気にしいで優柔不断な小心者の話。

誰かに放った一言で、家に帰ってから大反省会。

ごめんなさいと謝りたくなるものの、私の一言なんかまったく気にしていなくて、謝ったことで不快にさせてしまうのではないかという不安。

仮に謝らなかったとして、あんな事言っておいて謝りもしないなんてムカつくと思われていのではないかという不安。

仮に謝ったとして、そんな事気にしてるやつ面倒くさいと思われるのではないかという不安。

仮に謝らなかったとして、言葉すら選べないやつだと軽蔑されているのではないかという不安。

どっちを考えたって私は面倒くさい人間で。

どっちに転んだって私に平和はないのです。

そして次の日、いつもと変わらない様子で接してくれるあなたを見て、あなたを疑ってしまった事を後悔するのです。

そして始まる自己嫌悪。

どうしてこんなに良くしてくれるあなたを信じられないのでしょう。

どうしてこんなに一緒にいるはずのあなたに怖さを覚えるのでしょう。

いつかあなたを信じられるのでしょうか。

いつかあなたが怖くなくなるのでしょうか。


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