多様化されていく社会の中で(つぶやき)

自分の子供が警察官であるというのは、親としては誇りなようです。

私も同級生のお母さんや近所の人に言い触らされ、噂もすぐに広がって、周りの人はなぜか皆知っていました。

この前元担任の先生にばったり会った時も「聞いたよ、警察官になったんでしょう」と言われる始末。

もう辞めていますと言って今の仕事を説明しても、ピンと来ていないようでした。

公務員の肩書の強さを感じましたよ。


私の頃は就職氷河期だったこともあり、肩書のある就職先に就けたことが、よりマウントを取れるものだったのでしょうね。

同級生は未だにニートの子が居たりして、世の中で二極化が進んでいることを感じています。

もうアラフォーですが、同級生の3分の1くらいの子が結婚できていない状況です。

きちんとした職があり、結婚ができて子供がいるということが、スタンダードではない社会になっているようですね。


多様化する社会で、一昔前のスタンダードを押し付けることは、時代錯誤なのかもしれません。

親世代の価値観として、警察官となったことは大いに自慢できることなのでしょう。

しかし、蓋を開けて見たら激務で身体を酷使しながらストレスフルな職場。

制限されるプライベートに、突発事案対応で家族の時間さえも思うように取れない日々。

何が幸せなのかということが一人ひとり違って多様性が尊重されていく中で、公務員としての価値の高さは少しずつ薄れていっているようにも思います。

それでも警察官になって人生を賭けていきたい!という人が居るならば、私は応援したいし、今も国民のために働いてくれている警察官を見ると、凄く立派だなぁと思います。

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