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NGC1788 Cosmic Bat Nebula 2023-12-29-22-18

NGC1788 Cosmic Bat Nebula 2023-12-29-22-18

東京某所、ベランダより電子観望
MACSY60, Neptune-C-II, AZ-GTi, SKYMEMO S/SW, SharpCap 4.0, SynScanPro 1.19.20, Siril 1.2.0
2023-12-29 ~ 2024-01-16, Gain: 95, Exposure: 180.0s stacks: 70920sec
10.11等級 RA/DEC(J2000.0): 5h06m55.03s/-3°20'36.1'' (steralium)

 長時間撮影が基準になると、基本的に撮影可能な日は撮影するので、データは増えるのですが、一枚の完成に時間がかかり、更新が滞りがちになってしまいます。また、光害の影響でより多く時間をかける必要があります。
 今回の対象は、オリオン座とエリダヌス座が隣り合うあたり、大きさ的・明るさ的にもあまり目立たない反射星雲ですが、オリオン座付近を背景とするオリオン・アソシエーションと呼ばれる領域に属しており、中心では新しい恒星の生成が活発に行われているようです。

WCS Information (Siril)

 年末年始を挟んで、1月の深夜21時頃から1~2時間程度、10日分、約20時間分、約400枚の撮像から、精度の良い約300枚を重ねました。ハッブルパレットのテクニックを参考に、赤色と青色を分離して画像処理しました。細かく色調整して、やや強調しすぎな感もありますが、星雲中心付近の反射星雲の青色を出すことができています。
 実際には、反射星雲の左側の上下に広がるHII領域の赤色と、右側に伸びる暗黒星雲の淡い色合いまでは炙り出せておらず、さらに倍以上の時間をかける必要がありそうです。

試行錯誤その1

 オリオン・アソシエーションの領域は明るい恒星も多く、他にもいろいろと興味深い対象があるので、この冬の時期は、できるだけあちこち撮っていきたいと思います。

SharpCap スタック画像(2024-01-09 2H)


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