夢二カカオ

一人でベルギーチョコ会してみた

今回はベルギーにチョコレート旅されていたかおるさんに頂いた貴重なチョコ達で、一人チョコ会をしてみました!

まずは、かおるさん激推しのBenoit Nihant。

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・RIO DULCE グアテマラ
華やかでスッキリ、黄昏時を思い出す淡くほのかな酸味。ハチミツやハーブ、青く生い茂った草々が浮かびます。上品で落ち着いたテイスト。驚異的になめらかな舌触り。

・FINCA ORQUIDA ベネズエラ
カシューナッツやココナッツ、淡白ながらもたっぷりとした旨味。ナッツの殻を思わせる香ばしい匂いも。時折、若い木の枝が顔を覗かせます。

・LAJEDO DU OURO ブラジル
清らかな酸味と渋味。新鮮で瑞々しいプルーンをまるごと1つ齧っているよう。透き通るように美しいのに、とても力強い。これほどまでに凛としたチョコレートは初めて。心に響く味わいです。

・100% DE CACAO マダガスカル
ハードタイプのチーズのような重厚クリーミーな旨味。赤紫の実を思わせる酸味がじんわり。苦味は潔くスルっと引いていきます。荒々しい中にも気品、微かに古い木も香るダンディーな100%。食感はもったり重く、粉感も感じます。

続いてZOTOとPassion chocolatのシングルオリジン。

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・ZOTO NICARAGUA ニカラグア
セクシーな渋味と、くっきりとした酸味が印象的。濃い目のブドウとクリームチーズ。ほんのり粉感の残るテクスチャ。

・Passion chocolat VENEDUERA ベネズエラ
とてもミルキー!ほんのりとブルーチーズ風味。カシューナッツ、ピスタチオの殻のようなナッティーな香り。さらさらゆっくり溶けます。

お次はchocolate lineのチョコレート達。

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・GUATEMARA グアテマラ
チェダーチーズのような濃厚な旨味、わずかに塩味も。香ばしい苦味が食欲をそそります。絹のようにうっとり滑らかな食感です。

・chocolate pills
こいつ...青いぞ...!塩気を纏ったホワイトチョココーティング、中は滑らかなミルクチョコ、時々さくさく食感のキャラメリゼされたカカオの粒々が現れます。

最後は Chocolatier M のフレーバー系を2種!

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・UMAMI & SESAMI
キリッとした苦味と旨味のあるチョコの中には、甘じょっぱいみたらし餡と、半生のごまペーストのような物質が...!和菓子感満載の一品。

・CRUNCHY COCOA
ほろ苦でシナモン香るスパイシーなチョコ。砂糖の粒を纏ったカカオニブがごろごろと。安心の甘さと、ピリっとくる苦味で脳がリフレッシュ!

どのチョコレートも個性的で、香りも食感もさまざま。
特にシングルオリジンはブランドや豆によって味わいが大きく異なります。
ベルギーには、まだまだ日本人の知らないお宝チョコ達があるに違いない!そう確信しました。

なお、この一人チョコ会は午前4時に自宅にて2時間ほどかけて開催されたものです。

一人チョコ会の良いところは...
・体調が万全な状態で望める。
・早朝でも深夜でも思い立ったらすぐできる、しかも時間の許す限り。
・周囲に気兼ねなく集中できる(部屋を暗くしたり無音状態を管理できる)

一人チョコ会をしていて物足りないところは...
・喜びや驚きを同時共有できない。
・一人作業なので、どうしても味の感想や表現が偏り視野が広がりにくい。
・自分の解釈がこれで良かったのか...と時々不安になる。

かおるさんの同じチョコの感想をご覧いただければ分かると思いますが、味覚も表現方法も人それぞれ。似た味を感じても出てくる言葉が違ったり、受け取りやすい香りや味も千差万別。誰かと顔を突き合わせて表情や声色を感じながら食べ物を共有するという行為は、驚くほど得られる情報が多いのではと思ったり。

一人で悦に浸りながら好きなように食べるもよし、チョコ仲間と意見を交換するもよし。両方しながら経験を深めていくと、チョコはより楽しくなるのでは、と妄想しております。

かおるさんは、過疎地ブログに壁打ち激突していた自分がやっとこさ始めたTwitterで、初期の頃から仲良くさせて頂いております。なんとなく思考回路が似ているな...からの、抜群に面白い方だな、繊細で真摯なお人柄に痺れるな、と思っているうちにもう3年くらい経ったでしょうか。実はまだお会いしたことがありません。昔から見知った人みたいに好き勝手に話しかけてますが...笑。いつかリアルチョコ会しましょうね!このたびは、貴重なチョコ達、本当にありがとうございました!!

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