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NGC2244 Rosette Nebula ばら星雲 いっかくじゅう座 2024-01-31-01-55

NGC2244 Rosette Nebula 2024-01-31-01-55

東京某所、ベランダより電子観望
MACSY60, Neptune-C-II, AZ-GTi, SKYMEMO S/SW, SharpCap 4.0, SynScanPro 1.19.20, Siril 1.2.1
2023-12-30 ~ 2024-01-31, Gain: 95, Exposure: 180.0s stacks: 50760sec
4.8等級 RA/DEC(J2000.0): 6h31m56.04s/+4°56'26.2'' (steralium)

 長時間撮影に取り組みはじめて、更新が滞りがちな昨今ですが、撮影自体は頻繁にしているので、なかなか歯痒いところです。
 ばら星雲は1年前にも掲載していますが、新しい取り組みで、どこまで炙り出せるか挑戦です。年末から1月にかけて、晴れのタイミングは必ずベランダ正面にフォーカス。約8日分、計14時間分から、260枚ほどを重ね合わせ、RGBをS2、Ha、O3の輝線に見立てたハッブルパレット風に、疑似カラー合成してみました。

WCS Information (Siril)

 NGC2244は、ばら星雲の中心部分に位置する散開星団で、中央付近の超高熱の恒星群が、周囲に多量の放射線と恒星風をまき散らしています。星団の周囲に広がる淡い水素のガスが電離して赤く輝き、全体としてバラのように広がる姿が特徴です。画像加工で、かなりレベル補正しているのと、彩度を強く伸ばしているため、実際に見える色とはかなり異なっています。中心の空洞周辺には活動が活発なO3の青色の領域と、さらにその周囲に広がる金色の領域、画角からははみ出てしまいますが、さらにバラの花弁にあたる周囲のHaの赤色の領域を区別して見ることができます。

 さらに時間を重ねれば、より奥行のある画像が得られるのですが、他の対象もいろいろ撮ってみたいので、しばらくは12時間分くらいを撮りためる感じで取り組んでいこうと思います。

試行錯誤その1
SharpCap スタック画像(2024-01-31 2H)

NGC2238 Rosette Nebula ばら星雲 いっかくじゅう座 2022-12-04-02-41
NGC2244 Rosette Nebula ばら星雲 いっかくじゅう座 2024-01-31-01-55


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