警察学校の公衆電話

警察学校の校則では「家族等への電話連絡は公衆電話を使用すること。ただし、台数に限りがあるため1人の使用時間を5分以内とし、長時間の使用は控えること。」と決められています。

私が居た警察学校では、男子寮に2台、女子寮に1台のみでした。

そのため、最初の頃は公衆電話の前に長蛇の列が出来、お互い気を遣いながら利用していました。

たとえ5分以内でも、声を聞いただけで安心できる人が居るということは、心の支えなのですよね。

電話をする相手のスマホには、「公衆電話」「非通知」などと表示されて不審がられるので、事前にそういった電話をするかもしれないことは伝えておきましょう(笑)


だけど警察学校生活に慣れてくると、だんだんと愚痴や不満は同期と共有してストレスを発散できるようになってくるので、公衆電話の出番はなくなっていきます。

絶対に毎日使いたい!と思っていたのが、たまに気分転換でいいかな、という風になりますよ。

私たちも経験済みの、卒業後に中学校が離れた地元の子と集まってしょっちゅう話すのはせいぜい夏休み前くらいまでで、後は高校の友達との時間を優先していくのと同じような現象ですね。

息子も、「保育園の友達と離れるのが寂しい、みんなと遊びたい」なんて言いながらも、1週間もすれば新しい小学校の友達と学童で遊び回っています。

慣れ親しんだ保育園に行けないことで、親は寂しいんですけどね。

若ければ若いほど、より柔軟にできてるなぁと思うこの頃です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?