。
ふと、先日のスーパーでの体験を思い出した。
閉店前の時間で、鶏肉や豚肉、牛肉に、半額シールが次々と貼られていた。半額シールが貼られた豚肉のパックを取ったら、そのすぐあと、隣にいた同年代くらいの女性が、わたしが手に取っているパックに手を伸ばし、わたしとその女性が同じパックを手にするかたちになった。わたしと目が合ったその女性は、『え?』と言って、わたしの手から豚肉のパックを取って、自身の買い物カゴに入れて去っていった。
ほんの数秒の出来事だったけど、あの、『え
?』に込められた(なんで手を離さないの?)という、なんだかめちゃくちゃ理不尽ないやなかんじはすぐに理解できた。
なんだかなぁという気持ちになり、わたしはあんなことは人にしたくないな、と思った。
こういうことをしてくる人は、どうしても好きになれないなとも思う。

いろんな人がいて、みんなそれぞれ違うのだから、合う合わないはあって当然だし、無理に好かれる必要も、好きになる必要もないなと思う。

だからこそ、わたしと良い感じで繋がってくれている人たちは大切にしたいし、その人にやさしくできる自分でいよう。

そんなことを感じた一冊だった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?