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警察官に向かない性格

意外に思われるかもしれませんが、警察官にも元ヤンの方がいます。

そういった方は、私服が派手だったり、男性なのにピアスの穴が開いていたり、なかなか独特の雰囲気があります。

「あの人は元ヤンだ」という噂はすぐに入って来ますが、それに驚くような感じはなく、あぁあの人ならそうだろうな、と納得します。

少年時代に「うるせーポリ公」などと歯向かっていた話なども聞くと、特に本人も隠した様子はありませんでした。

逆に女性警察官の元ヤンが採用されるかというのは、また別の問題があるので私は難しいとは思いますが、水商売くらいだったらやっている人は実はいたりいなかったり..(ここは本人がそこまで口外しないと思いますが、居るにはいました)
今の時代に高卒で、しかも公務員として就職口となれる警察官は、元ヤンにとっても試験に受かればなれる職業の一つです。特に男性警察官は、健康な身体とそこそこの知能、度胸があれば合格してしまうと話もあったりしますね。

さて前置きが長くなりましたが、警察官に向いていない性格として私が挙げるのが、「人の目を気にしすぎる」という人。

私たち警察官は、市民から常に見られている存在だと、警察学校で再三言われ続けてきました。

更に今はSNSがあり、行動や言動がネット上に残ることもあるという恐ろしさもついて回ります。

世間の目は厳しく、少しの失態も許してはいけないという雰囲気があるように思えます。

だからこそ若い皆さんは、きちんとしなければならない、ということを叩き込まれていくことでしょう。


しかし、それは考え方の一つであって、そんな世間の目もあるのだな、という程度に頭の片隅に置いておくに留めておきましょう。

なぜなら、そればかりだと自滅してしまうからです。

いつもいつも周りの目を気にしながら勤務していたのでは、心身ともに疲弊していまい、ただでさえストレス過多な職場で自滅してしまいます。

現に、やる気がある子でも、人の目を気にしすぎる性格から、辞職していく何人かの後輩の姿を見てきました。

頑張り屋でとてもいい子たちばかりでした。

何れも、「仕事が自分に合わない」、「しんどい」、という理由です。


周りの目を気にしすぎないで勤務すること。

それは権力を使って横柄な態度を取っていいというわけではなく、今やるべき勤務を全うしてください、という意味です。

警察官は法律に守られていて、法律の範囲内で仕事ができます。

法律の知識を身につける前提とはなりますが、悪いことをしているわけではなく、むしろ法律に則って動いているわけだから、割り切って堂々と勤務をしましょう!



そんな視点で考えたら、元ヤンとして人の目を気にせずゴーイングマイウェイ路線で若者時代を送って来た人は強みになるのです。

だからこそ採用担当も、黒髪にしようが隠しようのない元ヤンの雰囲気な受験生を採用しているのだと思います。

将来的には暴力団と対峙しなければならない警察官も必要なため、そこは人材として採用するのでしょう。


元ヤンでさえ採用されている、というのが、筆記試験はさておき面接でのヒントになるかもしれませんよ。


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