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私の前職について③

警察官になる前に働いていたお店は、キャバクラやガールズバーのような楽しくノリの良いお店ではなく、お酒を飲みながら会話を楽しむような落ち着いた雰囲気の場所でした。

客層は、社長や専務や有名な小説家など、社会では成功者と言われる年配のお客さん。

そのようなお客さんたちと、お店のカウンター越しで話したり食事に連れて行ってもらったりというのが主な仕事内容です。

そしてそんなお客さんと日々交流していてわかったことが一つあります。

それは、

「男の人は、何歳になってもお金持ちになっても根本は同じ」

ということ。

男の人は、いくつになってもどこか少年の心を持ちながら、女性には少なからず母性を求めながらも社会生活を送っているのではないかな。

家庭持ちでどんなに立派な肩書をもっていたとしても、若くて人懐っこい女の子(私より綺麗な子はいましたので)が近くに居れば、ころっと心奪われてしまう人が多くてびっくりしました。

まぁ、そういう人が出会いを求めて社交の場に出向くのでしょうが、そんな疑いの目で大人の男性を見続けていくと、社会人になってもお店のお客さんと同じじゃん!ってことは何度かあったものでした。


女の人もそういうことが好きな人を一人二人知っていますが、男の人よりも家族が自分の一部という考えが強いのかもしれません。

それも子供がいたら尚更で、そんな自分自身をも裏切るような行為は容易くはしない印象です。

だけど男女関係なく、いかに大事なものを大事にできる人かどうかは、その人の人生観によりけりです。

なぜ私が仕事を続けることを考えていたならば、同業者と結婚しなかったのかと聞かれたら、このような経緯で、大事なものをきちんと大事にできる人を選んだからであって、それがたまたま同業者の方ではなかったためです。

若い女の子は、若いというだけで世間全体からは貴重な存在です。

特に意識してアプローチなんてのをしなくても、チヤホヤされるのが若いいっときの貴重な時期。

だからこそ、社会に出るとそれを狙ったワナが仕掛けられていますので、気を付けてくださいと、後輩たちには伝えたいですし、奥さんたちも目を光らせておかないといけないですよ…。

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