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夫婦の怒り玉の解消法(笑)

オットと過ごす時間が長くなった。
子どもたちが独立し、オットも私も退職して、これから立ち上げていく仕事も一緒にすることが多いから必然的に。

オットも私も、仕事や考え方や人生について話すのが好きなんだけど、
意見が違う時に、オットはなんだか「議論ぽく」なる。

議論ぽいというのは・・・
自分の意見がスッと受け入れられない時に、ちょっとヒートアップするというか、「自分が正論に決まってるやろ」的にイラっとしている感を出してくる。

私は40年も付き合っていて、それに負けていた。
負けているというのは、「もういいわ」と決裂していたってこと。
話し合いを諦めて放棄して来た。
なんだか、そうやって攻めの姿勢で来られると疲れるから。

最近、変わったのと思うのは、私が
「ちょっと待って。違う意見を一つの土俵に載せて、一緒にあれやこれやと検討して、最善のものを見つけて行ったらいいのに、なんでアツくなってるん?」と言えるようになったってこと。
「その言い方いやだ」ということをちゃんと言えるようになった。

私は、子どもとでも、職場でも、意見が違ったときこそ、相手が「なぜそう思うのか」を聞いてきた。相手には相手の理屈があるから、自分に都合がいいよなと思ったとしても、それでも「あなたから見ればそりゃその方がいいと思うよね」と共感ができる。
でもね、私はこう思うとか、周りはそうは見てくれないかも、どう思う?とこちらの都合や考えも伝えれば、話し合いはどちらかが説得することもなく、同じスタンスで話ができる。

多分、オットは、アツくなると土俵に上がっちゃうんだろうな。
土俵の上で、これは違う、とポイっと外へ捨てようとしたり、俺のが正しい、とかやっちゃう。
私は、話し合う時に、土俵に上げるのは「意見」で、相手と一緒に「自分」は土俵の外にいて、すべての意見を眺めてああかも、こうかも、と考えたいんだな。
その方が平和にみんなが納得がいく結果が出る。
誰も嫌な気分にならずに、ハッピーな結果が出るんだ~。
「じゃあ、どうすればいいかなあ」って持って行けば。

土俵に載せてからも、自分の意見推しをしていると、人の意見が聞けない。
だから、土俵の横で調整は必要。

今朝も意見の違う案件で、オットのイラっ🤨を感じたので、
「土俵上がってる上がってる!(笑)」って言ったら、「分かった」とトーンダウン成功😆

これからの長い人生で、オットと二人で生きていくのに、不穏なムードって嫌なんです。
私にとっては、時間は命に等しいから、命である時間を不機嫌な気持ちで過ごすのが一番の無駄。
不機嫌な時間は、命の無駄遣い
だから、絶対に嫌なんだと伝えました。

まあ、たまには仕方ないとしても、自分の不機嫌やイラっを載せたまま相手に何かを伝えるより、一瞬立ち止まって、深呼吸する。

イヤな気分のまま相手に何かを伝えても、伝わるわけない、ということを意識する。
この機嫌の悪さは自分の中のどこから来ているのか、意識してみる。

例えば、私の朝の一言が、オットの中でなんだか違和感で残って、それからイライラが始まったとする。
そんな時、帰宅したオットはどこかトゲトゲ感がある。
こんなことって日常よくあることだったんですが、そういう時こそ意識しようって話しました。

イライラの原因である、私の一言がなぜイライラを引き起こしたのか。
オット自身の中で、どんなふうに受け取ったからだ、前もそういうことがあった、自分はこういういい方されるのが嫌なんだ、ということを突き止めて、私に
「朝のこの一言が嫌だった。こういう言い方をされると、自分はこんな風に感じて、嫌な気分になる」と話してほしい。

私は私で、今までは、そう言われたら言われたで、「だって!!」とその時の私の言葉の理由の正当性を主張したり、「自分だってさあ!」と逆に言い返したりして、さらにムードが悪くなって、2,3日引きずって、ホントに時間の無駄をやらかしていた。

でも、私自身、
「なにより大事なのは、身近にいるオットと楽しい時間を過ごすことであって、自分の正当性を主張してオットに勝つことではない」
ときちんと言語化できたので、それ以来平穏な気持ちで、上のようなオットの言葉を受け止めて、
「じゃあ、なんで私はそう言ったのかな?別の言い方をするとしたらどういえばよかったのかな?」とオットの前で言葉にできるようになった。

それが、ひとつの土俵にお互いの違う意見や思いを載せるってことだと思っている。そこで、どっちが正しいではなくて、お互いに両方をきちんと見て、一緒に解決法を考えるってこと。

私は、朝、オットの何かの言動に対して「ん?」と思ったから、何かを言った。それにオットが反応した。それが発端かというと、もっと前に、私がそれを言う引き金があって、と続いているんだよな~。

大抵のことは、「言うほどの事でもない」「言ったらまた怒るよな」と、違和感に対して諦めて、それが自分の中に溜まって行って「怒り」になっていることに自分が気づけていないから。
「怒り玉」を自分の中に貯めているから、何かの時に出て来てはイラっ、イラっ、を繰り返して、自分も相手も嫌な気分にしてしまうんだな~って思う。

2人で楽しくのんきにアホになって生きていくのに、不機嫌は時間の無駄だから、ひとつひとつ、違和感を相手が受け取れる言葉にして土俵に上げて、解決していこうって伝えたら、「そやな」とのことでした。

子どもが出て行った後の夫婦って、大変なんですよね~。
うんうん、って人も多いと思います。みんなですよね。
それでもほとんどの人はなんらか折り合いを付けて生きていく。

私たちの場合って話ですが、だいぶ、時間(命)の無駄遣いは減ってきた気がします。

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