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NGC5044 銀河群 おとめ座 2023-03-01-00-01

NGC5044 Group of Galaxies 2023-03-01-00-01

東京某所、ベランダより電子観望
MACSY60, Ceres-C, AZ-GTi, SharpCap 4.0, SynScanPro 1.19.20, Siril 1.2.0-b2
2023-03-01 00:01~00:53, Gain: 400, Exposure: 3.2s stacks: 3120sec
11.90等級 RA/DEC: 13h15m25.26s/-16°23'16.0'' (steralium)

すこしずつ暖かくなってきた頃合い、電子観望に取り組む身として目指すべき、星団と星雲でいっぱいの一枚を撮るべく、画角に収まるサイズに密集している対象を見つけて撮影開始。おとめ座とうみへび座の間、NGC5044 銀河群と呼ばれる領域を、約一時間かけてスタックしてみました。
中心となる NGC5044 から数分角円内に複数の星団・星雲がいくつも密集しています。この NGC5044 に由来する高温のガスが、広い範囲を包みこんでおり、グループを形成しているということです。今回、範囲に入りませんでしたが、すぐ近くにある NGC5054 がかつて近くを横切り、周辺の星団・星雲に影響を及ぼしたのではないかと言われています。

WCS Information (Siril)

中心の NGC5044 はほどよく炙り出せています。周辺にある14等級レベルの5つの銀河もうまく収めたかったのですが、中心は識別できるものの、紡錘形の周辺光まではやはり厳しく、画像処理でも光害とノイズを切り分けるのが困難でした。南側にある NGC5047 は、経緯台の撮影軸の回転外にぶれてしまい、しっかりと収めることができませんでした。撮影技術を高めて、改めて多数の星団・星雲を炙り出したいと思います。

試行錯誤その1
SharpCap スタック画像

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