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気が付くこと、手を動かすこと、行動すること。

夫の海外赴任に伴い、2年という濃い時間をフランスで過ごしました。

その記憶。これからも続けていきたいフランスの習慣をつづります。

わが家のこどもたちは、公立の保育園と私立の保育園どちらにも通いました。渡仏した時期が学期の途中だったこともあり、希望する園に入ることができず待機している間に、公立保育園はすぐに入ることができたので学期の残り4カ月だけ、通いました。

毎日の送迎で教室の中を見ることができ、両園ともに、とても興味深い環境が整っていたのです。

ドレッサーがある

教室の中にドレッサーがあります。こども一人が鏡のまえに座り、自分の髪をとかしたりお化粧ごっこをしています。そのためのコンパクト、香水瓶、手鏡などおもちゃではなく大人が使った後の本物が用意してあります。大人が使っているものを使いたいこどもの気持ち、わかってる~。しかも香水はCHANEL №5…。

フランスの方々、本当にオシャレ。こどもの時から。

そういえばパパが香水つけてるのも自然だし、ビズ(親しい間柄で頬を合わせる行為※コロナ後は変わってしまいましたが)したときに、

「今日香りが違うね!とっても似合ってるよ。どこの香水?」

なんて会話もごく普通のことでした。日本では、なかなか夫婦以外の異性と頬を合わせる機会もなく…香りをまとう、そんなことからも選択する自由があるんですね。誰の目を気にすることなく、いや気にしているけどそれはネガティブな理由からでは無く。フランスの好きなところです。

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ということで、わが家もドレッサーコーナーを用意してみました。

玄関に置いていた鏡をこどもの高さに合わせてセット。ドレッサーを新調するわけでもなく、これから先にも如何ようにも変更できる。そんなインテイリア計画が私のスタイルです。

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朝起きると、鏡の前で自分で髪をときとき。私がやると嫌がって逃げていたのに…。「みて~つやつやだよ♡」と満足気なお顔。


トレイには、櫛、ヘアゴム、おもちゃの体温計を。体温を測ることが日常となっていることがこんなところにも。

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鏡は汚れがわかりやすいので、ついつい綺麗にしたくなるそうです。掃除道具は手のひらサイズに切ったスポンジ、小さめの布巾、調理用の小さなステンレスバットにセットして足もとに置いています。

鏡の効果はこんなことにも。

気づく→手を動かす→行動する。掃除道具の片づけまで終えて、この一連の作業を自分で完結することができるよう、日々こどもを観察しながら環境を整えていきたいな~と考えています。

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