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祝卒☆ザ・にっぽんのサラリーマン

いよいよ3月31日
何かの区切りを迎える方は多いのだろうなと思います。
学生さんは、すでに次のステージとの間で、わくわく、そわそわ、のほほん♡でしょうか。

社会人は、この日が区切りなもんで、特別な感じがします。

オットはついに今日で退職。
早期退職を決めて半年もなかったかな。この数日は、家でもずっと仕事をしていました。

「もう辞めるのになんでそんなに仕事してるん?」と聞くと

「俺にとって仕事ってパズルみたいなもんで、パズルがもうすぐ解けそうやから」とのこと。

パズルは完成したのでしょうか。
いつものように出かけて行きました。

彼がスーツを着て、生真面目な眼鏡をかけて、革靴履いて、PCが2台も入ったリュックを背負っている、34年間見て来た姿を見るのもこれが最後。
夜、仕事帰りに街なかで待ち合わせすることも、もうない。

都会の駅で待ち合わせると、中肉中背、白髪交じりの眼鏡をかけたスーツ姿の人が多すぎて、「見つけにくい!」と文句を言っていたくらい、「日本のサラリーマン」を地で行ってた人。

オットの「わかっちゃいるけどやめられない」事例(スーダラ節ご存じ?)
酔っぱらって電車で寝過ごしては、何度迎えに行ったことだろう。

★駅のベンチで眠り込んでいるおじさん、お兄さんたちの一人一人を確認しながら、「あ、違う、こっちも違う」と探し回ったり。。。

★寝てなかったら迎えに行ってもじっとしてなくて携帯で話しながら移動するから、どこ?何が見える?と追いかけて、「家と逆方向だよ!」と言うと、逆切れされて、「もう帰れ!」って言われたり。。。あれはサイテーだったねー😠

★深夜に帰宅して、トイレの便器とお友達。げーげーやってると思ったらそのまま寝てたり。。。子どもたちは、酔っぱらったらトイレで寝るんもんなんだと思っていた。

★酔っぱらったらお風呂に入るなというのに、入って必ず出てこない、何度声を掛けても出てこないし、このままだとお風呂で冷え切って死ぬんじゃないかと思うし、私は仕事だから寝たい、、、考えて、真冬に窓を開け放って、お風呂の栓を抜いたら、さすがに、お風呂から飛び出してきた(笑)(笑)(笑)うちのお風呂、寒いからね。

★酔っぱらったオットを後輩がタクシーで連れて帰ってくれた。後輩と自宅にいる私が電話で道を確認しながら無事ご帰還。家に着いてドアを開けて後ろを振り向き、後輩に「お前なんでおるん?帰れ」って、夜中の2時なのに~~~!!「ぼく、寮が西宮なんです」と後輩。「どうぞお泊りください」と私。。。朝、起きて来てもう一度、「なんであいつおるん?」

★子どもたちと寝ていたら、入れるはずのないベランダ側の窓をドンドン叩いて入れろと。朝になって、どうやってベランダに入って来たのか確認に外に出ると、玄関前の非常階段の手すりからベランダに飛び移った足跡、、、うちは8階で、下はコンクリートの吹き抜け、、、よく生きてたな。今朝のニュースになるところやったな、と私が冷ややかに言うと、現場を見てさすがに反省していた二日酔いの人でした。

オットに34年間お疲れ様の記事を書こうと思っていたのに、思い出すのは、飲んでまともに帰って来れなかったときのエピソードばかりだ。
この際だ、全部書いてやる~~~

★深夜に電話。オットが新人だったころからお世話になっていた先輩の奥様。「主人と一緒に飲んでて、タクシーで帰る途中で、kenくん吐いたみたいで、街中でタクシー降ろされたらしいけど、迎えに行ける?」
わたし「行けないです」(即答😅)
「じゃあ、私が迎えに行くね」すみません~~~~~
でも、絶対にあなたのご主人がうちのオットにめっちゃくちゃ飲ませたのは間違いないです。
そして、オットを乗せて来てくださったけど、今度は後部座席からオットを引っぺがすのに女性二人がかりでも動かない。
なんとかかんとか、玄関にオットを転がして、奥様をお見送りに出ると、、、なぜか、横の田んぼに脱輪😲💦
なんで脱輪する?と思いながら、寒い真夜中、JAFを待つ奥様に家に入ってと言うも、エンジン掛けたまま、ここで待つから大丈夫、と。
JAFが到着するまで、こっちも気が気じゃなくて、もう大変でした。
オットは、お迎えに行ってもらったことも何にも覚えてなくて、「なんでうちの前で脱輪しはったん?」と🤨

★深夜2時に「〇〇警察です。ご主人をお預かりしています。」との電話。とうとうそこまで行ったんかい、と、「はあ。。。」と返事すると、「大丈夫ですよ、何も悪いことはされたのではないですから」と、警察官。優しいですね。ちゃんと深夜の突然の警察からの電話に対する家族への配慮。「ご主人ですが、〇〇町のマンションの前で眠っておられるところを保護させていただいて、今、警察署のベンチで静かに寝ておられます」
「そうですか、大変申し訳ありません。」(あほか~~~!!)
「お迎えに来られますか?」
「いえ、遠いですし明日早朝から仕事なので無理です」(またも即答)
「分かりました。大丈夫ですよ。朝起きられたら事情をお話ししてお帰りいただきます。」と電話が切れた。
日本の警察は親切だ。。。そう思って、朝、出勤した私の携帯に娘からLINE。
「お父さん帰って来て、警察はええなぁ!タダやし、暖かいしって言うてたで」
もう、ホンマに、、、🤨 凝りひんヤツ。

もう、飲んで騒いで帰れなくて、、、のエピソードは数知れず。
いっくらでも語れます、わたし。

最初は毎回お迎えに行ってたんです。子どもたちを夜中置いて家を空けるなんて、昼間でもしない私に、夜迎えに行かせるなんて、ほんとどうよ。

途中からやめたんです。迎えに来てもらえると思うから、帰ってこれないんだと。

そしたら今度は、乗り過ごしてド田舎の終点まで行って、3時間かけて山道を歩いて帰って来たり、(クマが出そうやった。ホンマに真っ暗で怖かったそう、本人談)
終電で違う駅で降りて、タクシー代払うから来て、と言われても行かない、タクシーで帰って、と言うと、歩いて帰るというので、「歩いて帰らないで、その道、危ないから」と。帰って来た彼に「どうやって帰って来たの」と聞くと、「歩くなって言うから、走って帰って来た」、、、

もう、これくらいにしといたろ(小池メダカ風)

日本のサラリーマン業どっぷりの34年間、ほんまにご苦労様でした。

結局、お疲れさまは、私やわ😅

オットの名誉のために一応、ちゃんと仕事はしてたみたいです。
お給料が途絶えることはなかったから(笑)ご苦労さんでした❤

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